「玉子がひとつしかないから、じゃんけんね」。これぞスナックの醍醐味

『スナック 明日葉』に向かう二人

『すなっく らくがき』を出て、今宵最後の『スナック 明日葉』に赴く。よくスナックはママの部屋と言われるが、ここもそんな雰囲気が色濃く出ている。

カウンターもスツールも使い込まれていて、頼もしい

年季の入ったカウンターに、真紅のベロアのスツールが8席。バックバーにはたくさんの食器が並び、奥に見えるモニターではTVを見ることもできる。これだけでも家っぽいのだが、カウンターには昌子ママ曰く「大衆食堂ではなく、スナックだから。目にも楽しいものを置かないとね」という愛らしい小物が並ぶ。

どこか昭和な香りがする、乙女チックな装飾物

それでは乾杯といこう。前川さんはハイボール、ビール党の山本さんは、ここでもビールだ。

ビールはシャンパングラスに注がれる

小腹が空いたな、と考えていたら二人も同じだったらしい。昌子ママに何か食べるものがないか、尋ねると今日はお手製のおでんがあるとのこと。さっそくお願いすると温めながら「玉子が人数分ないから、じゃんけんして」と言う。小さい頃、似たようなことを言われたことがあるな、と思いつつ、最初はグー。

じゃんけんは、山本さんの勝ち

酔いも回って陽気になっていたせいか、じゃんけんで盛り上がる。これは昌子ママの術中にはまっているのか。そんなことを考えているうちに、おでんが到着。

箸を包む和紙も昌子ママが巻いているという。

しっかりと出汁がきいたおでんは、まさに家庭の味。料理は毎日何かしら作っているとのことで、小腹を空かせて訪れても安心だ。

装飾にママの色が強く感じられる理由とは?

おでんを食べ終えたほろ酔いの山本さんは、さっそくカラオケタイムへ。90年代後半に高校生活を送った世代のため、当時流行したくるりやglobeの曲を選曲。

歌っていない方が盛り上げる、コンビネーションの良さ

盛り上がっているところ、申し訳ないが小用に立つ。こういうビルは共同トイレのことが多いが、五反田ヒルズには各店舗にある。そういえば、先の2軒も『スナック 明日葉』も店の作りがよく似ている。基本的なレイアウトが同じだからこそ、ママたちは好きなものを飾り、自分好みの部屋にしていくのだろうな。

バックバーにはボトルキープされたウイスキーのほか、花も飾られている

そういえば、なぜ今になって五反田ヒルズの人気が高まっているのだろうか。後編ではそんな質問を昌子ママにぶつけてみよう。

【スナック 明日葉】

問い合わせ先

  • スナック 明日葉
    住所:東京都品川区西五反田1-9-3 五反田ヒルズ1F 17号
    営業時間:19:00〜24:00(深夜まで営業する場合もあり)
    定休日:日曜・祝日(予約すれば祝日でも営業可能) メニュー:瓶ビール1,000円、ウーロンハイ600円、レモンサワー600円、ウイスキーボトルキープ3,000円〜、焼酎ボトルキープ3,000円〜、セット料金4,000円(カラオケ歌い放題、お通しや乾きものなど4品付き)

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この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。
PHOTO :
黒岩あみ