【目次】
- 「ツボ」のマッサージをおすすめする理由
- 【1】「合谷(ごうこく)」のツボ
- 【2】「神門(しんもん)」のツボ
- 【3】「関衝(かんしょう)」と「中衝(ちゅうしょう)」のツボ
- 【4】「八邪穴(はちじゃけつ)」のツボ
「ツボ」のマッサージをおすすめする理由
■「ツボ」とは何か

ツボによる治療法は古代中国で発見され、東洋医学では2000年以上にわたり、治療や美容法として活用されてきました。正式には「経穴(けいけつ)」と呼ばれるもので、今やWHO(世界保健機関)にも、医学的有効性が認められている治療法のひとつです。
人の体にはエネルギーの通り道である「経絡(けいらく)」があり、ツボは「経絡」の中継地点でエネルギーが注がれる場所。刺激を与えることで、体内の臓器にもはたらきかけることがわかっています。
そして、経絡は全身を巡りながら、自律神経や体のバランスを整えるのが役目。その流れが滞ると体調不良を起こしたり、メンタルにも悪影響を与えることに…。ツボ押しはその流れを改善するのに効果的なのです。
わずか6秒でイライラと不安を克服!テレワーク中にできる、簡単「ツボ押し」テクとは?
【1】「合谷」のツボ
■「合谷」は、イライラを緩和するツボ
親指の骨と人さし指の骨が交わるところにあるのが「合谷」のツボ。
テレワークであろうが、仕事をしていると理不尽なことを突きつけられることもあり、イライラ〜ッとすることもあるでしょう。いつもなら同僚に愚痴をいって解消できたものの、テレワークではそれもままなりません。そんなときはこのツボをプッシュ!
・深呼吸しながら、気持ちいいと思える程度の強さで3秒かけてゆっくり押し、3秒かけてゆっくり戻します。
・1回でも十分効果はありますが、3〜5回繰り返すといいでしょう。

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【2】「神門」のツボ
■「神門」は、不安解消に効くツボ
「神門」とは、手首の内側にあるツボ。手首のシワが寄るラインでくぼみのある場所です。
これからどうなるんだろう、このままでいいのかな、と漠然とした不安に襲われて、何事も手につかない…そんなときには、精神的な緊張をほぐして、気持ちの切り替えをスムーズにしてくれる「神門」をプッシュしましょう。
・これも「合谷」と同様に、深呼吸しながら、気持ちいいと思える程度の強さで3秒かけてゆっくり押し、3秒かけてゆっくり戻します。これを3〜5回繰り返して。

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【3】「関衝(かんしょう)」と「中衝(ちゅうしょう)」のツボ
■「関衝」は、自律神経を整えて不安を解消するツボ
■「中衝」は、だるさとイライラを解消するツボ
<STEP.1>「胃・脾・大腸区」の反射区をまんべんなく押す
・手のひら側の親指の付け根から手首にかけて広がっているのが「胃・脾・大腸区」の反射区。ここを指で挟むようにして、親指全体で圧をかけましょう。
・「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を3〜5回繰り返しましょう。
・反対の手も同様に行ってください。

<STEP.2>「関衝」「中衝」のツボの位置を確認
・「関衝」は、薬指の爪の小指側、爪の生え際から2~3mmほど下辺りにあります。
・自律神経を整えるだけでなく、めまいや頭痛にも効果的なのだそう。
・「中衝」は中指の爪の生え際の人さし指側で、2~3mm下辺りにあるツボ。中指の先端辺りにあるツボで、リラックス効果あり。イライラした時にプッシュすると落ち着くといわれています。

<STEP.3>5秒かけて押して、5秒かけて離す、を3〜5回繰り返す
・押す場所は大体の位置でOK。親指と人差し指で挟んでゆっくりと5秒間押して、ゆっくりと5秒かけて離す。これを3〜5回繰り返します。
・反対の手も同様に行いましょう。

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【4】「八邪穴(はちじゃけつ)」のツボ
■「八邪穴」は、手のこわばりを解消するツボ
指の水かき部分をつまむと痛みを感じる人も多いはず。「八邪穴(はちじゃけつ)」というツボがあり、指先にまで血液をいき渡らせ、手のこわばりを解消する効果があるのでしっかりほぐして。

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- TEXT :
- Precious.jp編集部