健康な足の場合は、指先と指のつけ根、かかとの3か所で体を支えているのですが、「浮き指」になっていると指のつけ根とかかとの2か所だけに。足の指に体重がうまくのっていないために自然と重心が後ろにかかりやすくなり、上半身はそのバランスをとろうと前傾姿勢=猫背のような状態に…。すると姿勢が悪くなるため、首から腰にかけての筋肉に負担がかかり腰痛につながるのだとか。
また2点だけで体を支える「浮き指」の場合は、足裏にかかる衝撃がうまく分散されず、そのためふくらはぎや太ももに必要以上の力がかかってしまい、筋肉に余計な負担をかけてしまう…。そして、その負担を和らげるために脂肪を蓄えようと下半身が太くなる…という恐ろしい負の連鎖に!
だから「浮き指」の人は今すぐにでも解消すべきで、対策は凝り固まった足の甲の筋肉をほぐすことと、足指じゃんけんで足指の筋力をアップさせるのが効果的。
足指じゃんけんがうまくできない…という人がいるかもしれませんが、初めは指でサポートしながらでもいいので続けるうちに足の指がしっかりと使えるようになるし、外反母趾や巻き爪予防にもなるので、頑張って継続してみましょう。
腰痛や下半身太りが改善する「浮き指」解消メソッド
■Step1:手の指を足の指の間に入れ、足の甲の筋肉をほぐす
椅子に座り、足をもう片方の足の太ももにのせる。次に、手の指を1本ずつ、足の指の間に入れて軽く握り、甲の方に指をしならせます。その状態で5秒間キープ。これを10回行って。反対側の足も同様に。
■Step2:手の指を使って足の指の筋肉をほぐす
「浮き指」になっている人は、足の指の筋肉が硬くこわばり動いていない状態なので、手の指で凝り固まった筋肉をもみほぐしましょう。
■Step3:足指じゃんけんをする
グー、チョキ、パーと足指を動かしましょう。これを10回行って。指がうまく動かない、という人はグー、パーだけでもOK。やっていくうちにどんどん使えるようになるので、諦めずに継続しましょう。グー、チョキ、パーで1回とカウントし、これを10回。反対側の足も同様に行って。
【まとめ|腰痛や下半身太りが改善する「浮き指」解消メソッド4か条】
1. 腰痛や下半身太りを引き起こす原因は「浮き指」が大きく関与。
2.「浮き指」のままだと重心が後ろにかかりやすく、上半身はそのバランスをとろうと前傾姿勢=猫背になり腰や脚に負担がかかる。
3. 対策は凝り固まった足の甲の筋肉をほぐすことと、足指じゃんけんで足指の筋力をアップすること。
4.続けるうちに足の指がしっかりと使えるようになるし、外反母趾や巻き爪予防にも効果的。
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以上、腰痛や下半身太りが改善する「浮き指」解消メソッドを教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は2月8日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子