有名女優からも絶大な信頼を得るスタイリストの犬走 比佐乃さんが、自身の経験値から大人の女性に必要なファッションの選び方を教えていただく連載。第19回目の後編では、バリエーション豊富な大判ストールの巻き方テクニックを教わります。

 
犬走 比佐乃さん(さん付け)
スタイリスト
(いぬばしり ひさの)本誌をはじめ数々の女性誌や女優のスタイリングを手がけ、「マダム犬走」の愛称で多くのファンをもつ。30年以上を誇るキャリアと卓越した審美眼で、セレクト&スタイリングする自身の着こなしも、注目を集める。

敏腕スタイリストが伝授!いますぐ使える「大判ストール」の巻き方4

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200×90cmサイズの大判ストールを使用します(犬走さん私物)

犬走さんが愛用する大判ストールは、1枚絵のようなデザイン。巻き方によって見せる面が変わることで、様々な雰囲気が楽しめます。ふんわりと柔らかな素材感で肌触りも抜群。

大判ストール基本の形は「バイアス折り」に

犬走さんが「この折り方、私の発明だと思う。特許取れるんじゃないかな(笑)」と話すのが、この「バイアス折り」。

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角を交差させるように折るバイアス折り

斜めに一度折ることでそのまま羽織っても肩からずれ落ちにくくなるうえ、どんな巻き方でも形が決まりやすくなります。ここからバイアス折りを起点に作る、4つのアレンジ方法を順にご紹介します。

■アレンジ1:バイアス折りしたストールを、そのままショールのように羽織る

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バイアス折りしたストールを、そのままショールのように羽織るだけ。ショールのように羽織ることで、ストールのデザインが最も楽しめるアレンジ法です。

ブローチなどで留めないと、ずれ落ちやすくなる肩掛け。それもバイアス折りにすることで、留め具なしでも肩からずれ落ちにくくなり、都度羽織りなおすストレスから解放されます。

■アレンジ2:ポンチョのように巻き付ける「1」のアレンジ

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「1」の状態から、片側の先端を対角線上の肩先に回すだけで完成。ストールをしっかり上半身に巻きつけるので、パターン1よりも防寒性の高いアレンジです。

今季人気のポンチョに近いアレンジも、大判ストールがあれば可能です。こちらもバイアス折りがベースになっているので、ずれにくいのがポイントです。

■アレンジ3:簡単なのにデキる女を演出する「ひとつ結びのエディター巻き」

STEP1:「1」のバイアス折りをしたうえ、無造作に細くして首にかける

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両端の長さは揃えず、一方を長く垂らしておきます

STEP2:長い方を1度巻く

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1度巻いてから、両端の長さを揃えます。

STEP3:結んでから先端を垂らす

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垂らした部分が細くなるので、スタイリッシュなムードも加速。通常のエディター巻きは両端を垂らすだけですが、一度結ぶことでほどけにくくなり、首元も寒さからしっかりガードします。

■アレンジ4:小顔見え効果もある少しカジュアルな「ボリューム巻き」

STEP1:アレンジ3の(2)の状態から前で一度交差させ、先端を後ろで結ぶ

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ほどけないように、しっかりと結びます。

STEP2:形を整える

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顔とストールの隙間を作らないようにすると、スマートに仕上がります。ややカジュアルなアレンジのため、OFFスタイルにもマッチする巻き方です。ボリュームのあるフロントとの対比で、顔が小さく見える嬉しい効果も。


人気スタイリストの犬走比佐乃さんが、今もっとも気になるファッション情報をお届けする連載。第19回目の後編では、大判ストールの多彩なアレンジテクニックをご紹介しました。

一連の流れを覚えておけば、スタイリングや気温、気分によって使い分けができる便利なテクニックです。この冬もスカーフやストールを活用しておしゃれを楽しみましょう。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
黒石あみ(小学館)
STYLIST :
犬走比佐乃
WRITING :
津島千佳
EDIT :
石原あや乃