派手すぎないのに存在感がある、美しい光を放つ「能作の錫の器」

1916年に創業した能作は、富山県で鋳造技術を用いた仏具メーカーとして誕生。独自で開発したシリコーン型を使用した鋳造方法により、日本伝統の鋳物をモダンにアレンジ。ローズやダリアなど自然のモチーフからインスピレーションを受けた器は、繊細ながら存在感も抜群です。能作の錫の器「KAGO-ダリア」【縦21.5×横21.5×厚さ0.2cm】¥8,000(税抜)

「表参道にあるギャラリーで初めて触れたとき、そのあまりのやわらかさに驚きました。通常錫を使用した製品は、硬度をもたせるため、ほかの金属を混ぜていますが、能作の商品は純度100%の錫で仕上げられているから、とてもやわらかく、手で簡単に曲げることができるのです」と語るのは、ファッション・ディレクターの萩原輝美さん。

上から/「KAGO-ローズ」【縦10.4×横12×厚さ0.2cm】¥3,500・「KAGO-ダリア」【縦21.5×横21.5×厚さ0.2cm】¥8,000(税抜)

「なかでも『KAGO』シリーズは、ペタッとフラットに伸ばした状態でコースターとして使ったり、高さを出して器として使用するのはもちろんですが、逆さにして花器の底に置けば、剣山代わりにもなるので、お花を生けるときに活躍しています。平らになるから、収納時に場所をとらないのも便利。4年前に購入して以来、ワインを置ける大きめのものから、剣山になるミニサイズまで、用途に合わせて愛用しています」

自在に変化を遂げる「KAGO」シリーズの魅力

錫のやわらかさを利用してフルーツトレイなど好みの形の器に変えられます。きらりと鈍く光を反射させる錫は、落ち着きがありながらも華やかな印象に。
たくさんの花びらがあしらわれた、ダリアの花をモチーフにした『KAGOダリア』は、平たい形の状態で敷物として使用することも可能。置くだけでインテリア小物としての存在感を発揮してくれます。

フレキシブルに形を変化させることのできる、能作の「KAGO」シリーズは、使い方も自由自在。自分らしい感性でアレンジできるので、近しい人へのプレゼントに贈るのもよさそうです。

問い合わせ先

この記事の執筆者
TEXT :
萩原輝美さん ファッションディレクター
BY :
『Precious9月号』小学館、2018年
毎シーズン、ロンドン、ミラノ、パリなど世界のオートクチュール、プレタポルテ、デザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように楽しんでいる。 好きなもの:服、女性、黒、パリの灰色の空、映画『男と女のいる舗道』、エゴン・シーレ、インドの沈む夕日、馬、「ウエスト」のシュークリーム、チューリップ、朝寝坊、あんみつ、SEALDs、しじゅうから、「やす幸」のおでん
PHOTO :
小池紀行(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
小林 綾、小林桐子(Precious)
RECONSTRUCT :
石原あや乃