日本を代表する高級チョコレートメーカー「メリーチョコレート」。クリスマスやバレンタインデーの贈り物にもぴったりのチョコレートをはじめ、焼き菓子やマロングラッセなど、いろいろな洋菓子の並ぶ名店です。

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女の子の横顔のロゴマークでもおなじみの「メリー」

お店の歴史は古く、創業は1950年までさかのぼります。本記事では広報担当者さんに、メリーチョコレートのブランドヒストリーや、お店の想いをお伺いしました。

創業1950年のチョコレートメーカー「メリーチョコレート」の歴史 

■1:日本初のバレンタインデーフェアはメリーチョコレートから

1950年、東京・青山の小さな作業場で始まったチョコレートづくり。日本にまだ「本物のチョコレート」という意識がない時代から、良質な素材を使った口どけのよいチョコレートづくりに取り組んできました。

そのメリーが1958年(昭和33年)、都内百貨店で行ったのは、日本初のバレンタインフェア。それには、あるきっかけがあったそうです。

「創業者が、当時フランスに住んでいた友人からもらった1枚の葉書。そこには『フランスではバレンタインデーに、家族や愛しい間柄ではカードやチョコレート、花を贈り合っている』というエピソードが書かれていました。

それを元に、『バレンタインデーに、女性から男性にチョコレートを贈る』というスタイルを提唱し、バレンタインフェアが開催されることになりました」(担当者)

しかし当時バレンタインデーは、日本人になじみがなく、初年度の売上は50円の板チョコレートが3枚と20円のメッセージカードが1枚の、たったの170円だったそうです。

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メリーの最初のバレンタインチョコレートと、1959年に発売されたチョコレート

初めは、広く浸透することのなかったバレンタインデー。

しかし翌年の1959年、ハート型のチョコレートに「To」と「From」を描いたチョコレートがヒット。バレンタインの認知度は徐々に広がっていきます。その時のキャッチコピーは「年に一度、女性から男性への愛の告白を!」だったそうです。

今ではバレンタインデーと言えば、恋人同士だけでなく、友人や家族などさまざまな形で浸透していますよね。その大きなバレンタインデー市場をつくりあげた最初のきっかけは、メリーの「ハート型のチョコレート」だったのかもしれません。

■2:ロゴマークに込められたメリーチョコレートの想い 

そんなメリーチョコレートと言えば、女の子の横顔のロゴマークでもおなじみですよね。このロゴマークにも創業当時からのお店の想いが込められているそうです。

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「メリー」のロゴマークの変遷

「『メリー』はもともと洋画に登場する外国の少女の名前でした。

映画鑑賞を趣味としていた創業者が、みんなに愛され、親しみを持って名前を呼んでもらえるように、という想いから、『メリー』という社名を選びました。その少女の横顔の切り絵をシンボルとしたロゴマークも、親しみやすく覚えやすいものという気持ちから、創業時に考案されたものです」(担当者)

ロゴマークと同様に、メリーがつくるチョコレートや洋菓子も「みんなに親しまれ、愛されるものにしたい」という想いが込められているそうですよ。

■3:世界からも認められた「最高のショコラティエ」 

メリーは今や国内だけでなく、海外にもその活躍の場を広げています。

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サロン・デュ・ショコラ パリにて表彰される大石茂之トップショコラティエ

2000年には世界最大級のチョコレート展「サロン・デュ・ショコラ パリ」に、日本から初めて出展し、以降国内メーカーでは最多出展・最多受賞の記録を更新し続けているメリー。

2019年には、サロン・デュ・ショコラ パリの25周年を記念したイベントに、日本のチョコレート専門店では唯一招待され、イベント内でチョコレートを提供し、華やかに盛り上げました。

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C.C.C.より2016年から3年連続で金賞を受賞した作品と、新作を合わせたプレミアムセレクションボックスも登場

また、メリーの海外戦略ブランド「トーキョーチョコレート」が、フランスのチョコレートの格付けで最も権威のある「C.C.C.(フランスチョコレート愛好会)」より、「レ メイヤー デ メイヤーアワード(最高のショコラティエ賞)」を受賞。

日本の小さな作業場から始まったチョコレート専門店は、今では日本だけではなく世界も認めるブランドとして活躍の場を広げています。

チョコレートだけじゃない!メリーを代表する洋菓子3選 

長い間親しまれ続けてきたメリーのチョコレート。お店を代表する商品を、担当者さんに3つご紹介いただきました。

■1:メリーの技術と感性の結晶「エスプリ ド メリー」

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メリーチョコレート「エスプリ ド メリー」30個入 ¥3,240

メリーチョコレートの看板商品である「エスプリ ド メリー」は今秋リニューアルされたばかり。創業から培ってきたチョコレートづくりの「技術」と、「サロン・デュ・ショコラ パリ」への出展や受賞を通して磨かれた「感性」を注ぎ込んだ、渾身の逸品です。

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「エスプリ ド メリー」は、苦味、甘み、酸味、塩味、旨みの5つの味を感じることのできるチョコレートアソートです。

口どけがまろやかなプレーンチョコレートをはじめ、とろりとしたキャラメルソースで包み込んだもの、洋酒に漬け込んだチェリーをフォンダンと、チョコレートでコーティングしたものなど、風味や食感のバリエーションもさまざま。

カカオ本来の味と香りを活かしつつ、ナッツやフルーツ、お酒など、合わせる素材それぞれの個性で、苦み、甘み、酸味、塩味、旨みの5つの味わいを楽しめるひと箱ですよ。

■2:幅広い世代に愛され続ける「ファンシーチョコレート」

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メリーチョコレート「ファンシーチョコレート」54個入 ¥2,160

バニラやストロベリー、ナッツなど、さまざまな味を揃えた小粒のアソートメントチョコレート「ファンシーチョコレート」も、メリーチョコレートを代表する商品のひとつです。

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ちょっと小粒で多彩な味わいが魅力のファンシーチョコレート

見た目もかわいらしく、ちょっと小粒で食べやすい大きさのファンシーチョコレート。お酒を使用していないので、幅広い世代に親しまれている商品です。贈り物や手土産にも、喜ばれること間違いなしですよ。

■3:ブランデー香る大人味「マロングラッセ」 

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メリーチョコレート「マロングラッセ」13個入 ¥3,240

チョコレートのイメージが強い「メリー」ですが、芳醇なブランデーが香る「マロングラッセ」も長年販売している代表商品のひとつです。

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しっとりと、まろやかな味わいのマロングラッセ。

イタリア産の大粒栗をじっくりと糖蜜に漬け込み、上品な甘さでしっとりとした口当たりに仕上げました。5個入りから22個入りまで、ニーズに合わせて選べるのもうれしいポイント。

ティータイムはもちろんのこと、お酒と一緒に味わってもおいしい、大人味のマロングラッセです。


「メリーのコーポレートメッセージは『想いを贈る』。お客さまの『想いを贈る』瞬間のお手伝いをしたい。食べた人みんなが笑顔になれるお菓子をつくりたい、それがメリーの想いです」と担当者さんは語ります。

日本国内だけでなく、世界からも認められた「メリー」のチョコレート。創業以来、本物のおいしさを追求し、国内外にその魅力を広めてきました。

いつの日も親しまれ続けてきたメリーのチョコレートで、あなたも誰かに想いを贈ってみませんか?

※価格はすべて税込です。

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この記事の執筆者
フリーランスの編集者・ライター。グルメやスイーツ、ライフスタイル系の記事執筆・編集を中心として活動中。元システムエンジニア、プログラマの経験を持つ。二児の母。趣味は料理、SNS、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買うご褒美スイーツが特に好き。
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WRITING :
伊東ししゃも