ジャムにバター、チーズやパテなど、パンのおいしさを何倍にも引き出してくれる「パンのお供」たち。パンの脇役である彼らですが、奥深さは未知数! こだわりの「パンのお供」を味わうと、あまりのおいしさにあと戻りできなくなってしまうほど。
ちょっと高級だけど、その価値は価格以上。特別な「パンのお供」をお取り寄せして、パンのある食卓を豊かに演出してみませんか。フードコーディネーターのよしもとこゆきさんが出合った、いちおしの商品をご紹介します。
「パンにつけるもの」といったら、オリーブオイルにジャム、魅力的なスプレッドは数あれど、やはり欠かせないのは「バター」ではないでしょうか。
国産バターの供給不足が話題となる中、酪農国・フランスの高級バターに注目が集まっています。今回はそんなフランス産バターの中でも、特にファンが多いといわれている「ボルディエ」のバターをご紹介します。
スペシャルな味わいの虜に。「ボルディエ フレッシュバター海藻入り」
バターを特産品とするフランス・ブルターニュ地方。中でも最高品質のバターとして有名なのが、ジャン・イヴ・ボルディエ氏によって手作りされた「ボルディエ」の発酵バター。世界各国の一流レストランがテーブルバターとして採用していることでも知られ、風味豊かな味わいで世界中のグルマンたちを虜にしています。
日本で作られるバターのほとんどはプレーンタイプですが、フランスではフレーバータイプのバターが多く、ボルディエも例外ではありません。特におすすめなのは、こちらの「海藻入り」のバター。海藻は日本人にとってなじみ深い食材ですが、まさかバターと合わせるなんて! フランスでも斬新な組み合わせだったようですが、発売されるやいなや、たちまちボルディエの人気商品に。
まずはバターだけをそのままひと口味わってみましょう。最初に感じるのは、ミルクの豊かな甘み。舌の上でじわっと溶けてくると、次第に磯の香りが広がってきます。まろやかな乳の味わいと海藻の塩気が絶妙なマッチング! 「なるほど」と唸ってしまう、見事な組み合わせです。
食パンに、バゲットに。パンのおいしさを引き立てる「ボルディエ」の魔法
いつもの食パンも、海藻バターを塗るだけで特別なよそおいに。発酵バター特有のミルキーな香りと海藻の塩気が加わり、「あれ、食パンってこんなにおいしかったっけ?」と驚くほど、パンの魅力を引き立ててくれます。ついつい、あと1枚……と追加でトーストしてしまいそう。
シンプルなバゲットなら、バターの味わいをよりはっきりと感じられます。海の香りのバターは、白ワインとの相性も抜群。特別なおつまみがなくたって、海藻バターを塗ったバゲットさえあれば、心地よくワインに酔いしれることができます。
料理の味付けにも活躍。「ボルディエ 海藻バター」の味わいを試してみて!
もちろん、パンに塗るだけでなく料理にも海藻バターは大活躍。卵料理やパスタ、ゆでた魚介と合わせるだけで、料理に豊かな風味を添えてくれます。
シンプルなオムレツも、海藻バターを加えるだけでレストランで食べるような洗練された1品に。まったりとした卵のこくに、さわやかな潮風が吹き込むよう。
ボルディエのバターは店頭ではあまり見かけないレアな存在ですが、お取り寄せなら手軽に入手可能。フランスから空輸されたフレッシュなバターが自宅に届きます。いつもの食卓を、特別な時間に変えてくれる「パンのお供」を、試してみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
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- WRITING :
- よしもとこゆき