【目次】
ゴム・ピンだけでできる! 「簡単」ハーフアップ【3選】
【1】サイドのボリュームと毛先のハネがマッチ! 「ねじり」ハーフアップ
\Joemi by Un amiの大久保瞳さんがレクチャー!/




「顔周りの後れ毛がパサつくと疲れた印象に見えてしまうので、アレンジの前にスタイリング剤をよくなじませて。シアバターなど柔らかいテクスチャーのものをつけると、みずみずしさ、ツヤ、束感も出すことができます」(大久保さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>右耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

<STEP.2>後頭部の中央にピンで留める

<STEP.3>左耳上の毛束をねじりながら後頭部へ

<STEP.4>ねじった毛束を後頭部の中央でピン留めする

「後頭部の凹みが気になる方は、後頭部の毛束を少し引き出してボリュームを出すと頭の型が綺麗になります。引き出し過ぎると若作りに見えるので注意しましょう。ピンで留めた部分にヘアアクセサリーをつけても素敵です」(大久保さん)

【2】毛先のこなれ感が決め手! ニュアンスのある「お団子」ハーフアップ
\suiの坂口勝俊さんがレクチャー!/



ボリュームはあるものの、トップがペタッとなりやすいモデルさんの髪。「頭頂部の髪を引き出すと、高さが出ます。頭頂部だけでなくお団子にした毛束からも髪を引き出すと、こなれ感が演出できます」(坂口さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>ヘアアイロンで毛先を外巻きに

<STEP.2>バームタイプのワックスを髪全体になじませる

<STEP.3>根元にはドライワックスタイプのスプレーを吹きつける

<STEP.4>両耳の先端を結んだ高さに髪を束ねる

<STEP.5>結び目を抑えながら、髪をひとつまみずつ引き出す

<STEP.6>髪を束ねているゴムに、毛束の先だけを通して団子をつくる


<STEP.7>ゴムを抑えながら、団子にした毛束からひとつまみずつ髪を引き出す

<STEP.8>団子の毛先を毛束のゴムに巻き付け、ピンで留める

「このスタイルは、毛先の軽さやお団子のやわらかさが表現できるので、ボリュームを出したい人はもちろんですが、抑えたい人にも向いています」(坂口さん)

白髪と薄毛が目立たなくなる!「ゆるふわ」ハーフアップの作り方
【3】バックスタイルに立体感が生まれる! 「くるりんぱ」ハーフアップ



髪がやわらかく、すぐにペタンコになりやすいモデルさんの髪。
「結び目から髪を引き出しているので、根元から髪を立たせるスタイルよりも、頭頂部のふんわり感が長持ちします。また、彼女は白髪の量が多いのですが、このスタイルは分け目がなく、フェイスラインや地肌が見えにくいので、白髪をカバーすることもできます」(西村さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>頭頂部の髪をとり、両サイドの耳の先端を結んだラインの高さに結ぶ

<STEP.2>束ねたゴムを抑えながら、頭頂部の髪を引き出す

<STEP.3>両サイドの耳の上にかかる髪を束ねてゴムで結ぶ

<STEP.4>3で束ねた結び目の間から、サイドの髪を束ねた毛束を通す


<STEP.5>毛束を左右から引っ張り、結び目のゆるみを締める

「くるりんぱをすることで、後頭部にも立体感が生まれます。簡単なアレンジなのに、正面はもちろん、サイド、後ろ姿、どの方向から見てもスタイルにメリハリができるんですよ」(西村さん)

不器用さんでもできる! 「ストレート」ハーフアップ【2選】
【1】タイトに束ねずざっくりまとめる。軽やかな大人のハーフアップ
\DIFINO akasakaの根本将平さんがレクチャー!/



髪が硬く、ボリュームも多いモデルさんの髪質。「ハーフアップにしてから、くるりんぱをするとボリュームがほどよく抑えられます。うるおいが足りないので、毛先にツヤが出るようなスタイリング剤をなじませておくと、束感を出しつつ、パサつきも抑えらて一石二鳥ですね」(根本さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>毛先を揉み込むようにドライヤーをあてる

<STEP.2>ドライヤーを当てた部分にツヤを出すスタイリング剤をなじませる

<STEP.3>耳の先端より上にある髪を手ぐしでまとめて束ねる


<STEP.4>結び目の上に、くるりんぱ用の穴を開けて毛束を通す

<STEP.5>くるりんぱが終わったら、必ず毛束を左右に引っ張る

<STEP.6>結び目を抑えながら、数カ所から2~3㎜の毛束を引き出す

<STEP.7>結び目の上、頭頂部からも2~3㎜の毛束を引き出す

「くるりんぱが上手くできないのは、毛束を穴に通した後に毛束を左右に引っ張って結び目を引き締めなかったり、結び目から毛束を引き出さず、ルーズ感をつくらないのが原因です。このポイントさえ抑えれば、思い通りのスタイルになるはずです」(根本さん)

髪が硬くて多い剛毛でもキレイに決まる、大人の「くるりんぱ」はこれ!
【2】簡単なのにクラス感も演出できる、ディテールが決め手のハーフアップ
\Rougyの江良栞さんがレクチャー!/



パサつきやすく、すぐにペタッとなってしまうモデルさんの髪。「うねりやすい、クセが強いという方は、髪質をそのまま生かすことができるので、特にこのスタイルはおすすめです」(江良さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>両耳の先端を結んだあたりから髪をまとめ、ゴムで留める


<STEP.2>ゴムの結び目の上で、毛束をふたつに分けて輪っかをつくる

<STEP.3>輪っかに毛束を通す

<STEP.4>緩んだ結び目を締めるように毛束を左右に引っ張る

<STEP.5>結び目を抑えながら、頭頂部の髪を少しつまんで引き出す

<STEP.6>ワックスを両手のひらになじませ、毛先を握ってカールをつける

「モデルさんの髪はうねりやすくクセがあるので、束ねるプロセスから入りましたが、直毛で硬い髪質の方は、カールアイロンで髪の中間から毛先にかけて巻いておくと、アレンジしやすいですよ」(江良さん)

うねりもパサつきも解消!高級感ある「ハーフアップ」のつくりかた
結婚式にもおすすめ! 「巻き髪」ハーフアップ【3選】
【1】きちんと感も出せる! 髪の束感を生かした華やかハーフアップ
\六本木美容室 西麻布店の西家直志さんがレクチャー!/



うるおいが足りず、乾燥しやすいモデルさんの髪。「髪が太く、ボリュームを抑えたい方にも、このアレンジは向いています」(西家さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>ミルクタイプのスタイリング剤を、髪の毛全体になじませる


<STEP.2>顔周りの髪を残し、耳から上の髪を束ねてゴムで結ぶ

<STEP.3>結び目をもちながら毛束を引き出す

<STEP.4>ハーフアップに結んだゴムの上に、穴をつくる

<STEP.5>4の穴に毛束を通す

<STEP.6>毛束を左右に引っ張り結び目を引き締める

<STEP.7>結び目をもちながら、毛束を引き出す

<STEP.8>髪の中間~毛先にかけて外巻きに1カール

「髪をすべて束ねると老けた印象になってしまうので、顔にかかる髪は残すのがポイントです。最後にカールアイロンで巻くとうねりが目立たなくなりますし、ツヤ感もアップします」(西家さん)

【2】サイドのあしらいがアレンジ上級者を思わせる。大人のハーフアップ
\air-GINZA towerのAKIRAさんがレクチャー!/



ボリュームは十分でも、髪が細くやわらかいため、うねりやすく広がりやすいモデルさんの髪質。「雨の日など、湿度が高くて髪が広がりやすいときはサイドの髪を束ねるこのスタイルなら、一日快適に過ごせます」(AKIRAさん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>耳から上の髪を束ね、ゴムで結ぶ

<STEP.2>束ねたゴムのあたりで、1回目のクルリンパ

<STEP.3>毛束のサイドに穴をつくり、そこに毛束を通して2回目のクルリンパ

<STEP.4>反対側も同様に、3回目のクルリンパをする

<STEP.5>毛束の結び目の下あたりを2つに分け、左右に引っ張って結び目をきつくする

<STEP.6>結び目を基点に放射状に頭頂部の髪を引き出す

<STEP.7>肩にかかる毛先はカールアイロンで外巻きにする

<STEP.8>前髪は根元から中間にかけて、カールアイロンで外巻きに

<STEP.9>毛先はカールアイロンで内巻きに

2度巻きするのは前髪だけでOK。「肩にかかる髪は毛先だけ巻いておけば、体を動かすたびに髪が自然に揺れるので2度巻きしなくてもニュアンスのある動きが表現できます」(AKIRAさん)

脱・オバ髪!「無造作ヘア」と「お疲れヘア」の差は「後れ毛」にあり
【3】巻き髪×くるりんぱでつくる、大人可愛いゆるふわハーフアップ
\drive for gardenの西川真矢さんがレクチャー!/



広がりやすく、ボリュームもあるモデルさんの髪。
「毛束を引き出したラフなアレンジは、広がりやボリュームも生かすことができます。襟足を縛っていないので、サイドの短い毛が落ちてきても、馴染んで気になりません」(西川さん)
<アレンジ方法>

<STEP.1>サイドの髪を「上」「中」「下」にブロッキングして、「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする

<STEP.2>後頭部と襟足も「上」「中」「下」にブロッキング。「下」→「中」→「上」の順にすべて外巻きにする

<STEP.3>前髪の毛先も外巻きにする

<STEP.4>頭頂部の髪をジグザグにブロッキングしてゴムで結ぶ

<STEP.5>結んだ髪をくるりんぱする

<STEP.6>頭頂部を引き出してボリュームを出す

<STEP.7>サイドの髪をねじりながら後ろに持っていく

<STEP.8>ねじった毛束をピンで止める

<STEP.9>耳裏の毛束を後ろでまとめる

<STEP.10>耳裏の毛束をゴムで縛ってくるりんぱする

「全体的に毛束を引き出してしまうと、ボワッとした印象になってしまうので、毛束を引き出すのは頭頂部だけ。ねじったサイドの毛束や、2つ目のくるりんぱはそのままでキープしてください。全体のバランスを見てもう少したるみが欲しいと思ったら、くるりんぱのゴムを根元に向かってキュッと縛ると、毛束に自然なたるみができますよ」(西川さん)

若作りに見えない!こなれて上品な「40代のくるりんぱ」ヘアアレンジ
- TEXT :
- Precious.jp編集部