白スカートや白パンツ、白カーディガンに全身白のワントーンコーデまで、大人の女性を清らかで美しく見せる着こなしを雑誌『Precious』から集めました。暑い夏は軽やかな白を取り入れたおしゃれを、ぜひ楽しんでみてください。
【目次】
レディース夏の白コーデ
【1】白ブラウス×白パンツ×ピンクジャケット
6時位置に配されたムーンフェイズは今年、より繊細なデザインに進化。ラッカーブルーの星空と白い雲海から月がのぞく詩情あふれる意匠で、月の満ち欠けを教えてくれます。60個のダイヤモンドが隙間なく並ぶベゼルや、ダイヤルのギョウシェ彫りが生む穏やかな輝きは、『ランデヴー』の変わらぬ醍醐味。時計のピンクゴールドと調和するピンクベージュのジャケットで。上品で知的な着こなしのなかにフェミニンさが漂うオンスタイルに仕上げましょう。
【2】白ワンピース×黒ベルトバッグ
小さくてもアクセントになるミニバッグのような手軽さで、人気を集めているベルトバッグ。ブームに火をつけたグッチの「GGマーモント」は、上品なツイードワンピースを軽快な着こなしにアップデート。ベルトバッグは、パンツに合わせるとスポーティーになりすぎる傾向がありますが、大人はスカートスタイルに取り入れましょう。
【3】白ワンピース×白バッグ
一見シンプルなシャツとギャザースカートのセットアップのように見えるけれども、実はウエスト部分がつながっているという凝ったデザイン。スカートのふんわりしたラインに対し、シャツ襟の辛口な印象、さらにウエストを強調した縦のステッチなど、モードな要素を取り入れているのが特長です。
ハリのあるパリッとした質感のコットンドレスなので、白でも大げさになりすぎず、夏の太陽の下で着るのにふさわしい、爽やかさが演出できます。モダンなバッグをプラスしてテイストミックスすることで、今っぽくまとまるのも魅力のひとつです。
【4】白シャツ×白パンツ×黒ジャケット
ピークドラペルがエレガントなテーラードジャケットは万能。特にこの季節は、爽やかな白のコットン素材であえてカジュアルにまとめることで、こなれ感が生まれて洗練度が増します。ラフなコットンパンツで外しながらも、シャツのワイドカフが端正さを印象づけるといった足し引きのバランスも絶妙です。
【5】白ワンピース×スカーフ
ホワイトワンピースがシンプルなぶん、ネイビーの小物は、カジュアルなスカーフ、端正なバッグ、華やかなジュエリー…と自由にテイストミックス。大人の余裕を感じさせて。白い輝きを放つダイヤモンドウォッチやジュエリーを効かせましょう。ラグジュアリーな個性が香り立つ「すっきり見せ」を目指して。
【6】白スカート×グレージャケット×トップス
ジャケットと共布のトップスとそろえで着ることで、きちんと感をアップ。白のミモレ丈スカートに、グレーパールで品よくまとめましょう。
【7】白ドレス×ベルト
伝統的なホテルでひと夏を過ごす、そんな優雅な滞在には、ドレスが欠かせません。あえてブーツを合わせる、さりげない着くずしが洗練された印象に導きます。
【8】白トップス×白パンツ×ジャケット
白トップス×白ボトムに淡いピンクのバッグが印象的。手に持っているのは白×黒チェックのジャケット。その配色センスもさすがです。
白スカートコーデ
【1】白プリーツスカート×黒ノースリーブニット
サマーホワイトの鮮度を上げる、大人の肌見せ。下半身が重く見えるロングスカートには、ノースリーブトップスで肌を出して抜け感をつくるのが効果的です。さらに足元もヌーディーなフラットサンダルを選択。
【2】白ロングスカート×白カットソー
軽やかで涼しげな全身白のコーディネート。初夏のスタイルだけに、重く見えない程度に、部分使いでコクのあるキャメルを効かせるのが洗練のポイントです。
【3】白スカート×ライトブルージャケット×ブラウス
フロントを開けると、爽やかなブルーにピュアな白が際立ってこなれ感がアップ。Vゾーンをシャープに見せる6つボタンなので、留めて着こなしてもかっこよく決まり、キートンの真骨頂である、体にしなやかに沿う、極上の着心地を堪能できます。
【4】白ボリュームスカート×黒ジャケット×カットソー
優雅な白のボリュームスカートで決めた圧巻のモノトーン。華奢サンダルで足元まで女らしく。
【5】白プリーツスカート×黒トップス
ショートトップスとスニーカーで、エレガントなプリーツスカートを大胆にカジュアルダウン。
【6】白プリーツスカート×ネイビーカットソー
風をはらんで優しく揺れる、白のプリーツスカートを、甘く転ばせず、これほどまでにかっこよく着こなすことができたら、どんなに素敵でしょう。引き算の着こなしを楽しむように、トップスはごくごくシンプルなノースリーブを。そのぶん、足元にはモノトーンのグラフィカルなサンダルで、小気味いいアクセントを加えて。
【7】白スカート×ネイビートップス
程よくゆとりのあるトップスと動きのあるスカート。このバランスが、王道の「すっきり見せ」配色の着こなしを鮮度アップ。上下で視線が分断されないように、足元でネイビーをリフレイン。アンクルストラップ&チャンキーヒールが、今らしさと上品な印象をさりげなく演出しましょう。
【8】白スカート×シルバートップス×ストール
ニュアンスカラーは、ラグジュアリーで洗練された印象だけれど、膨張して見えそう…。そんな悩みを解消した淡色グラデーションの「すっきり見せ」は、大人こそ似合うスタイルです。
白パンツコーデ
【1】白パンツ×黒ジャケット×トップス
シースルージャケットを着る日の美しさを左右するのは、実は、インナー選び。腕を悪目立ちさせる半袖トップスはNG。ノースリーブを選ぶことで、腕がすっきり、上半身がすらりと映ります。モノトーンで知的にまとめる日は、ゴールドジュエリーで女らしさを添えましょう。
【2】白ワイドパンツ×黒トップス
贅沢な艶を放つ白リネンのワイドパンツは、チュニックタイプの黒トップスを合わせ、辛口のエレガンスを狙いましょう。ポイントはウエストを引き締めるオーバーベルト。上半身をコンパクトに見せ、バランスよく。
【3】白ワイドパンツ×白ジャケット×グレーニット
ミラノマダムたちは、圧倒的に白の分量が多いのが特徴。そんな爽やかなモノトーンを落ち感のあるワイドクロップドで実現。引き締めカラーを中間色のグレーにするのがコツです。
【4】白パンツ×黒シャツ
前立てにピンタックを施したメンズライクな黒シャツは、袖を思いきりロールアップさせるのがミラノ風。深めに開けたVゾーンにゴールドのチョーカーを輝かせ、妖艶な艶をプラスすれば、辛口なのにたまらなくセクシーな、大人のためのカジュアルが完成します。
【5】白ワイドパンツ×黒トップス
暑さ厳しい夏の日は、潔い「黒×白」の着こなしで、街を颯爽と歩きたいもの。黒のノースリーブトップスで顔周りをシャープに演出したら、白ボトムで軽やかに。ウエスト位置に施された黒のラインが、モードな雰囲気をもたらしてくれます。パイピングが効いたバッグでリンクさせれば、さらにスタイリッシュな魅力が引き立ちます。
【6】白ワイドパンツ×黒トップス
小さな襟ぐりの黒トップス+ワイドパンツに、小さめサングラスとフラット靴。トップモデルのカーリー・クロスは、旬アイテムの目利き! クリーンで今らしい着こなしを完成させています。
【7】白パンツ×ブラウンノースリーブニット
コットンのアンサンブルと白パンツでつくる、ほんのりトラッドが香るスタイル。いつもだったらローファーなど、ハンサムな靴を合わせる着こなしこそ、この夏はヌーディーなサンダルを選んで、さらにリッチな雰囲気を目指しましょう。
【8】白パンツ×白トップス×ベージュジレ
トップス+パンツだけでは心もとない夏の仕事スタイルに、モードなきちんと感のあるジレを投入。バッグのシルバーチェーンが放つシャープな輝きが、涼やかな着映えを強調してくれます。
白ロングカーディガンコーデ
【1】白ロングカーディガン×ボルドーブラウス×ワイドパンツ
ロングブラウス+エスニックな刺しゅうを配したパンツに重ねて。上品なリラックス感で魅せる着こなしを完成。
【2】白ロングカーディガン×白ワイドパンツ×白ニット
足元は、黒の靴で引き締めて。オールホワイトの装いは、濃い色を随所に効かせると切れのある着こなしに。
【3】白ロングカーディガン×白パンツ×グレートップス
ロングカーディガンの透ける白×布帛トップスのチャコールグレー、さらにシルバーメタリックのバッグを重ねて。白パンツをベースにした優しいモノトーン配色は、グラデーション上手のミラノマダムがお手本です。
全身白のワントーンコーデ
【1】白ブラウス×白パンツ×ハット
あこや真珠と黒蝶真珠の一連ネックレスを、長さを変えてバランスよく重ねて。手元も、白と黒をリフレインすると統一感が生まれます。
【2】白ジレ×白カットソー×白ワイドパンツ
きちんと感をモードに表現するジレ&パンツを、淡いトーンでまとめて親しみやすく。ベルトとサンダルに黒を差してシャープな縦ラインを強調すれば、脱・膨張を狙えます!
【3】白ブラウス×白スカート
ライトベージュ×オフホワイトのフェミニンスタイルに、ゴールドに輝くジュエリーとサンダルがリッチな引き締め効果を発揮。スクエアフォルムのカゴバッグで、季節感を品よく香らせましょう。ドロップショルダーのブラウスと、オフ白の薄地プリーツスカートにトップスと同素材のパネルを重ねるラップデザインスカート。プリーツスカートは裏地付きで、単品でも活躍。自然なシワ感とさらりとしたタッチを備えたレーヨンベース素材です。
【4】白ジャケット×白スカート
爽やかな印象をもたらす、ライトブルーのバッグを着こなしの主役に。スモーキーで控えめなブルーだからこそ、オンタイムから休日までシーンレスで活躍。気負いなく楽しめるきれい色のバッグがひとつあると、着こなしの幅はぐんと広がります。バッグに施された、メタリックなバックルや、シルバーリングが涼しげなイメージを後押し。
【5】白ブラウス×白パンツ
オフホワイトからライトベージュへの淡いグラデーションが品格を授けるリッチなカジュアル。素肌が微かに透けるシルクブラウスはたっぷりとした袖が魅力です。ヒップを覆うボリュームあるシルエットを細身のパンツで、優雅に着くずしましょう。
【6】白ニット×白ワンピース
ノースリーブのコットンシルクのワンピースの上に、カシミヤのタートルネックのニットをレイヤード。ニットは、背中が裾に向かって逆Vに開いているデザインなので、重ねて着ても軽やかです。黄みがかったエクリュホワイト、パールの品のある艶、コットンのピュアホワイト…、さまざまな白を組み合わせることで全身を白でまとめてもニュアンスが生まれます。
【7】白ブラウス×白ワイドパンツ
上質なシルバーの白い光と艶が、オールホワイトの着こなしに奥行きを授けてくれます。
【8】白カーディガン×白ブラウス×白パンツ
質感の異なる白を繊細に重ねた特別感のある着こなし。奥行きとカーディガンの軽やかな躍動感が印象を高める決め手です。
【9】白ジレ×白カットソー×白パンツ
白Tシャツこそ、シンプルに着るべき、と心がけてきたけれど、年齢を重ねるにつれて、体型が気になる、一枚では地味になってしまうと、ストイックにそぎ落とした着こなしに違和感を感じているのでは? レイヤードしたり、ジュエリーの力を借りることで、大人にとってのTシャツとのベストなつきあい方を身につけましょう。
【10】白ブラウス×白パンツ
全身白のコーディネートを辛口に仕上げるなら、ときには肌見せのアプローチが有効。主役になるのは、しなやかなシルク素材のブラウス。前から見るとシンプルだけど、背中が大胆に開き、リボンベルトが付いたドラマティックな一枚です。背中と腕でカリッとした肌を見せ、さらにコットンホワイトのパンツで、全体をクリーンなトーンでまとめれば、女らしいのに品よくこなれた印象の初夏の着こなしが実現します。
【11】白ジャケット×白ブラウス×白ワイドパンツ
ベージュのトップスとワイドパンツのセットアップを合わせ、色調としなやかな雰囲気をジャケットにつなげるようにまとめた着こなしは、かしこまりすぎないエレガンスが魅力です。
【12】白Tシャツ×白ワイドパンツ
たっぷりとしたパンツのシルエットに加え、上下白に統一することで得られるゴージャス感を、パールの重ねづけがさらに盛り上げます。細いベルトで、ほんの少し加えた黒が小粋な印象。
【13】白ニット×白パンツ
決して太すぎないシルエットのパンツ×深めのV開きニット。肩の力を抜きつつも、知的に見えるのは、バイカラーバッグの辛口効果です。
【14】白プルオーバー×白タイトスカート
変形Vネックのスタンドカラーと、清潔感が漂うホワイトとの相乗効果で、聡明さにあふれた美人力を発揮するプルオーバー。コットン混のシャツ生地は、絶妙なハリ感としなやかさを兼ね備えた素材なので、きちんと感がありながらも女らしいニュアンスを演出します。ドロップショルダーと背面のギャザーによるふんわりシルエットを、タイトスカートで引き立てたオフィススタイル。全身白でもメリハリのある洗練された佇いに。
【15】白ブラウス×白キャミソール×白パンツ
白の総レースブラウスと足首がのぞく白の細身パンツ。特別感のある着こなしを、ネイビー小物でクール&ラグジュアリーに演出しましょう。端正なバッグは知性を演出、華奢なサンダルは優しい引き締め効果を発揮。個性の異なるネイビー小物が印象を高めてくれます。