日本の美大の最高峰ともいわれる、東京藝術大学。昔も今も、日本の美術界をけん引する人材を育成、輩出し続けています。なかでも一番難関といわれている美術学部。いったい、どんな人たちが教鞭を執っているのでしょうか?

そんな疑問が解消されるのが、2017年12月27日(水)~2018年1月9日(火)の期間、日本橋三越本店本館6F  美術フロアにて開催される「東京藝術大学130周年×三越美術110周年記念 美術学部教員による作品展」です。

展覧される手塚雄二氏の作品
展覧される手塚雄二氏の作品

日本画家の手塚雄二氏、彫刻家の籔内佐斗司氏、現代作家の木津文哉氏、写真家の鈴木理策氏、クリエイターの箭内道彦氏…。藝大の美術学部で次世代の育成にあたっているのは、自らも作家として、現在の日本の美術界をけん引する、そうそうたる顔ぶれ! そんな美術学部教員約60名の作品を集めたのが、この展覧会なのです。

展覧される籔内佐斗司氏の作品
展覧される籔内佐斗司氏の作品

藝大生の気分を味わえる!公開授業なども開催

また、この展覧会では興味深いイベントも開催されます。

ひとつめは、「東京藝術大学の授業体験(公開授業)」。現代作家の木津文哉氏による、名画に秘められた制作背景を解く、デッサン解説の講義を受けることができます。

展覧される木津文哉氏の作品
展覧される木津文哉氏の作品

もうひとつは「東京藝術大学美術学部教員によるクロストーク」。現代美術家の日比野克彦氏、日本画家の手塚雄二氏、空間デザイナーの橋本和幸氏による、クロストークショー。異なるジャンルで活躍する各氏から、どんなトークが飛び出すのでしょうか。

展覧される橋本和幸氏の作品
展覧される橋本和幸氏の作品

あわせて本展では、2017年10月に東京藝術大学内で開催された、東京藝術大学130周年記念事業のひとつ、「藝大茶会」に出品された作品も展覧。

それぞれが第一線で活躍し、ジャンルも多岐にわたるこれらの作家の作品を、一度にチェックできるのも「藝大」という枠ならでは。今の日本美術界で、どんな作家たちが活躍しているのかを知ることができる、この貴重な機会をお見逃しなく!

問い合わせ先

  • 東京藝術大学130周年×三越美術110周年記念 美術学部教員による作品展 
  • 会場/日本橋三越本店 本館6F 美術フロア
    会期/2017年12月27日(水)~2018年1月9日(火)
    時間/10:30~19:30 (※2017年12月20日(水)~12月24日(日)は10:30~20:00、12月30日(土)は10:00~19:30、12月31日(日)・2018年1月2日(火)・3日(水)は10:00~18:00、2018年1月9日(火)は17:00まで)
    休館日/2018年1月1日(月・祝)
    TEL:03-3241-3311(日本橋三越本店 大代表)
    住所/東京都中央区日本橋室町1-4-1

  • イベント[1]東京藝術大学の授業体験(公開授業)
    木津文哉氏によるデッサン解説「絵の中に秘められていること」を開催。
    会期/2018年1月3日(水)13:00~14:30
    会場/本館6F 美術フロア
    ※入場無料・事前予約不要

  • イベント[2]東京藝術大学美術学部教員によるクロストーク
    日比野克彦氏・手塚雄二氏・橋本和幸氏によるクロストーク。
    会期/2018年1月6日(土)15:00~16:00
    会場/本館6F 美術フロア
    ※入場無料・事前予約不要

この記事の執筆者
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WRITING :
安念美和子