樹脂粘土で作る「クレイフラワー」の魅力とは?「DECOクレイクラフト」講師に教わります
引き続き家で過ごす時間が多い今、週末は新しい趣味にトライしてみませんか?
今回は大人女性に人気の、樹脂粘土を使用した「クレイフラワー」についてご紹介します。
クレイフラワーとは、樹脂粘土という樹脂をベースに作られた、自然乾燥によってソフトな硬さになる粘土を用いて製作する、お花を模したアートです。幼稚園や小学校時代に使った紙粘土と異なり、手が汚れず、透明感もあるものもあり、花などを美しく再現できます。
そんなクレイフラワーの概要やつくり方の基本的な手順、初心者におすすめの花などを、多くの生徒に教えている「DECOクレイクラフトアカデミー」の認定上級講師・長沼美江子さんに教わります。
クレイフラワーはお花の繊細な色味やディテールも「作る」ことができる!
まずはクレイフラワーってなんでしょうか、長沼さん?
「クレイフラワーは、樹脂を主原料とする白いソフトクレイ(粘土)と、ソフトクレイカラー6色『赤・黄・青・緑・茶・黒』を混ぜ合わせ、パステルカラーやシック系の色など、好みの色を作り、さまざまな種類の花や葉を制作するものです。
ソフトクレイは軽くやわらかく、花びらの繊細な動きや薄さをリアルに表現することができ、着色も可能で、自然乾燥させるだけという手軽さもあります。
クレイフラワーは、ウェディングブーケやヘアアクセサリー、コサージュのほか、新築祝いや母の日など、さまざまなイベントに適したオリジナリティある作品を制作することができ、枯れることがないため、インテリアフラワーとしても楽しむことができます。多肉植物なども人気で、幅広い制作が可能です」
いざクレイフラワーを始めるために、必要な道具や手順を紹介
クレイフラワーは、さまざまな目的で制作を楽しむことができそうです。クレイフラワーは基本的にどのように作るのか、ちょっとのぞいてみましょう。
クレイフラワーに必要な道具は意外と少しだけ
必要な道具は、写真にあるような、のし棒や細工棒、棒針のほか、葉型やシリコン型などのほか、絵の具や筆などもあるそうです。
クレイフラワーの手順は、混ぜ合わせて色を作ることからスタート
「はじめにソフトクレイを混ぜ合わせて、花びらの色を作ります。例えばピンク色なら白と赤を混ぜ合わせて、紫色なら赤と青と白を混ぜ合わせて色を作り出します。
好みの色ができたら、花びらを一枚ずつ作ります。枚数や大きさは作る花のサイズによって変わります。必要な枚数ができたら、花びらを1枚ずつ重ねて1輪作り、自然乾燥させます。
その後、茎や葉っぱをセットしたり、またはワイヤーを入れて花器に入れたりと、さまざまなアレンジをして作品を完成させていきます」
初心者におすすめなのは「薔薇」
「まずは薔薇3~4輪ぐらいをアレンジする、体験レッスンからはじめられたほうがよいと思います。そして実際に習われるのでしたら、当教室では1作品目は薔薇をアレンジした『ミニ鏡』を制作します。
思い通りに作れるようになるには、復習が大切
「例えば、フラワーコースのカリキュラム1で10作品、カリキュラム2で10作品を制作することで、さまざまな色の作り方やアレンジ方法などを学べますので、ひとりでの制作が可能になります。あるいは1作品完成するごとに、復習を兼ねて練習をされると、早くひとりで制作できるようにもなります」
とにかくゴージャスで素敵な作品を目にすると、こんなものが自分で作れるようになると考えただけで、わくわくしてきませんか?
クレイフラワーの学習方法
クレイフラワーの技術を身に付けるには、どんな学習方法があるのでしょうか?
「本が出版されていますので、独学でもできないことはないとは思いますが、できれば教室に通われることをおすすめします。ソフトクレイで色を作るときの、微妙なグラデーションや花びらの薄さ、まとめ方、テクニックやコツがありますので、直接目の前で見て、習得したほうが、早いレベルアップにつながります」
今の時期は、なかなか教室に通うというのが現実的ではないことも。その場合には、本を使ったり、動画を見たり、Web上の作品を見たりして、積極的に情報収集しながら準備をしておくのもいいかもしれません。その後、改めて教室に通うというのもよさそうです。
無心にきれいなお花づくりに取り組むことで、ストレスも軽減し、作った作品をインテリアに飾ることで、さらに満足感が高まりそうですヨね。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 石原亜香利
- EDIT :
- 安念美和子、榊原淳