知的好奇心をくすぐる旅、買い物や名所巡り、ラグジュアリーな海外旅行。さまざまな旅を経験してきた大人の女性が今、注目すべきはニッポンではないでしょうか?

その土地でしか味わえない自然や人々、歴史や味を楽しみ、知らなかった日本を再発見する旅。

それには、風土に根ざした宿やホテルの存在が不可欠です。新たな試みに挑戦する個性派から、改めて底力を実感する老舗まで、旅の目的地にするべき宿を、旅慣れた19人に大調査。

そのうち本記事では、フードジャーナリスト・小松宏子さんが推薦する、北海道・大樹町の「メムアースホテル」をご紹介します。

フードジャーナリスト・小松宏子さんが推薦「メムアースホテル」(北海道・大樹町)

国内旅行_1,旅行,ホテル_1
客室は隈 研吾氏ほかハーバード大学やオスロ建築デザイン大学の学生による実験住宅群。

北海道・十勝の広大な牧場跡地に、隈研吾氏や伊東豊雄氏など日本を代表する建築家が手がけた建物が全5棟。2018年11月に開業、寒冷地での実験住宅を客室にした新しい試みのホテルです。

「広大な雪原に建つコンテンポラリーな建物の美しさにため息。北海道の自然を丸ごと味わいたい」(小松さん)

屋根と基礎部分を窓ガラスでつなげた、360度絶景パノラマが魅力の「ホライゾンハウス」

ホテル_2,国内旅行_2,旅行
「ホライゾンハウス」

例えば「ホライゾンハウス」は屋根と基礎部分を窓ガラスでつなげることで、季節ごとの360度絶景パノラマを満喫。同時に、積雪を考慮した高床を採用したサスティナブルなデザイン。

また、ホテルのレセプションとレストランがある「スタジオメム」は、築40年以上経過した牧草保管用倉庫をリノベーション。

大樹町を象徴する牧草が外壁材に「町まとう家」

ホテル_3,国内旅行_3,旅行
「町まとう家」

「大樹町を象徴する牧草に着目し、外壁材として牧草を利用した『町まとう家』など、『循環型社会を促進するパーツとしてのホテル』という考えは興味深いです。」

馬の代謝熱で部屋を暖める「バーンハウス」

ホテル_4,国内旅行_6,旅行
馬の代謝熱を室内上昇に利用するなどユニークな試みの「バーンハウス」 。

自然の明るくやわらかな光を取り入れた「メーム」

ホテル_5,国内旅行_7,旅行
隈研吾氏設計の「メーム」。光を透過する白い膜材を使い、閉鎖的な暮らしになりがちな寒冷地にあって、室内に明るくやわらかな光をもたらす試み。
ホテル_6,国内旅行_8,旅行
「メーム」の室内。冬場は地熱を利用した蓄熱式床暖房や、炉と煙突からの輻射熱で室内を効果的に暖めるといったしくみも。

自然と同居する「インバーテッドハウス」 

ホテル_7,国内旅行_9,旅行
「インバーテッドハウス」はキッチンなどが屋外にあり、屋内居室は悪天候時の避難用。

北海道の雄大な自然の恵みに感動

国内旅行_4,旅行
牧場跡地ならではの360度パノラマ風景は圧巻。

「なにより、約5万6千坪の敷地内には街灯がなく、夏は降るような星空と月明かりで読書ができるほどの明るさだとか。冬なら、一面雪景色のなか、ぽっと浮かび上がるコンテンポラリーな建物、そのコントラストも絶景のひとつでは?」

国内旅行_5,旅行
ジビエなどは、近隣のハンターから直接仕入れ、臭みやクセの出ないシンプルな調理を心がけている。

「また、東京の『金田中』でも修業された十勝出身のシェフが手がけるイノベーティブな料理も楽しみ。厳しい寒さを実体験するという経験も含めて、大地の恵みを丸ごと味わう旅になりそうです」

以上、フードジャーナリスト・小松宏子さんが推薦する、北海道・大樹町の「メムアースホテル」をご紹介しました。

問い合わせ先

メムアースホテル

TEL:01558-7-7777

  • 1泊2食付き2名1室の1名の料金/町まとう家¥30,000~、バーンハウス・インバーテッドハウス¥40,000~、メーム・ホライゾンハウス¥50,000~(税・サービス料別)
  • 住所/北海道広尾郡大樹町芽武158-1

関連記事

EDIT&WRITING :
田中美保、兼信実加子、佐藤友貴絵(Precious)