【目次】

「小顔効果」のある若返りボブ【4選】


【1】顔周りのおくれ毛で小顔に見せるナチュラルボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「襟足いっぱいのボブ。頭の形に合わせ、サイド&バックに自然な丸み&ボリュームが出るようにカットしています。ポイントは顔周りと前髪。顔周りはサイドとつなげずに別でレイヤーを。後れ毛風のレイヤーをつくることで顔にかかる毛束ができ、小顔に見せながらフレッシュな印象度がアップ。前髪は少量、シースルーになるようにつくっています。前髪でも小顔見せ&おでこのシワなどをカモフラージュし、若々しい印象に見せる効果も。ハンドブローでも自然にまとまる、扱いやすいスタイルです」(falo 二子玉川 オーナー、スタイリスト 中嶋 亮さん)。

<スタイリング方法>ストレートアイロンで整えて、ツヤっぽくイキイキとした雰囲気に

「ボブスタイルにはストレートアイロン使いがマスト。全体的に熱を加えることで圧倒的にツヤが増し、フォルム的にもこなれ感が出ます」(中嶋さん)。

40代 髪型_4
スタイリング前

<STEP.1>サイドからバックはツヤを出すように熱を与えて

40代 髪型_5,ボブ_4
まずはサイドからバックにかけて、全体的にストレートアイロンを通してまとまりとツヤを出していく。中間から毛先にかけて、面を調えるように熱を与えていって。

<STEP.2>前髪は丸みをつけるように

40代 髪型_6
前髪は真ん中部分から挟み、少し丸みをつけるようにストレートアイロンを通して。少し熱を加えてニュアンスをつけるだけで、こなれ感が出る。

<STEP.3>顔周りも丸みをつけつつ自然におろすに

40代 髪型_7
顔周りの毛束も少し丸みをつけながらアイロンで熱を加えて。サイドに流すのではなく、アイロンを下に抜く、を意識することで、よりフレッシュな印象に。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. ボブは顔周り&前髪が今っぽさを左右する
  2. フレッシュな印象を目指したいなら、顔周りレイヤー×シースルーバング
  3. ストレートアイロンでササっと整えるひと手間で、こなれ度が格段に変わる

「スタイリング剤は軽めのオイルやバームで。ウェットではなくさらっと仕上げたいので、少量を毛先中心に塗布して」(中嶋さん)。

40代に似合う【フレッシュさ際立つシンプル丸みボブ】顔周りの毛束と透け前髪で、さりげない抜け感を

【2】キュッと引き締まった小顔に見せるふんわりロブ

ボブ_1,40代 髪型_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースは肩につくかつかないくらいの長めのボブ(ロブ)。これから髪をのばしたいというニーズがあり、のばし中でもストレスなく楽しめるように、いつでもするっとまとまりつつ今っぽく見えるようカットを施しました。頭のはちが張っていて四角く見えやすいので、キレイな卵型で引き締まった小顔に見えるように調整しています。表面にレイヤーを5~6cm入れて自然な動きを出しながら、鼻横あたりにボリュームが出るように。頭の形を立体的に見せ顔立ちが美しく際立つような、バランスのいいひし型シルエットに整うようカットをしています。

絶壁が気になる後頭部もふんわり見えるように。内側にはエアリーな空洞ができるようにカットすることで、首元もスッキリ見せることができます。さらに前髪は長さを残し、おろしてもサイドに分けてもOKなスタイルに。骨格、顔立ち、髪質を見極め、すべてのバランスが整うようにカットを施しているのがポイントです。髪色は髪を伸ばしていくなかで根元が伸びてきてもものっぺり見えず、立体感のあるスタイルが長続きするようにハイライト&ローライトを入れています」(STEP BONE CUT TOKYO ディレクター、スタイリスト 堤 好司さん)。

<スタイリング方法>ひし形シルエットに整えて、さらに立体感&小顔見せを際立たせる!

「ブローなしで手間暇かけずともおさまりのいいスタイルですが、少し巻くことでよりふんわり映えるスタイルに!」(堤さん)。

 

<STEP.1>毛先は外巻き、表面の毛は自然な内巻きに

毛先は外巻きに、表面の毛は内巻きにしていく。やや太めのアイロンを使うとより自然な仕上がりに。

<STEP.2>表面の毛束をランダムとり、スパイラル巻きに

ボブ_4
さらに髪に自然な動き&エアリー感を出すため、表面の毛束を少量ずつランダムにとり、アイロンを縦に入れてスパイラル巻きに。

<STEP.3>顔周りはリバース巻きに

ボブ_5
左右の顔周りはアイロンを縦に入れ、真横に流すようにしてリバース巻きに。くるんとカールをつけるのではなく、自然に真横に抜くくらいでOK。顔周りにエアリーなニュアンスが加わり、抜け感が出る。

<STEP.4>前髪や毛先にはバームをなじませて毛束感を

毛先や顔周り、前髪にはバーム(SBCP 生ミネラルバーム)を少量とり、指先でなじませて毛束感を。少しウェットな毛束感を出すことで、一段とこなれた印象に。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 骨格や顔立ちに合わせた計算づくのカットなら、のばし途中でもいつでも間延びせずこなれた印象に
  2. 前髪や顔周りの絶妙バランスで、小顔見せも立体感もさらに際立つ!
  3. 内巻き、外巻き、スパイラル巻きをバランスよくミックスさせて、全方位立体的に美しく

40代に似合う【スウィングフォルム小顔ロブ】のばしかけの髪でもいつでも扱いやすく見映えよく!

【3】メリハリを出して面長感を解消するくびれボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースはあごくらいの長さのボブ。モデルさんは中間から毛先は広がりやすいクセ毛でありながら、トップはぺったりしやすい髪質なので、ハチ上のみにレイヤーを入れ、トップにはふんわり感と動きを出しやすく。レイヤーを入れることでサイドから見たときのシルエットも美しく映え、広がりやすい髪も締まるよう調整しています。さらに前髪のクセに合わせ、クセ毛でも斜めに自然に流しやすいカットを施しています。

白髪ぼかしのハイライトもこのヘアスタイルのポイント! 白髪が目立ちやすいトップと顔まわりに集中的に細めにハイライトを入れ、白髪をぼかしながら、自然な動きと立体感を演出しています。ハイライトを入れることで白髪が目立ちにくくなるので、白髪染めの頻度も少なく済み、忙しい方でもおしゃれな印象を2~3か月はキープできます」(AIR GINZA スタイリスト 岡田有加さん)。

<スタイリング方法>耳横の毛をふんわりさせ、くびれヘアにすることで、面長感を和らげる

「面長な顔型の方におすすめしたいのが、サイドの毛をS字になるように巻き、くびれ&メリハリを出すスタイリングです。毛先はすぼめつつ、視覚的に横にふわっと広がるシルエットをつくることで、より若々しくイキイキとした印象に」(岡田さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>毛先は外ハネに

40代 髪型_4,ボブ_4
耳うしろの襟足部分の毛先は外ハネに。ストレートアイロンを使い、前から見たときに自然な外ハネに見えるよう、巻いていって。

<STEP.2>耳横から耳前の毛はS字に巻く

ボブ_5
耳横から耳前のサイドの毛は、中間は内巻き、毛先は外ハネにしてS字ラインになるように巻いて。耳横にふんわりとした動きを出し、毛先をすぼめてメリハリを出すことで、面長な顔立ちもバランスよく見せる効果が。

<STEP.3>サイドから後頭部の表面の毛はふわっと内巻きに

ボブ_6
サイドから後頭部の表面にかぶさる毛は内巻きに。ぺったりしがちな後頭部はとくに、ふわっと巻いてボリュームアップ。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. クセ毛は無理にのばそうとせず、クセ毛生かしのカット&スタイリングでナチュラルに美しく
  2. 白髪ぼかしハイライトでダメージレス&自然な動きと立体感もかなえる
  3. 面長な顔立ちはサイドをS字巻きでふんわりさせ、よりバランスよくイキイキとした表情に

「スタイリングにはバームがおすすめ。毛先の内側から塗布してフォルムを整え、手に残ったものを表面になじませて」(岡田さん)。

40代に似合う【クセ毛生かしのくびれボブ】うねって広がりやすい髪でも、いつでも映えるスタイルに

【4】フェースラインにかかる髪で小顔に見せるロブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3
バック

「ベースはあご下のロブ(ロングボブ)。切りっぱなしに近いスタイルですが、表面のみ少しレイヤーを入れて調整しています。ざっと乾かすだけで、広がりやすいクセ毛でも外ハネにまとまるようなスタイル。前髪はつくっていませんが、顔周りには短い毛を仕込み、ペタッとしがちな髪にふわっとした立体感を出し、フェースラインにかかる髪があることでさりげなく小顔効果も狙っています」(GARDEN YOKOHAMA est 店長、スタイリスト 豊田 楓さん)。

<スタイリング方法>根元はしっかり立ち上げてふわっと感を。毛先はアイロンで外ハネに

「ドライヤーで乾かすだけでまとまりは出やすいようカットしていますが、毛先はササッとアイロンで外ハネにスタイリングすると、ナチュラルでありながらも”手入している感”が演出できます」(豊田さん)。

40代 髪型_4
スタイリング前

<STEP.1>トップ&サイドは根元を立ち上げるように乾かす

40代 髪型_5
ペタッとしがちな根元は、乾かすときのひと手間であか抜け感アップ。髪をかき上げるように根元を持ち上げながらドライヤーで乾かして、根元から毛を立ち上げて。

<STEP.2>毛先はアイロンで外ハネに

40代 髪型_6
毛先はストレートアイロンを使って外ハネに。くるっとするのではなく、スーッと自然に外に流す程度にハネさせて抜け感をキープ。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 切りっぱなしボブは表面のみの絶妙なレイヤーでより扱いやすく!
  2. 顔周りは短い毛を仕込み、ふわっとした立体感と小顔効果を狙う
  3. 毛先を巻くだけでなく、根元を立ち上げるひと手間で若々しい印象に

「スタイリングには柔らかめのバームを。小指のつめくらいの量をとり、両手に広げてから髪全体に内側からなじませていって。最後に指に残ったものを表面を毛に塗布して、ふわっと感を出します。ハリコシがなく乾燥しがちな大人世代の髪にはスタイリング剤はマスト。時間がない忙しい方こそ、スタイリング剤の選び方やなじませ方にもこだわって」(豊田さん)。

40代に似合う【ふわっとまとまるあか抜けロブ】クセ毛でも時短スタイリングでおしゃれに見えるスタイル

「髪質硬め毛量多め」におすすめの若返りボブ【3選】


【1】クセ毛を生かしたラフなスタイリングのエッジィボブ

ボブ_1,40代 髪型_1
フロント
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースはあご下くらいのシンプルなボブ。サイドからバックにかけてはまっすぐなラインは残しつつ、適度にレイヤーを入れています。扱いやすさはもちろんのこと、自然な動きも出るようにカットしています。今回のスタイルは顔周りのみに、ひねりをきかせているのがいちばんのポイント。耳より前の毛は、別で短めに切り込んで段をつくっています。切り込む量や長さにルールはなく、お客さまそれぞれの顔立ちや髪質、全体のバランスを考えながら調整を。顔周りの切り込みがアクセントになるので、前髪は作らず大人っぽさをキープしています」(TWIGGY. スタイリスト 滝谷咲子さん)。

<スタイリング方法>クセ毛を生かしたラフなスタイリングで抜け感を!

「あえてキレイに整えすぎず、スタイリング剤をつけながらラフにスタイリングするだけでOK。時間があるとき、よりきちんとした印象に見せたいときはストレートアイロンを使い、よりまとまりのあるスタイリングをしても」(滝谷さん)。

スタイリング前

<STEP.1>ヘアムースで、クセを整える

まとまりやすいツヤ髪に整えるヘアムース(今回使ったのはYUMEDREAMINGの「エピキュリアン ヘアムース」)を手のひらにピンポン玉1~2個分とり、毛先から内側になじませていく。手に残ったものを表面になじませて、気になる髪のクセを整えて。

<STEP.2>バームで自然なツヤをプラス

さらにジェル(今回使ったのはYUMEDREAMINGの「エピキュリアン パールセントジェル」)を髪の表面に塗布。サイドのボリュームを適度におさえつつ、ツヤを出して仕上げて。

<老け見えをくい止めるポイント3か条〉

  1. クセは無理にのばそうとせず、クセを生かしたカット&スタイリングでこなれ感を
  2. 顔周りの大胆な切り込みで、格段におしゃれ映えを狙う!
  3. 優秀なスタイリング剤を味方につければ、より今どきの仕上がりに

40代に似合う【クセ生かしのエッジィボブ】シンプルな大人ボブに遊び心をプラス

【2】うねりやクセをカバーするあごラインボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースはシンプルなあごラインのボブ。もともと毛量が多いため、ペタッとしてボリュームが出にくいということはないのですが、年齢による多少のクセやうねりがありまとまりにくい、広がりやすいというお悩みが…。そんな方でもあごラインにカットすることでまとまりやすく、キレイな形に見せることができます。

モデルさんは頭のはちが張っているので、内側のこめかみ部分やはち周りを毛量調整しシルエットを整え、まとまりやすく扱いやすいようにしています。前髪はあえて深めにとっていますが、毛先は削いで軽やかな印象に。前髪を深めにとることで生え際の白髪を目立たせず、数週間たっても気になる白髪をさりげなくカバーすることができます。顔周りは表面のみ少しだけ段を入れ、クセが出やすい毛先もキレイに見えるように調整を」(MAISON de IGGY 代表 二宮英徳さん)。

<スタイリング方法>内側の土台からアイロンで整えるひと手間で、ツヤ感がアップ

「丸みのあるツヤツヤボブヘアにストレートアイロンは必須。表面だけでなく、内側もしっかり整えることでよりシルエットが美しく、”手をかけている”上質感が出ます」(二宮さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>内側もしっかりアイロンで熱を加えて整えていく

40代 髪型_4,ボブ_4
内側部分の髪はうねりやクセが出やすいので、その土台もしっかりストレートアイロンで整えることで、丸みのあるより美しいフォルムに。表面の髪をピンなどで留め、根元から毛先にかけてアイロンをすべらせるようにあてて熱を加えて整えていく。

<STEP.2>顔周りのひと束は少し前に引っ張りながら内巻きに

40代 髪型_5,ボブ_5
サイドからバックにかけての表面の髪も根元から毛先にかけてアイロンでまっすぐに整えた後、顔周りのひと束は少し前に引っ張るようにしてしっかりめに内巻きに。フェースラインにさりげなくかかるニュアンスをつくることで、こなれ感が出せる。

<STEP.3>前髪は斜め横に流して

40代 髪型_6,ボブ_6
前髪は中央部分はまっすぐに下にアイロンを動かし、サイド部分は左右に自然に流すように動きを出して。こめかみに向かってリバース巻きにすると、より軽やかでエアリーなニュアンスに。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. クセやうねりが出てきた髪は、あごラインのボブが結局落ち付く&おしゃれに見える
  2. 頭の形に合わせた毛量調整&白髪もカバーする前髪のこだわりカットで、こなれた印象も実用性もかなう
  3. ボブヘアは内側のクセやうねりもしっかりアイロンでのばしてこそ、隙のない美シルエットに

「スタイリングにはバームがおすすめ。髪をしっとりおさめたい内側の毛先部分にしっかりめにつけた後、全体のシルエットを整えながら、顔周りに毛束を作ったりして調整してみて」(二宮さん)。

40代に似合う【フレッシュさ際立つあごラインボブ】うねりやクセもカバーして美フォルムに

【3】広がりがちな髪もまとまりやすい抜け感ボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「1本1本がしっかりとしていて太くて硬め、ヘアスタイル次第では広がりがちでまとまりがでにくいモデルさんの髪。ドライヤーでざっと乾かしてもまとまりが出やすいようカットしていますが、軽く巻くことを想定し、ベースはあご下3cmくらいのやや前下がりのボブに。全体的にレイヤーは入れず切りっぱなしに近いスタイルにしています。顔周りのみ、動きや立体感を出したいのでレイヤーをバランスよくプラス。前髪は眉間の毛くらい、少量でつくり、重めのボブに程よい抜け感が出るよう調整を」(SUNVALLEY 副店長 土田美沙子さん)。

<スタイリング方法>前髪はカーラーで、毛先と顔周りはアイロンで軽く巻くだけで華やかさアップ

「アイロンの熱を加えることで、硬くニュアンスの出にくい髪も柔らかい印象に。毛先と顔周りをササッと巻くだけで格段に、華やかさとこなれ感が出せます」(土田さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>前髪はカーラーでふわっと感を

40代 髪型_4,ボブ_4
前髪は直径32mmくらいのカーラーで巻き、ふわっとしたニュアンスを出す。

<STEP.2>毛先はアイロンでワンカール内巻きに

40代 髪型_5,ボブ_5
前髪にカーラーをしたまま、毛先を巻いていく。32~38mmのやや太めのアイロンで毛先をワンカール内巻きに。毛束を少しずつとり、軽く持ち上げながら巻くと、よりふわっとした仕上がりに。

<STEP.3>顔周りはリバース巻きにして立体感アップ

40代 髪型_6,ボブ_6
左右の顔周りのひと束ずつは、軽くリバース巻きに。こめかみにかかるひと束にふわっとしたニュアンスを出すだけで華やかに見え、小顔効果も狙え、さらに顔立ちも自然と美しく際立つ仕上がりに。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. レイヤーは顔周りだけに入れた切りっぱなしボブで、今っぽいバランスに
  2. 前髪は薄め少なめのシースルーバングが、大人のボブの決め手
  3. 毛先や顔周りはアイロンでニュアンスをつけて、よりふわっと華やかに印象度アップ

「スタイリング剤はツヤを出すオイルがおすすめ。毛先や顔周り中心になじませます。前髪は、セミハード系スプレーを。直接吹きかけるのではなく、コームにふり、サッととかしてシースルー感をキープするのがコツ」(土田さん)。

40代に似合う【シースルーバングのナチュラル&フェミニンボブ】透け前髪と顔周りの毛束でフレッシュな印象度アップ

「髪質柔らかい毛量少なめ」におすすめの若返りボブ【3選】


【1】ペタッとしやすい髪質でもふんわりとした美バランスボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「毛量がやや少ないこともあり、トップやこめかみ部分はペタッとしやすい髪質。ベースはあごラインのボブ。うしろは表面のみに若干レイヤーをいれています。後頭部につむじがあり髪が割れやすいので、レイヤーを入れて軽さを出し、ふんわりカバーしています。

サイドは自然に流れる毛流れができるようカット。前髪はセンター1~2cmと幅狭めにつくり、シースルー前髪にも、サイドに分けて前髪なしにも、アレンジ自在に」(MINX shibuya smart salon ディレクター 知念弘行さん)。

<スタイリング方法>片サイドはもみあげ部分を残して耳にかけて、さりげない動きを出す

「アイロンで毛流れをササッと整えて、最後に片サイドの髪を耳がけするのがポイントです。シンプルなボブスタイルですがそのひと手間で、さらに抜け感がアップします」(知念さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>毛先はワンカール平巻きに

40代 髪型_4,ボブ_4
32~38mmくらいの太めのアイロンを使い、毛先をワンカール内巻きに。地面に対して平行に、平巻きに。

<STEP.2>顔周りはリバース巻きで自然な毛流れを

40代 髪型_5,ボブ_5
左右の顔周りのひと束ずつはリバース巻きに。中間から毛束を挟み、毛先にスーッとスライドさせるように巻いて。

<STEP.3>もみあげは残して、片サイドの髪を耳にかける

ボブ_6
もみあげ部分の髪を残し、耳の付け根よりうしろの髪を耳にかけて毛量調整を。片サイドだけ耳がけすることで、フェースラインを美しく見せながら、動きも軽さも出て、よりこなれた雰囲気に。

<老け見えをくい止めるポイント3か条〉

  1. 前髪はセンター1~2cmに少量つくり、大人にも似合うさりげないシースル―前髪に
  2. 一見ワンレンボブ風でも、表面にレイヤーを入れてフォルム調整を
  3. もみあげは残しつつ片サイドのみ耳がけして、ナチュラルな抜け感を演出

「スタイリング剤は、前髪と全体を使い分けしています。前髪のシースルー感をキープするのにはやや重めのオイルを、毛先の浮きや動きを出すのにはファイバー系ワックスを使用。やや重心低めのひし形シルエットに整えることで、面長顔の方でもよりバランスよく見える効果が!」(知念さん)。

40代に似合う【ほんのり前髪あり美バランスボブ】イメチェン自在な幅狭め前髪でこなれ感をかなえる

【2】こなれ感のあるふんわりエアリーショートボブ

40代 ショートヘア_1
仕上がり
40代 髪型_1,40代 ショートヘア_2
サイド
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_3
バック

「柔らかい切り口となじみやすさを考え、全体的にレザーを使ってカットしています。白髪染めを繰り返したダメージヘアや1本1本が細くぺたっとしがちなねこっ毛の方には、レザーで柔らかさを出しながらカットしていくのがおすすめです。ベースはショートボブ。サイドは動きを出しやすいようレイヤーを入れ、うしろはやや短めに後頭部のフォルムを整えるようにカットしています。

前髪は奥からもってきて厚みを出しながら、サイドと自然につながるように長めに、かつ抜け感も意識してカット。おろしたり、耳にかけたり、アレンジが効くようにして仕上げています」(LANVERY オーナー、スタイリスト 菅野太一朗さん)。

<スタイリング方法>前髪からトップは、アイロンで内巻きにしてふんわり感を

「前髪からトップにかけては、分け目をまたぐように前に流しながらアイロンで内巻きにしてふわっと。サイドに流れる前髪はおろしても、耳にかけても、気分でアレンジを」(菅野さん)。

スタイリング前

<STEP.1>前髪は内巻きに

40代 髪型_3,40代 ショートヘア_4
前髪はアイロンで内巻きに。やや太めのアイロンで、分け目をまたぐように左右の前髪を一緒に巻き込む。毛先から中間までを巻き、自然なニュアンスを出して。

<STEP.2>トップも前側に向かって内巻きに

トップの毛も分け目をまたぐように、前側に毛を流しながら内巻きに。あえて毛流れと逆に巻くことでふんわり感がアップ。

<STEP.3>後頭部もアイロンで巻きふんわりと

ヘアアレンジ_1,40代 ショートヘア_5
ショートボブは後頭部のフォルムも大事。ぺったりしがちな後頭部も、アイロンで丸みを出すように巻いてふんわり感を出して。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. レザーカットでショートヘアにやわらかい質感をプラス
  2. ふんわり長めのサイドに流れる前髪で、ショートのこなれ感を際立たせる
  3. 前髪からトップにかけては、前に流しながら内巻きに熱を与えて自然にふんわりスタイリング

「スタイリング剤はワックスがおすすめ。毛先を中心に、全体的にも見込んでエアリー感を出しています」(菅野さん)。

40代に似合う【ふんわりエアリーショートボブ】長め流し前髪でこなれたおしゃれ感をプラス

【3】耳にかけることでボリューミーに見せる重めロブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースは鎖骨くらいの長さのワンレンボブ。厚みは残しつつ動きが程よく出るよう、すそに低めのレイヤーを入れてくびれをつくっています。さらに顔周りにも多めにレイヤーを入れ、小顔見せをかなえつつも顔が明るく見えるようバランスを整えています。前髪は短めにカットしつつ、小ジワなどが気になるおでこもさりげなくカバーできるように。全体的に丸みのあるシルエットに調整し、女性らしい印象に。さらにサイドの髪は、耳にかけることでより動きやボリュームが出やすくなっています。

今回カラーにもこだわったのですが、ベースは黄味と赤味をおさえたベージュでトーンアップさせつつ、上からミントベージュをかぶせて透明感を出しつつメリハリを出し、白髪も自然にカバーしています」(EMMA GINZA スーパートップスタイリスト NAOMIさん)。

<スタイリング方法>トップのみロールブラシを使ってボリュームアップ。毛先は手ぐしブローで外ハネに

「分け目がぺったりしてしまいがちなトップは、ロールブラシを使ってボリュームアップ。毛先は外ハネしやすいようカットしているので、アイロンなどは使わずとも手軽にスタイリング可能です」(NAOMIさん)。

スタイリング前

<STEP.1>トップ部分はロールブラシで前向きにブロー

40代 髪型_4,ボブ_4
分け目がぺったりしがちなトップ部分の毛は、毛先から前に向かってロールブラシに巻き付けてブロー。あえて毛流れと逆に前に向かってブローすることで、自然にふわっとボリュームアップできる。

<STEP.2>毛先は手ぐしブローで外ハネに

ボブ_5
毛先はドライヤーの熱をあてながら、手を返すようにして外ハネにしていく。外ハネしやすいようカットしているので、アイロン要らずで手軽に外ハネスタイルに。

<STEP.3>前髪はワックスバームで束感を出す

ワックスバームを手にとり、毛先から中間になじませた後、手に残ったものを前髪になじませていって。少し束感を出すようにして、おしゃれ感をプラス。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 毛先に厚みを残しながらくびれを作ったロブで、ボリューム感とこなれ感、女っぽさをかなえる
  2. 短め透け前髪で、気になる肌悩みもカバー
  3. ぺったりしがちなトップは、前向きブローでボリュームアップ

「スタイリング剤はワックスバームがおすすめ。ツヤ、束感を出しながら、自然な動きをキープできます」(NAOMIさん)。

40代に似合う【ナチュラルな動きのあるボリューミーロブ】重めカットながらもニュアンスを出しやすいロングボブ

「時短スタイリング」が叶う若返りボブ【4選】


【1】アイロンで表面を整えればOKなシンプルショートボブ

ボブ_1,40代 髪型_1
フロント
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースはリップ下ラインくらいのシンプルなショートボブ。耳にもかけられ、少しアレンジできる長さは保ちつつ、前上がりのラインで柔らかいイメージに。とくにトップや後頭部がペタッとしやすいので、頭の形がキレイに見せるようなカットにこだわりました。

また、顔周りのレイヤーをあえて切り込むように入れ、さりげない動きとフレッシュさを演出。前髪は厚みを出さず、透け感のある薄めのバングに。生えグセがあるのでカットとドライで整えつつ、旬のスタイルに仕上げました」(STEP BONE CUT TOKYO 店長、スタイリスト 神田あかねさん)。

<スタイリング方法>アイロンで表面をならし、まとまりと丸みを時短でかなえる

「ざっとドライヤーで乾かしただけでもするっとおさまるスタイルですが、アイロンの熱を加えることでより”手をかけている”感、上質感がアップします」(神田さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>細めのアイロンで表面を整えていく

表面の毛を全体的に、中間から毛先に向かってスーッとアイロンを滑らせるようにあて、やや内巻きにしていく。やや細めのアイロンを使うと、自然な丸みが時短でかなう。

<STEP.2>顔周りの毛束はスーッと流すくらいに

ボブ_4
レイヤーが入った顔周りの毛束は毛先を内巻きにせず、スーッと流す程度でOK。

<STEP.3>バームを内側からつけてフォルム調整

ボブ_5
バーム(SBCP 生ミネラルバーム)を指先にのばし、まずは髪の内側の毛先からしっかりつけていく。内側からつけることでフォルムが整い、くずれにくいスタイルに。残ったものを表面にもササッとなじませて、ツヤ感をプラス。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 骨格や顔立ちに合わせたカットで、ペタッとしやすい髪も自然にボリュームアップ
  2. 顔周りの切り込みレイヤーや前髪のバランスで、シンプルながらもひねりのあるスタイルに
  3. アイロンで熱を加えるひと手間でさらに垢抜ける!

40代に似合う【切り込みシンプルショートボブ】ペタッとしがちな髪は顔周りの動きで変化&おしゃれ感を!

【2】ブラシ+ドライヤーでつくるシンプルこなれボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ハチより下にボリュームはあるけれど、トップはぺたっとしてボリュームが出づらい髪質のモデルさん。ベースはあご下くらいのボブ。内側の毛量をとってあげて、おさまりがよくなるよう調整しています。

一見重ための切りっぱなしボブに見えますが、なかのボリュームをとっているのでおさまりがよく、トップにはレイヤーを入れているのでふわっとやわらかな丸みが出やすくなっています。広がりやもたつきが気になる髪も、するっとまとまって、さりげない抜け感も。シンプルなスタイルだからこそ、耳にかけて毛量調整したり、ブラシを使ってブローしてツヤを出したり、ちょっとの工夫でよりあか抜けた印象に」(Sui OMOTESANDO 店長 塩田勝樹さん)。

<スタイリング方法>ボリュームのメリハリをつけることで、よりこなれた印象に

「サイドパートのボブの場合、少ないほうはタイトにまとめ、多いほうはふわっと程よいボリュームを。メリハリを出すことでより抜け感のあるスタイルに。ロールブラシはやや細めのものを使うほうがキャッチ力が強く、ボリュームを出しやすいです」(塩田さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>ボリュームを抑えたい部分はブラシでなでつけながらブロー

40代 髪型_4,ボブ_4
ボリュームを抑えたい部分は、髪にブラシをなでつけるようにして熱を与えてタイトに整えていく。

<STEP.2>サイドは前にひっぱるようにして、ストレートアイロンで毛先をワンカール

40代 髪型_5,ボブ_5
ボリュームを出したい側の髪は、根元からブラシを入れてしっかりとブローをしていく。

<STEP.3>毛束を持ち上げながらブローして、毛先はふわっと抜く

ボブ_6
根元から毛先まで、毛束を持ち上げながらブラシを通し、毛先はふわっと抜くようなイメージで。持ち上げながらブローすることで、よりふんわりと自然なボリュームが出せる。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. 内側は毛量調整、トップは適度にレイヤーを入れ、カットの時点でまとまるフォルムをつくる
  2. やや細めのロールブラシを使ってブローすることで、ふわっとしたボリューム&ツヤがかなう
  3. 片サイドはタイトにおさえつつ、もう方サイドはふわっと。メリハリをつけてこなれ感アップ

「スタイリング剤はスプレータイプのオイルなど、重たくならないものがおすすめ。ツヤも出せ、軽やかな動きもキープできます」(塩田さん)。

40代に似合う【シンプルこなれボブ】おさまりよくメリハリも抜け感もかなえるスタイル

【3】簡単に分け目リセットができる丸みショートボブ

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
仕上がり
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
サイド
40代 髪型_3,40代 ショートヘア_3
バック

「カットのポイントは、後頭部に丸みを出すようなフォルムにこだわったことです。ぺったりしやすいところにしっかりとボリュームが出るようにして、膨らみやすい部分はボリュームを抑えるように、バランスをとっています。サイドは長め、全体的にグラデーションカットでフォルムをつくっています。顔周りは長めに残すことで、サイドの内側の白髪も目立ちにくくする効果が。

前から見たときは短めのボブのようなイメージですが、後頭部は丸みを出しながらももたつきやすい襟足部分はスッキリとさせてメリハリを。熊川さんは骨格がしっかりお顔立ちがくっきりされていらっしゃるので、顔の形や印象もバランスよく美しく見せるような髪の長さ&フォルムにもこだわりました。前髪は薄めで流すようにして、奥行きを出しています」(高﨑さん)。

<スタイリング方法>分け目リセット&根元の立ち上げがこなれ感のカギに

「ショートはとくに、毛流れがこなれ感のカギになってきます。分け目がくっきりして、全体的にぺたっと髪が寝てしまっていると生活感が出てしまいがちなので、しっかりリセットするひと手間を加えて」(PEEK-A-BOO NEWoMan新宿 シニアスタイリスト 高﨑葵さん)。

40代 髪型_4
スタイリング前

<STEP.1>トップの分け目をリセット

40代 髪型_5
まずはトップ部分の分け目をふんわりさせて、目立たなくなるように。ドライヤーをあてながら、分け目を手で揺らしながらリセットして。

<STEP.2>サイドの毛の根元を立ち上がらせる

40代 髪型_6
自然なふんわり感&丸みを出したいサイドの毛は、根元からかきあげるようにしてドライヤーの熱風をあてて。

<STEP.3>ストレートアイロンで毛先に丸みをプラス

ストレートアイロンでサイドからバックの毛を巻いていく。毛先を内巻きにスーッと流す要領で丸みを出していく。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. サイドの毛を長めに残したショートボブで気になる白髪も自然にカバー
  2. 丸みのあるしなやかな雰囲気ながらも、バックスタイルはすっきりアクティブな印象に
  3. 分け目&根元ぺったりをリセットするスタイリングで、よりふんわり若々しく

「スタイリング剤は柔らかめのワックスがおすすめ。ボリュームを程よく抑えながらも、ふんわりさせたいところはキープ。硬い質感にならずにツヤも出せます」(高﨑さん)。

40代に似合う【しなやか&アクティブな丸みショートボブ】時短スタイリングでするんとまとまるスタイル

【4】乾かすだけでふんわり感を出すハンサム見えミニボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「うしろを襟足ギリギリくらいで切りそろえたボブ。切りっぱなしにしておしゃれな印象に。表面だけでに少しだけレイヤーを入れ、程よい柔らかさと扱いやすさを加えています。顔周りは鎖骨下くらいの長さにカットし、うしろに自然に流れやすいよう調整を

。全体的にレングスが短いので、根元やつむじにボリュームが出ずぺったりしてしまいがちな方でも、ふんわり立ち上がりやすいスタイルです。ピンクベージュのハイライトを入れ、ヘアスタイルに立体感と柔らかさを、さらに白髪ぼかし効果も狙っています」(TORA by grico 店長、スタイリスト バタコさん)。

<スタイリング方法>トップはふんわり、毛先はアイロンで外ハネにしてアクティブに。

「おさまりがいいスタイルなので、乾かすだけでも自然にまとまりますが、ドライヤー&アイロンのひと手間でよりおしゃれな印象に」(バタコさん)。

スタイリング前

<STEP.1>トップは根元から立ち上げるように乾かす

40代 髪型_4,ボブ_4
ぺったりしがちなトップ部分の毛は、洗髪して乾かす際に分け目をまたぐように上に毛束を持ち上げて左右に振りながら乾かしてふわっと立ち上がりのいい状態に。朝のスタイリング時にトップがペッたりしている場合は、スタイリングウォーターなどで髪を濡らしてから行って。

<STEP.2>毛先はアイロンで外ハネに

ボブ_5
ストレートアイロンを使い、毛先は外ハネに。くびれをつくることで、こなれた雰囲気に。

<STEP.3>サイドの毛はバランスを見ながら耳にかけつつうしろに流す

ヘアアレンジ_1,ボブ_6
毛先を中心にオイルをなじませた後、手に残ったものをサイドの髪になじませながらうしろに流し、バランスを見ながら毛束を耳にかけて。その日の気分やなりたい雰囲気次第で、耳にかけるバランスは調整を。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. ショートほどは短くない、襟足ギリギリのミニボブでおしゃれかつフレッシュな印象に
  2. 分け目やつむじの薄毛が気になるなら、短めボブがやはり正解!
  3. メリハリ出しスタリングのひと手間であか抜け感を

「スタイリング剤は全体的にヘアオイルをなじませたあと、手に残ったもので表面を整えるのがおすすめ。もみあげやサイドなど、少しフォルムをキープしたい部分にはミルクバームをプラス」(バタコさん)。

40代に似合う【ハンサム&おしゃれ見えなミニボブ】ボリュームアップ&小顔をかなえるコンパクトなボブ

「パーマ 縮毛矯正」でつくる若返りボブ【4選】


【1】毛先パーマで揺れ感を演出したラフなマッシュボブ

ボブ_1,40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「スタイル的にはマッシュボブの変形。直毛でも柔らかい動きが出るよう、パーマをかけています。モデルさんは毛量もあり根元はボリュームがあるので、パーマは毛先中心に、柔らかく自然な毛流れと揺れ感が出るようにしています。

前髪から顔まわり、頬やあごのラインをあえて出し、顔立ちがキレイに見えるようなカットにこだわっています。サイドはかなり切り込んでいますが、うしろは長めにしっかり残しているのもポイント。うしろはレイヤーを適度に入れ、すっきりとした動き&立体感のあるシルエットに仕上げています」(TWIGGY. スタイリスト 松尾美聡さん)。

<スタイリング方法>パーマを復活させ、自然な動きを出すスタイリングにこだわって

「ナチュラルな動きが出るようにパーマをかけているので、朝起きたら水で濡らしてパーマを復活させ、ムース&ジェルでスタイリングするだけ。時短で映えるスタイルに」(松尾さん)。

スタイリング前

<STEP.1>毛先を濡らしてから、パーマ用のムースをなじませる

手に出す量はピンポン玉ふたつ分くらい。やや多めに。
手に出す量はピンポン玉ふたつ分くらい。やや多めに。
40代 髪型_4,ボブ_4
水で髪を濡らしてパーマを復活させてから、パーマ用のムース(今回使ったのはYUMEDREAMING EPICUREANの「ヘアムース」)を手のひらにとり、毛先をくしゅくしゅするようになじませる。まずは内側に、残ったものを表面にも。

<STEP.2>ジェルでボリュームをおさえつつツヤ出し

さらにジェルを表面に塗布して、サイドのボリュームをおさえつつ、ツヤを出して仕上げる。

<老け見えをくい止めるポイント3か条〉

  1. シンプルからたまには脱却して、ヘアスタイルにも遊び心を
  2. 顔周りの大胆な切り込みで、フレッシュな印象度が劇的にアップ
  3. 直毛は毛先中心のパーマで動き&抜け感を出す

40代に似合う【切り込み変形マッシュボブ】ラフなのにおしゃれでひねりのあるスタイル

【2】縮毛矯正でつくるおさまりのいい丸みボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「クセありで広がりやすい髪は縮毛矯正をかけることで、するっと手触りもよく、ツヤも出て、ボリュームも適度におさえてまとまりやすい髪に。カットではまとまりやすさと自然な毛流れを意識しています。レングスはあごライン。トップのみ毛流れをつくるためにレイヤ―を入れています。

モデルさんは横に広がるボリュームが出やすい髪なので、レイヤーはいれすぎずバランスをとるように。基本は前髪なしのボブですが、気分にやシーン合わせてアレンジできるよう、微妙に前髪に短い毛も仕込んで2wayバングにしているのもさりげないポイントです」(ZACC JINGU サロン マネージャー 伊藤塁さん)。

<スタイリング方法>ストレートアイロンでササッと整えるだけでOK

「縮毛矯正をかけているので、手ぐしでササッと整えるだけでもナチュラルにまとまるスタイルではありますが、ストレートアイロンでササッと整えることでさらにツヤを出し、わずか2~3分でも手間暇かけているよそいき感が出せます」(伊藤さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>広がりやすい髪をタイトに整える

40代 髪型_4,ボブ_4
ストレートアイロンを使い、サイドからバックの毛の面を整えるようにのばしていく。広がりやすい髪をするっとおさめたいので、下に引っ張るようなイメージで。

<STEP.2>顔周りはふわっと持ち上げながら

40代 髪型_5,ボブ_5
顔周りはふわっとさせて抜け感を出したいので、毛束を持ち上げながらストレートアイロンで内巻きに。

<STEP.3>前髪がペタッとする場合はカーラーで立ち上げ

40代 髪型_6,ボブ_6
前髪の生え際がペタッとしてしまう場合は、直径40mmくらいの大きめのカーラーを巻いて10分ほどおき、自然な立ち上がりをつくって。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. クセがあり広がりやすい髪は、縮毛矯正で髪質改善することで驚くほど扱いやすく
  2. ボリューム多めの髪はあえての少なめレイヤーでまとまりよく丸みのあるシルエットに
  3. ストレートアイロンで髪を伸ばし、ツヤを出すひと手間でさらに好感度アップ

「スタイリングにはオイルがおすすめ。毛先を中心になじませてツヤ仕上げ」(伊藤さん)。

40代に似合う【するっとおさまる美形な丸みボブ】半年に一度の縮毛矯正で圧倒的に扱いやすい髪へ

【3】クセを活かしたゆるパーマで叶えるウェービーボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「ベースはあごくらいの長さのボブ。抜け感を出すため、前は少し短めにカット。前髪は長めにつくっています。パーマは髪質や頭の方に合わせてロッドのサイズや巻き方を変えていきますが、今回のモデルさんの場合は巻きはゆるいけれどしっかりめにかけています。パーマがどれくらいかかっているの見極めが大事。かかり具合によってこなれた印象にも、イマイチあか抜けない感じにも見えてしまうので、液を中和させるタイミングや置く時間を微調整しながらこだわっています」(BEAUTRIUM GINZA スタイリスト 東田佳祐さん)。

<スタイリング方法>パーマ用フォームでウェーブを出すだけ!

「コツというコツもないのが、パーマスタイルの魅力。ウェーブを程よく出してキープするパーマ用フォームを髪全体になじませるだけで、毎日おしゃれな印象がかないます」(東田さん)。

スタイリング前
スタイリング前

<STEP.1>スタイリングフォームはピンポン玉2つ分くらいを使用

40代 髪型_4,ボブ_4
手にパーマ用のスタイリングフォームを出す。髪全体にピンポン玉2つ分くらいが目安。

<STEP.2>両手にのばし、毛先からなじませていく

ボブ_5
フォームを両手にのばし、毛先からくしゅくしゅさせるようになじませていって。ウェーブ感が足りない部分には少しフォームをつけ足して、バランスのいいスタイルに調整を。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. マンネリしがちなボブスタイルは、たまには動きを出してイメチェン!
  2. 髪が広がる、うねるなどの悩みには今どきパーマが効果てきめん
  3. 「ゆるいけれどしっかり」パーマの程よい塩梅を見極めてくれるスタイリストさんを厳選

「スタイリングにはパーマ用のフォームが必須。パリパリに固めずに動きを出してキープしてくれるものを選んで」(東田さん)。

40代に似合う【クセ毛風ウェービーボブ】最旬パーマでかなうラフなこなれスタイル

【4】乾かすだけで映えるふんわりパーマボブ

40代 髪型_1,ボブ_1
仕上がり
40代 髪型_2,ボブ_2
サイド
40代 髪型_3,ボブ_3
バック

「毛量はややあるほう、髪1本1本もややしっかりめ。根元はペタッとしがちですが、毛先はゴワついて広がりやすく硬い印象に見えてしまうのがお悩みのモデルさん。カットはワンレンボブをベースに、パーマと連動して動きが出やすいよう、耳うしろあたりの内側にレイヤーを入れています。毛先は厚みを残しつつ、適度に毛束の間に隙間をつくるようにして柔らかな動きが出やすいよう調整しています。

パーマは太めのロットでゆるく、まとまり感はキープしながらも自然な動きが出るように中間から毛先を中心に。前髪はリップラインくらいで長めに単独でカットし、顔周りにニュアンスをつくり、フェースラインもキレイに映えるフォルムにこだわっています」(Cocoon 表参道 スタイリスト 松村果穂さん)。

<スタイリング方法>全体はざっと乾かして、スタイリング剤で整えるだけ!

「パーマをかけているので、ざっと乾かすだけで映えるスタイルに。ぺったりしがちなトップの根本からしっかりと乾かし、ふんわり感を出して。サイドや顔周りは軽く濡らしてパーマ感を出したあと、スタイリング剤をつけながら微調整するだけでキマります」(松村さん)。

スタイリング前

<STEP.1>トップは分け目をほぐすように乾かす

40代 髪型_4
洗髪後濡れた状態から乾かすときに、サイドや毛先はざっと乾かしてパーマ感を程よく残せばOK。ぺったりしがちなトップ部分の毛は分け目をほぐすように、左右に指でザクザク揺らしながら乾かして。

<STEP.2>根元からオールバックにワックスを塗布していく

40代 髪型_5
ワックスを指先全体にのばし、はち部分から髪をかき上げるようになじませていって。根元が自然に立ち上がり、毛先は軽やかでふわっと柔らかなニュアンスに整う。

<STEP.3>顔周りと毛先を最後に整えて

40代 髪型_6
指先に残ったワックスを、顔周り&毛先になじませながらナチュラルな動きをプラス。

<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. クセ生かしのパーマで、無理なく自然にふんわりボリュームアップ
  2. パーマに合わせた絶妙カットで、柔らかな動きのあるスタイルに
  3. ぺったちしがちなトップ部分は、ふんわり仕上げる乾かし方が肝!

「スタイリングには柔らかめのクリームワックスがおすすめ。ふんわり仕上げながらも、柔らかな動きをキープできます」(松村さん)。

40代に似合う【ゆるふわエアリーボブ】ゆるめパーマなら、乾かしっぱなしでも柔らかなニュアンスが!

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。