いくつになっても、学びは人生を豊かにしてくれるもの。すでにキャリアを確立した大人の女性の間でも、新たな知識や教養を身に付けるための学校や講座が人気です。

ジュエリーの世界がもっと身近に!世界中で人気の学校が日本にカムバック

「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」を受講するロボットクリエイターの高橋智隆さん
「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」を受講するロボットクリエイターの高橋智隆さん

今回ご紹介する「レコール ジュエリーと宝飾芸術の学校」(以下、レコール)は、2012年にパリのヴァンドーム広場に創設され、一般の人に向けてジュエリーと宝飾芸術の基礎を教える世界で初めての学校です。

名門ジュエリーメゾンであるヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)が支援していることでも知られています。

通年はパリ本校で講義を提供していますが、過去には東京や香港、ニューヨーク、ドバイなどで特別講座を開講。老舗ジュエラーの現役の宝飾職人やデザイナー、宝石鑑定士などが来日し、贅沢な環境で十分な学びを得られるとあって、どれも大好評を博しました。

その人気講座が2019年2月23日(土)~3月8日(金)の期間中、日本にて再び開講。特別な14日間の全貌は、公式ウェブサイトにて公開されています。プログラムの確認や申し込みはすべて、この公式サイトから行うことができます。

今をときめくロボットクリエイター、高橋智隆さんも「レコール」を受講

「レコール」開校に先駆け、気鋭のロボットクリエイター、高橋智隆さんもパリ本校で講義を体験! 最先端の技術で未来を創造する高橋さんが、伝統的なジュエリーの世界を学ぶことで、作り手としての「ジュエリー職人」と「ロボットクリエイター」の共通点を見出していく様子が、動画になって公開されました。

 

高橋さんは当初、「レコール」について職人を育成する専門学校のようなイメージを持っていましたが、実際に体験してみて、「ジュエリーを好きなファンがその歴史を学び、それが生み出される過程を体験して、ジュエリーのことをもっと好きになる場」ということを感じたとか。

動画内には、高橋さんが開発した人形ロボット「ロボホン(RoBoHoN)」も登場。ロボホンの胸の中に手作業でハート型のクリスタルを埋め込むことにより、ロボットに新たな命の息吹を吹き込むシーンも描かれています。

「レコール」を受講する高橋さん。 【※注:いただいた画像そのまま使用していますが、画像の合わせがズレているようです。これでよいのでしょうか?】
「レコール」を受講する高橋さん。 【※注:いただいた画像そのまま使用していますが、画像の合わせがズレているようです。これでよいのでしょうか?】

ジュエリーがもっと好きになる! 魅力的な3つの展覧会も同時開催

「レコール」と同時期に、ジュエリーに関する3つの展覧会も開催されます。ジュエリーの魅力を3つの角度から掘り下げた、美しいものが好きな人には必見の内容となっています。

■展覧会その1:タヴェルニエのダイヤモンドを巡る冒険~ムガル帝国から太陽王へ~」

かつてルイ14世が所有し、現在では行方がわからなくなっている20石のダイヤモンド。この展覧会では、パリ 国立自然史博物館とレコールが研究調査を重ね、最先端技術と熟練の職人の手仕事によって現代に甦った、この20石のレプリカがお目見え。

冒険家かつ商人であったタヴェルニエが1668年、インドのムガル帝国から持ち帰りルイ14世に売却した数千ものダイヤモンドのうち、特に素晴らしい20石がどんなものであったのか、目にするチャンスです。

■展覧会その2:「ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ~《自然の痕跡》」

画家バルテュスと日本人の母の元に生まれ、ヨーロッパを拠点に数多くのハイジュエラーにおいて作品を手掛けるジュエリーデザイナー、ハルミ・クロソフスカ・ド・ローラ。世界初公開の新作を含む、その創造性に満ちた作品も展示されます。

彼女のコレクションが日本で大規模に展示されるのは、初めてのこと。ゴールドや黒檀、牛の角、ファイアオパール、ダイヤモンドやサファイアなど、多様な素材を巧みに組み合わせて制作された、創造性あふれる動物たちの姿を堪能することができるのです。

■展覧会その3:「Through the Eyes of a Connoisseur~ある愛好家の目線」

世界各国を旅する「レコール」が、その土地の著名なジュエリー愛好家や専門家によるプライベート コレクションを通して、嗜好品を超えた美術品としてのジュエリーの価値を探る展覧会が、こちら。

今回の日本特別講座では、古代グレコローマン時代からアールデコ期にかけての歴史的なジュエリー蒐集家の一人として世界的に名を馳せている、有川氏によるコレクションを取り上げます。その中でも今回は、アールヌーヴォー全盛期を彩ったラリック、フーケ、ヴェヴェールらの手による、ジャポニズムや自然、女性美を称える珠玉の作品群が展示されます。

展覧会概要

  • 会期/2019年2月23日(土)~3月8日(金)
  • 時間/11:00~18:00
  • 会場/京都造形芸術大学 外苑キャンパス
  • 住所/東京都港区北青山1-7-1
  • 観覧料/無料
  • 公式ウェブサイトURL/https://jp.lecolevancleefarpels.com/

問い合わせ先

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この記事の執筆者
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