6月13日(日本時間14日)に、メジャーリーグで日本人初のサイクルヒット(1試合でシングルヒット・2ベースヒット・3ベースヒット・ホームランを打つこと)を達成した、プロ野球選手の大谷翔平さん。投手と打者を本格的に両立する二刀流の選手として、日本プロ野球史上初のタイトルを数多く獲得し、メジャーリーグに移籍後の活躍ぶりはご存知の通りです。
メジャーリーグの実況中継で「オオタニサン!」と口ずさむアメリカのアナウンサーの発声を聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか? 現在は怪我のため二刀流を封印、バッターとしても素晴らしい記録を叩き出している大谷翔平選手の運命を、フォーチュンカウンセラー・深層心理セラピストの斎木サヤカ先生に数秘術で占っていただきました。
■大谷翔平選手の持って生まれた才能とは?
チームプレーの野球を選んだことが、大谷選手の才能を開花させた!?
編集部:岩手県の花巻東高等学校在学中に、アマチュア野球史上初となる160㎞/hを記録、国内だけでなくメジャーリーグからも注目を浴びていた大谷選手。高校野球終了後は、そのままメジャーに挑戦する予定でしたが、日本ハムファイターズの栗山英樹監督らの熱意に動かされ、二刀流の選手として日本プロ野球界にデビューしました。
2018年、メジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムに入団し、世界を魅了する華々しい活躍を続けています。ピッチングでもバッティングでも史上初の記録を達成し続ける大谷選手の能力、才能、資質とは、どのようなものなのでしょうか?
大谷選手の数秘術での誕生数’は「8」、運命数は「6」
斎木先生:大谷 翔平(おおたに しょうへい)選手は、岩手県奥州市出身の1994年7月5日生まれ。大谷選手のライフパスナンバーは8、ディスティニーナンバーは6です。
ライフパスナンバー8の特徴は、その集中力とパワフルさ、スーパーバイザー的な手腕を持つこと。彼ほどの身体能力の持ち主なら、他のスポーツでも活躍することはできたかもしれませんが、チームで行うスポーツ、野球を選んだことが、彼が余すことなく才能を発揮できた、ひとつの要因だとお見受けします。
高い統率力と、周りの思惑をリアルにイメージできることが最大の強み
というのも、大谷選手には素晴らしい統率力があるんです。彼は一選手ではありますが、監督の目線を常に意識しているはず。誰がどのように動いてどうすれば、いい試合結果になるか、ということを考えて、周囲の仲間をリードしていく。そんな動き方をしてきたのではないでしょうか。
監督の目線で試合を見ていると、投手としてもバッターとしてもシミュレーションすることになるので、結果としてどちらの手腕も磨かれていった、ということかもしれません。自分のイメージ通りの試合をしたいと思って、一心にそこに向かっていったら、そうなってしまった…という感じでしょうか。双方の気持ちや思惑をリアルにイメージできる。これが、彼の最大の強みですよね。
「喜んでもらうこと」が人生の糧。期待されるほど伸びるタイプ
ディスティニーナンバーは「6」、自分をその気にさせることが得意
また、彼のディスティニーナンバーは6なのですが、これは、彼にとって「尽くすこと、喜んでもらうこと」を、人生の糧としていることを示しています。期待されるほど、伸びるタイプ、と言えますね。頭の回転の速さや柔軟性の点でも優れている方ですが、「ソノ気になる」というパワーこそが、彼を一流選手に押し上げたのではないかと、思うのです。
周囲に褒め上手なご家族やコーチがいたりしたのかもしれませんね。その経験から「自分をその気にさせる」というワザを身につけて、自分で自分を上げていくことを、今ではごく自然にやっているのではないでしょうか。
■大谷翔平選手の性格や気質とは?
編集部:日本ハム時代には、おちゃめでやんちゃなキャラクターのため、「クソガキ」とあだ名されていたという大谷選手。メジャーリーグでも、新人選手への歓迎儀式としてのいたずら「サイレント・トリートメント(※)」でチームメイトから大歓迎を受けた様子は、彼の愛されキャラを物語っているのではないでしょうか。
さらに、新労使協定により、25歳まで待てば破格の契約金を受け取れたにもかかわらず、その年を待たずに最低保証額でメジャー入りした姿勢も、大いに好感を持たれています。
また、メジャーリーグで大活躍している大谷選手ですが、開幕前の練習試合ではまったく振るわず、イチロー選手に相談をしに行ったのだとか。二刀流封印の原因でもある肘の怪我でも、とても落ち込んで1週間近く家に引きこもっていたそう。それらを乗り越えるメンタルの強さ、また、みんなに愛されるキャラクターは、どこから生まれてくるのでしょうか?
「愛されキャラ」は、彼自身が周りの人を喜ばせたいと思っているゆえのこと
斎木先生:ディスティニーナンバー6は「尽くすこと、喜んでもらうこと」を、人生上、大切なこととして考える傾向にあるのですが、彼のチームメイトとの関わりを見ていると、本当にそうなんだな、と感じます。「愛されキャラ」は、彼自身が、周りの人を愛していて、喜ばせたいと思っているゆえのこと。そんな彼だから、周囲の人は彼を愛しく思うのでしょう。
ソウルナンバーは「9」、ストイックでのんびり
また、彼のソウルナンバーは9なのですが、これは、彼が、ストイックな気質と、けっこうのんびりしている気質の両面を持つ人であることを示します。努力と根性は人一倍。トレーニングなどは、とことん限界まで頑張るタイプですが、一度のんびりし始めると、なかなかスイッチが入れられなかったりして…。身近な人には、少し抜けているところのある人だと見えるかもしれません。そこが、憎めないところでもあるのでしょう。
契約金のことについても、25歳になるのを待たなかったのは、彼らしい選択のように思います。早く期待に応えたい、という気持ちのほうが強かったのでしょうね。お金以上に、喜んでもらえることのほうが、彼のモチベーションは上がるはずです。
落ち込むことも、長い目で見ると、大谷選手にとってはひとつの休息
もちろん、メンタルは強い人ですが、落ちるときは、本当にどんと落ちてしまう傾向もある方です。誰しも頑張りの糸が切れてしまうことはあると思いますが、彼の場合はかなり極端。眠さの極限まで起きていて、こてっと眠ってしまう子どもみたいに。
とことんストイックに、手を抜くことなく突き詰めて突き詰めて、物事に取り組んだあとは、ばたっと倒れこむような落ち込み方をしがちなので、身近な人はハラハラしてしまうかもしれませんね。
ですが、落ちるだけ落ちて這い上がる、というのが彼のひとつのやり方。意識していないかもしれませんが、そんなふうにオンオフを切り替えて、自分で自分のモチベーションをコントロールしているようにお見受けします。「落ちる」というのも、長い目で見ると、彼にとってはひとつの休息。そのことを、体験的に知った彼は、今後ますますパワフルに成長していくことでしょう。
■大谷翔平選手と栗山英樹監督の出会い
編集部:プロ入り直後は、野球評論家やプロ野球選手OBらから、「無謀だ、プロ野球を甘く見ている」などの批判があったものの、二刀流を貫き、前人未踏の記録を叩き出し続けた大谷選手。その育ての親とされる、日本ハムファイターズの栗山監督との関係や相性は、どのようなものなのでしょうか?
栗山監督の運命数「1」は、まさに「切り開く」ナンバー
数秘術での誕生数’は「2」、運命数は「1」
斎木先生:栗山 英樹(くりやま ひでき)監督は、1961年4月26日生まれ。栗山監督のライフパスナンバーは2、ディスティニーナンバーは1です。
前例がないことをやるときには、批判が出てくることはよくあるものですよね。そこを貫くことができたのは、やはり栗山監督の力が大きかったように思います。監督のディスティニーナンバー1は、まさに「切り開く」というナンバー。監督自身、反骨精神の持ち主なので、批判されるほどに大谷選手の可能性を信じたいと思ったことでしょう。野球界に新しい道を開く、そんなヴィジョンを描いたりもしていたかもしれません。
実際、大谷選手の活躍に、新しい可能性を感じた後進たちは多いのではないでしょうか。大谷選手は、そんな監督の期待とヴィジョンと応援を素直に受け取って、さらに成長を遂げていった、という感じでしょう。保守的な考え方を持つ監督だったら、こうはいかなかったかもしれませんね。
栗山監督と大谷選手は、立場の違いがあるからこそうまくいく関係
社会的な関係の相性は、パーソナリティーナンバーで見ますが、監督のナンバーは9、大谷選手は6です。このコンビネーションの上下関係は抜群。良いところを引き出し合い、助け合うことができて、衝突することも少ないはず。考え方は異なりますが、立場の違いがあるからこそ、かえってうまくいく関係性なのです。
■大谷翔平選手の今後の展望とは?
編集部:「野球の神様に愛された男」と言われるほどの目覚ましい活躍がありながら、まだまだ発展途上で伸びしろがある、と野球関係者に言わしめる、大谷選手の将来はいかに?
本領発揮は、むしろこれから。大谷選手の監督姿もいずれ見ることができる⁉
斎木先生:「伸びしろ」があると世界中から期待されている、大谷選手。必ずや彼は、その期待に応えてくれることでしょう。というのも、彼は運勢的にはいわゆる「大器晩成」の傾向も持っているんです。まだまだ彼の器はいっぱいにはなっていない、ということです。本領発揮は、むしろこれから。今年から来年にかけても、運気の流れは追い風です。
2021~2022年にかけて、いったん今の経歴はピークに向かう流れになっています。末永く活躍する選手になってくれることでしょう。まだだいぶ気が早い話ですが、大谷選手の監督姿も、いずれ見ることができるんじゃないでしょうか。
■大谷翔平選手から学ぶべきこと、お手本すべきところは?
編集部:私たちにとって、大谷選手に学ぶべきところはどんなところでしょうか? もはや生きるレジェンド、生きながらに伝説をつくり続けている大谷選手ですが、私たちがお手本にすべきところがあれば教えてください。
野球や人生では、どんな立場の人も大切、軽視できる部分なんてない
斎木先生:たとえば、演劇やドラマの世界では、「主役」が最も脚光を浴びる傾向にあります。しかし、物語というのは、たくさんの出演者によって、ひとつの作品ができ上っていますよね。さらに言えば、出演者のほかにも作品作りに関わる人はたくさんいます。どの役割も大切、どのポジションも欠かせない。みんなでつくるものです。
野球も同じで、どの立場も大切。どれをとっても、軽視できる部分なんてない。そのことを、大谷選手はとてもよく知っている人なのだと思うのです。だから、二刀流になることができたと。
「All as one」とか「Team as one」といった言葉がぴったりくるかもしれませんね。「一丸となって」といった言葉で訳されることが多いようですが、「全部でひとつ、ひとつは全部につながっている」という感覚ですね。それが彼の強さの根っこにあるように感じます。
役割や義務と割り切らず、一緒につくっているというモチベーションが、周りの環境をも変える
彼のような大きな舞台を踏まない私たちであっても、家族や仕事、プロジェクトなど、なんらかの「Team」には加わっているはず。何かのチームに関わるときに、自分の力がそのチーム全体に影響しているということ、力になれるということを、さらに意識していくと、より貢献できることが増えるでしょう。
役割や義務と割り切るのではなく、一緒につくっているんだ、というモチベーションを育んでいくと、ビジネスもパートナーシップも家族関係も、今以上に、あなたにとって血の通った温かいものとなっていくでしょう。あなたの思いを反映しやすい環境をつくっていくことも可能になりますよ。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部