梅雨、塩梅…特殊な読み方の多い「梅」関連の熟語、では「梅醤」はなんと読む?

日本各地で、続々と「入梅」していますね。中国、近畿、東海地方は2020年6月10日、関東以北は、本日6月11日以降、徐々に…ということになりそうです。

梅の実が熟す時期=初夏の雨の多い時期を「梅雨」と表現するのは、いかにも風情があって素敵ですが、「梅雨(ばいう)」を「つゆ」とも読むのは、なぜなのでしょうか?

実は「梅雨(つゆ)」という読み方は比較的歴史が浅く、江戸時代以降ではないか?と言われています。雨が多く、枝や葉先に「露(つゆ)」が多い時期なのでそう呼ぶようになった、という説や、梅雨の間に梅の実が熟していき、だんだんと潰れるほどになっていくため「潰れる」という意味の「潰(つい)ゆ」という言葉が縮んで「つゆ」になった…など、諸説が混在しています。

というところで、本日1問目のクイズと参りましょう。

【問題1】「梅醤」ってなんと読む?

「梅醤」という日本語の読み仮名をお答えください。

ヒント:「梅干しの果肉の部分をつぶして滑らかにしたところに、砂糖を混ぜ合わせた調味料」を意味します。

「○○○○○」と読み仮名5文字です。
「○○○○○」と読み仮名5文字です。

…さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!
正解は↓に!!

正解は… 梅醤(うめびしお) です。

「醤(ひしお)」とは?
「醤(ひしお)」とは?

「醤(ひしお)」とは、「ペースト状の調味料、または味の濃い食品の総称」です。雲丹の風味の強い「雲丹醤(うにびしお)」などもありますよね?

「梅醤」は古来から親しまれてきた日本の伝統的な調味料で、いわゆる「ねり梅」です。梅和え以外にも、煮込み料理やソース類、冷やし麺の隠し味など、さまざまな料理に役立てられそうですよね?

「塩梅(あんばい)」という日本語がありますが、これば「味つけや健康状態など、ものごとのほどあい。かげん」を意味しています。なぜ「塩(しお)と梅(うめ)」でこのような意味になるかというと、昔は「梅酢と塩」が、さまざまな料理の味付けに欠かせない調味料であったから、だと言われています。

今ほど流通や冷蔵技術が発達していない時代、梅干しの製造過程でとれる梅酢は、手に入りやすく保存がきき、活用の幅の広い風味を持った、庶民の味方だったのでしょう。「梅干」が日本人の生活の中、長い間親しまれてきた必需品であった、という事実がうかがえる日本語です。

「梅雨」という表現が定着しているのも「梅」が日本人にとって特別な植物であったから、かもしれません。

さて「梅醤(うめびしお)」、昔は大変な貴重品であった砂糖を使用しており、おいそれと作れなかったと思いますが、現代の私たちにとっては、とても手軽なレシピです。

すりつぶした梅干の果肉に、お好みの量の砂糖(またはほかの甘み)を混ぜるだけ! 殺菌効果、疲労回復効果が期待できる梅干しをより広く活用するため、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

黒糖や蜂蜜などで甘めにつくると、お料理だけでなく和のスイーツやヨーグルトのソースに使っても楽しめますよ!

というところで、2問目と参りましょう。

【問題2】「蝸牛」ってなんと読む?

「蝸牛」という日本語の「かぎゅう」以外の読み方をお答えください。

ヒント:「梅雨」を表現するデザインに、紫陽花(あじさい)と並んで良く登場する、小さなかわいらしい生き物です。

「かぎゅう」以外の読み仮名は「○○○○○」と5文字です。
「かぎゅう」以外の読み仮名は「○○○○○」と5文字です。

さて、正解は?

※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。

正解は↓に!!

正解は… 蝸牛(かたつむり) です。

「かぎゅう」と読むと、かたつむりを指す場合と、もう一つ別のモノを指す場合が出てきます。

虫偏に、「うずまき」を表現する「咼」を合わせた字+牛で、牛の角にも似た二本の触角をもつ「蝸牛(かたつむり)」です。

「蝸牛(かぎゅう)」と読む場合は、「かたつむり」のほか、耳の中にある巻貝のような形の器官を意味するこ

ともあります。

本日は

・梅雨(つゆ/ばいう)

・塩梅(あんばい)

という言葉に関するトリビアと、

・梅醤(うめひしお)

・蝸牛(かぎゅう/かたつむり)

という日本語の読み方をおさらいしました。

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小出 真朱