パソコン作業やスマホチェックをする際に、私たちはつい前屈みになりがちです。この姿勢の悪さが背中の張りや肩こりにつながるのですが、それは肩甲骨周りの筋肉がガチガチに固まっているのが原因です。

肩甲骨は本来、柔軟に動くものですが、背中の張りや肩こりを感じている人は、肩甲骨周りの筋肉が肋骨に癒着したように固まり、柔軟性を失っている状態。

しかも肩甲骨周りの筋肉が硬く張った状態が続くと背中から首、顔と繋がっている筋肉が下に引っ張られ、顔のたるみを引き起こしやすくなるのだとか…!なので、肩甲骨周りの筋肉を柔軟にしておくことは、大人の必須課題です。

村木さんが教えてくれるストレッチは、まるでヨガのポーズのような動きでたった40秒で完了。気持ちよく奥深くのインナーマッスルまでしっかりほぐれるから、上半身が軽くなりとってもスッキリしますよ。

■Step1:四つん這いの姿勢から、左肩、左腕を床につけて伸ばし、右手を重ねる

四つん這いの姿勢から、左手を右腕の下にくぐらせてから、左肩、左腕をべったりと床につけます。そして、左こめかみも床につけましょう。このとき、腕は胴体に対して90度にしてください。

四つん這いの姿勢から、左肩、左腕を床につけて伸ばし、右手を重ねる
深呼吸しながら、ゆっくりとした動作でじんわりとストレッチするようにしましょう。

■Step2:右腕を右の耳の後ろに回すイメージで、上に伸ばす

お尻は高いままで、右腕をさらに上に伸ばして。深呼吸しながら20秒キープしましょう。反対側も同様に行ってください。

右腕を右の耳の後ろに回すイメージで、上に伸ばす
体よりも頭が下になることで、血のめぐりがよくなる感覚に。リフレッシュ効果が高いですよ。

【まとめ|コリを40秒で解消!寝ながら肩甲骨はがしストレッチ4か条】
1.肩こり、背中の張りの原因は、肩甲骨周りの筋肉が凝り固まっていること。
2.肩甲骨は本来、柔軟に動くものですが、筋肉が固まることで肋骨に張り付いたようにガチガチに。
3.まるでヨガのねじりのポーズのような、肩甲骨はがしストレッチが有効。
4.深層筋にまでアプローチできるので、コリが一気にほぐれる。

以上、「コリを40秒で解消!寝ながら肩甲骨はがしストレッチ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は8月7日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手ステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:武田宏美さん
(39歳・音楽配信サービス会社勤務)
「背中がパンパンに張ってつらいときだけでなく、なんだかだるいなーと感じる時にもこのストレッチをすると、不思議と頭もスッキリ。めぐりがよくなるのを実感しますね。リモートワークが続いているので、仕事の合間にこれでリフレッシュしたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子