2019年6月4日(火)、東京都港区にある国立新美術館にて、一夜限りのアートギャラリー「LG SIGNATURE in TOKYO 」が開催されました。
このイベントは、LGエレクトロニクスのプレミアム家電ブランド「LG SIGNATURE」のお披露目として開催されたもの。
家電はここまでおしゃれに、機能的になったのか…!と体感することができた、イベントの全貌をご紹介します。
イタリアの写真家が見つけた著名建築物と「LG SIGNATURE」の共通点
会場となった国立新美術館1Fロビーには、限りなくシンプルかつ洗練されたスペースに展示された、家電と写真の数々。
これらの写真は、イタリアで活躍する写真家、デルフィノ・シスト・レニャーニさんが「LG SIGNATURE」を被写体にして撮影したもの。
彼が実際に「LG SIGNATURE」をひと目見た瞬間、思い浮かべたのが、イタリア・トスカーナ州にあるコンドミニアム「モンテ・アミアータ・コンプレックス(ガララテーゼ集合住宅)」でした。
デルフィノ・シスト・レニャーニさんは、この白を基調とした幾何学的な柱の構造や、巨大なアーチと「LG SIGNATURE」を融合させ、撮影の舞台としました。
さらにデルフィノさんは「時代を超越したもの」の象徴として、日本の「盆栽」を用いた作品も撮影。このイベントのためだけに撮影された特別な写真は、「LG SIGNATURE」の世界観へのこだわり強く感じさせました。
社長が世界初の「88型の8K有機ELテレビ」の発売を発表!
最初にステージに登壇したのは、LGエレクトロニクス・ジャパン株式会社代表取締役の李 栄彩(イ・ヨンチェ)さん。
「家電をただの道具ではなく、絵画のように生活空間を飾るものであってほしい。その願いを込めて送り出しております」と、李さんが日本語でスピーチ。
続いて「誰もが難しいと思っていた、世界初となる88型8K有機ELテレビの製造にいち早く成功し、日本でも今年(2019年)の秋に発売いたします」と、ビッグニュースを発表しました。
有機ELテレビはパネル自体の大型化が技術的に難しく、国内メーカーも過去に製造を断念したことも。その難関を乗り越えるには、想像を絶するほどの努力と技術がつぎ込まれたはず。ハイエンドのテレビをけん引する存在になることは、間違いありません。
【88型8K有機ELテレビ】
会場のステージに展示されていた88型8K有機ELテレビは、このイベントで日本に初上陸。その実機のディスプレイにはさまざまなデモンストレーション映像が流されていましたが、その圧巻の美しさ、臨場感は、今までの家庭用テレビでは体験したことがないもの。日本の家庭やオフィス、店舗で導入されると思うと、期待が高まります。
ちなみに88型テレビがどのくらいのサイズかというと、画面の横幅は約194cm、縦幅は約110cm。画面いっぱいに登場する俳優やスポーツ選手の全身が、約1mとなる計算です。つまり、実際の人間の約半分の身長に!? そして8Kテレビの画素数は、4Kテレビの4倍。美しく鮮明と言われる4Kよりも、さらに4倍の情報量が映し出されるということは、映画やスポーツ中継などへの没入感が段違いだと言うことが、おわかりいただけるかと思います。
「テクノロジーに魅了された彫刻家」統括デザイナーのトーステン・ヴァルアーさん
続いて登壇したのは、「LG SIGNATURE」の統括デザインを担当した、デンマーク国内外で活躍するプロダクトデザイナー、トーステン・ヴァルアーさんです。
「デザイナーである自分のことを人に話す時には、『テクノロジーに魅了された彫刻家』と説明しています」というヴァルアーさんは、常日頃からテクノロジーを、長く魅力を感じる商品につくり上げることを目指しているそう。
「電化製品というのは、見た目が美しく、空間に合っていて、煩わしい機能のためだけにデザインが目立ってしまうようなことはあってはならない、と思っています」とヴァルアーさん。
【2層ドラム式洗濯乾燥機/LG SIGNATURE DUALWash™】
「LG SIGNATURE」を象徴する商品である洗濯機は、その言葉を裏付けるかのように、外から見えるのは電源ボタンひとつのみ。そのほかのボタンは、近づいてガラスの扉をタッチすることで、初めてコントロールパネルが現れる仕組みになっています。
「ひと目で洗濯機とわかるようなシンプルなデザインでありながら、最新のテクノロジーが盛り込まれている」と語る洗濯機のほか、機能を盛り込みながらミニマルなデザインに落としこんだラインナップの数々は、言葉通り圧倒的な美しさを実現しています。
プロも魅了!木下威征シェフ、安藤桃子監督が語る、専門家目線からの魅力
さらに特別ゲストとして、恵比寿のフレンチレストラン『オー・ギャマン・ド・トキオ』のオーナーシェフを務める木下威征さん、映画監督の安藤桃子さんが登場しました。
「LG SIGNATURE」を目にしたおふたりは、そのスタイリッシュさにすっかり魅了された様子。
【LG SIGNATURE InstaView™Door-in-Door®冷蔵庫】
「全部かっこいいのですが、職業柄、冷蔵庫とワインセラー、これは特にいいですね」と木下さん。
「料理人って、両手がふさがっている状態でも、冷蔵庫から何か取りたいときがあるんです。でもこの冷蔵庫は手前に立つと、センサーが反応して足元に"DOOR OPEN"という文字がライトで表示されるので、それを足で踏むとドアが開くんです」と、興奮した様子。
さらに「ドアを閉め忘れても勝手に閉まってくれるし、あと修業時代なんかに冷蔵庫の扉を開けて中を見てると、冷気が逃げて食材が傷むだろって、先輩に怒られたりするんです(笑)。でもこの冷蔵庫は、ガラスの扉部分をノックすると、庫内の電気がついて中身が見えるんですよね」と、料理人ならではの目線が止まりません。
「ワインセラーもすごいです。シャンパンと赤、白とそれぞれ1度刻みで適温を設定できるのもすごいですし、下の引き出しふたつは冷蔵庫と冷凍庫、など設定ができるんです。だから僕なんかはワインを飲むので、チーズを入れてその下には氷を入れておいて…なんて使い方をしたいですし、あまり家でお料理をしない方なら、この1台があれば冷蔵庫を別に持たなくてもいいんじゃないかな」と、ワインセラーにも熱い視線を寄せていました。
(残念ながら、ワインセラーは現在のところ日本での発売は決定していません…)
一方、映画監督かつ母でもある安藤桃子さんは、両方の視点で「LG SIGNATURE」をチェック。
「この洗濯機のすごいところは、ドラム式洗濯層とさらにもう一個、洗濯機がついているという点。一台の洗濯機に洗濯槽を二個つけるという発想は、今までなかったと思います」と安藤さん。
「普通の洗濯ものと一緒に洗いたくない泥んこのものとか、色が落ちちゃう藍染めのものとか、同時に洗濯ができると、かなり時間が節約できますよね」と時短のメリットを力説!
さらに「洗濯機にかけたまま、干すのを忘れてまた洗い直し…なんてこともあるのですが、この洗濯機はスマートフォンと連携させて、洗濯が終わったら教えてもらう機能も」。
「汚れがひどいと、つい洗剤を多めに入れてしまいがちなのですが、この洗濯機はあらかじめ専用ケースに洗剤を入れておくと、コースや量を見て、勝手に測って投入してくれるんです。洗濯のことをお任せできるっていうのは、すごく魅力的」と熱く語りました。
これには「現在、宮古島にホテルをオープンさせるために単身赴任状態なんです」という木下シェフも、大きく同意していました。
続いて紹介したのは、加湿空気清浄機。
【加湿空気清浄機】
「360度の方向から空気を集めて、水で空気を洗ってから出し返してくれる加湿空気清浄機。先ほどお伺いしてロマンティックだなと思ったのですが、洗浄している水滴は、雨が降っているときに窓に水滴がつくようなイメージでデザインされているんですって。そういった癒しのポイントがあるのも素敵です」と安藤さん。
さらに映画監督としては、8Kのテレビに大注目。
「映画にとって、黒をいかに表現できるかっていうのは、一番難しいところでもあるんです。漆黒というか、深い深い日本の黒にはそういう表現がありますけど、それを自宅のテレビで表現するのはほとんど不可能だったんです。
実際、撮影するときには、黒に微かにライトを当てたりしてこだわってつくられたところも、自宅テレビで見るとほとんとつぶれちゃっていたんですね。でも、この8Kのテレビなら全部表現ができる。
流れているニューヨークの景色も、東京にいるのにニューヨークにいると思ってしまうくらい、リアルですよね」
最後に「今回のLG SIGNATURE製品は、スタイリッシュなだけでなく、LGのスタッフの方たちがたくさん努力をして、世界で一番という誇りを持ってつくられているのを感じました。僕もそれに負けないよう、より料理に向かって頑張りたいと思います」と木下さんが場を締めました。
トークショーの後は、和洋のケータリングによる美しいドリンクと素敵なお料理が供され、アートに囲まれながらのリラックスタイムを楽しみました。
"最高峰"の名をかけた、世界一美しく機能的な家電作りを目指して完成した「LG SIGNATURE」のラインナップ。一夜限りのアートギャラリーを構成する作品として展示された「LG SIGNATURE」シリーズは、登壇した専門家のみなさんはもちろん、実際に目で見て触った会場の人々も、その出来栄えに納得してしまう圧巻の美しさと、機能性の高さに魅了されていました。
目で見て、触れてこそ伝わる「LG SIGNATURE」の魅力。家電の買い替えを考えている大人の女性には、この優美で美しいシリーズをぜひ一度、その目で確かめていただきたいです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 大槻誠一(エーワン)
- EDIT&WRITING :
- 安念美和子