個人の菓子製造販売が始まり。「宗家 源 吉兆庵」の進化

2009年設立の「宗家 源 吉兆庵」。設立年数だけ見れば、わりと新しいお店と感じますが、その原点は1946年まで遡ります。

現・源吉兆庵ホールディングス会長の父にあたる岡田寅太郎氏は、もともとは海外航路の船員だったそう。戦時下に船が撃沈されて自宅待機となり、地元・岡山に戻りました。戦後、たまたま砂糖や小麦粉が多く手に入ったことから、生活をしていくために饅頭などのお菓子づくりを始め、「岡田製菓」が誕生。

その後、収入を増やすために、旅館、ドライブインなどに置く観光土産を対象にした、お菓子づくりに力を入れるように。さらに、岡山は、“フルーツの王国”と言われていて、桃やマスカットなど季節の果実が多く手に入ることから、それを原料にしたお菓子を開発していき、会社を発展させていったそう。

そして1977年に、『源 吉兆庵』というブランドと、会社を設立。

「『源 吉兆庵』の名前も、お菓子の原点が果実とし、その原点の意味として“源”。人が集まる場所の“庵”。“吉兆”は喜びという意味があるんです」(担当者)

和文化_1,スイーツ_1,手土産_1
果実に合わせる餡は果実の風味がより引き立つように、餡が主役の和菓子では使用する餡の素材選びにこだわっているそう

和菓子メーカーにはあまり多くないであろう、フットワークの軽い会社でもある宗家 源 吉兆庵。

新商品の開発や海外進出など、さまざまなチャレンジをしています。海外には、ロンドンやニューヨークなど、8か国の地域で、41店舗を展開中。欧州ではお餅系のお菓子、アジアでは桃などの果物のお菓子が人気なのだとか。

「定番商品だけだと、生き残りが厳しい世界でもあるので、新商品の開発は創業当時から力を入れています。

私たちのお店は、『季節の果実を使ったお菓子づくり』がコンセプト。そして、製餡工場を自社で持っており、お菓子にあった小豆を使って餡をつくっています。また、一部の原料の栽培も行っているので、商品開発、原料、製造、販売を自社で一貫して管理しているところも強みです」(担当者)

現在は、岡山、鳥取、愛媛にある6つの工場で、和洋菓子、米菓を製造。特に、果実をまるごと使っている“自然シリーズ”に力を入れていれているそう。食べやすいので、老若男女の幅広いお客様に大変人気があるのだとか。

ブドウ農園
自社農園では、「マスカット・オブ・アレキサンドリア」の品種を守り、育てる取り組みを行っている

訪問土産や自分へのご褒美など多種多様の贈り物に!宗家 源 吉兆庵の代表菓子はこちら

年間を通して購入できる、宗家 源 吉兆庵の代表菓子を2種類ご紹介します。

■1:“福を配る”との意味がこもった 「福渡せんべい」

クッキーのようなせんべい
「福渡せんべい」1枚 ¥130、7枚入 ¥1,000、14枚入 ¥2,000、21枚入 ¥3,000 ほか 

波形に焼き上げた洋風せんべいに、やさしい甘さのクリームが挟まれています。さっくりとした歯ざわりが心地よい香ばしいせんべいと、口どけのよいクリームが、まろやかに調和しています。やわらかくてクッキーのような食感です。

「一年を通して、定評のある商品です。名前が“ふくわたし”なので、おめでたい席へのお土産に大人気です。女子会への差し入れや、パートナーのご両親へのごあいさつなどにも、ご購入いただいております」(担当者)

「福渡せんべい 抹茶」(1枚 ¥150〜)もあり。抹茶風味の生地とほろ苦く濃厚な抹茶クリームが絶品です。

春には、季節限定の“桜ヴァッフェル” (1枚 ¥150〜)が登場。桜葉を練り込んだ生地と、桜風味のクリームです。ヴァッフェルの色もピンクで見た目も可愛らしいと人気なのだそう。

■2:訪問土産に人気のどら焼き「つくよみ」

どら焼き
「つくよみ」1個 ¥180、5個入 ¥1,000、10個入 ¥2,000、15個入 ¥3,000、20個入¥3,900 ほか

とら模様に焼き上げた、黒糖風味の生地と、風味豊かな小豆を使用した粒餡を挟んだどら焼きです。

「目上の方へのお土産や、友人の家へ訪問などに買われていく方が多いです。あとは、母の日や敬老の日などにも人気です。

また、ひとつでも満腹度が高いので、小腹が空いたときにもおすすめです。私は、よく自分用にも購入しています。皮がしっとりしているので、コーヒー、紅茶とも合うんです。

例えば会社でプレゼンがうまくいった! など、特に頑張ったときの自分へのご褒美にもぴったりなお菓子だと思います」(担当者)


今回紹介した定番商品以外に、宗家 源 吉兆庵には、季節の果実をまるごと生かした旬のお菓子がそろっています。四季折々と変わる和菓子と定番商品、どちらも楽しめるところがうれしいですね。

機会がありましたら、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。世界に羽ばたく日本が誇る和菓子を、ぜひご堪能あれ。

※価格はすべて税抜です。

問い合わせ先

  • 宗家 源 吉兆庵 
  • 電話:0120-277-327(フリーダイヤル、問い合わせ窓口)
  • 受付時間/月曜日〜土曜日 9:30〜18:00 ※年末年始、12:00〜13:00を除く
  • ※店舗ごとの詳しい営業時間、所在地等は、宗家 源 吉兆庵HPをご確認ください。
この記事の執筆者
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WRITING :
宮平なつき