「苟も」の読みは? 意味は? 大人の会話に出てくるけれど、使い方が微妙な言葉です!

「苟」…「筍(たけのこ)」の書き損じではありません(笑)。
「苟」…「筍(たけのこ)」の書き損じではありません(笑)。

日本人の会話には、謙遜表現や暗示表現がつきものです。

自分の子供がどんなに立派な成績を収めていても、あえて「愚息」という謙遜表現や、お褒めにあずかった時に「そんなことを言ってくださるあなた様のお顔が輝いていて直視できません」と恥ずかしさを暗示する「面映い」など、この連載でも、いろいろな謙遜表現、暗示表現を扱って参りました。

謙遜や暗示表現を上手に使いこなせてこそ、大人としての品格を備えたRespect(尊敬される)女性です。しかし同時に、ひとつ使い方を間違うとたちまちShame(残念な)人になってしまう難しさもはらんでいますね。

今回は、大人なら一度は聞いたことがある「謙遜・暗示表現で、特に使い方が難しい日本語」を学んでいきましょう。

というわけで、クイズです。

【問題1】

「苟も」という日本語の読み仮名をお答えください。

※即答できない方は、スクロールしてヒントをご覧ください

政治家や聖職者について、使われがちな表現です。
政治家や聖職者について、使われがちな表現です。

ヒント1:「分不相応にも」「かりそめにも」という意味を持つ日本語です。

ヒント2:会話での使用例:「苟も会社の経理を預かる身として、このような領収書は決済に回せません!」

…わかりましたか? 正解を見てみましょう。

次ページ 正解発表!これが読めたら凄い!
この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
ILLUSTRATION :
小出 真朱