お正月は仕事のことを忘れて、大いに飲み食いできる楽しいイベント。でも食欲のコントロールが効かなくなって暴走気味になっていませんか?あれもこれも見るものぜーんぶ食べたくなる…なんていう人は、実は自律神経のバランスが乱れているのかもしれません。
自律神経とは交感神経と副交感神経から構成されています。交感神経が優位だと心身がアクティブな状態になり、副交感神経が優位になると心身もリラックスした穏やかな状態になりますが、大切なのはこのバランスが整っていること。自律神経のバランスが乱れるとスイッチが入ったように過食に走る…ということがあるので、お正月に限らず、日頃からケアが必要なのです。
そこで、今回村木さんに教えてもらうのは、自律神経を整えて、食欲を抑えるツボ押しメソッド。
3か所をプッシュするのがおすすめで、ひとつは食欲を抑えてくれる反射区「胃・脾・大腸区(い・ひ・だいちょうく)」。ふたつめは自律神経を整えて不安を解消するツボ「関衝(かんしょう)」、3つめは「だるさ、イライラを解消するツボ「中衝(ちゅうしょう)」です。このツボを揉んだり、プッシュすると食欲を抑えてダイエットに効くので、この機会にぜひ覚えておきましょう。
■Step1:「胃・脾・大腸区」の反射区をまんべんなく押す
手のひら側の親指の付け根から手首にかけて広がっているのが「胃・脾・大腸区」の反射区。ここを指で挟むようにして、親指全体で圧をかけましょう。「ゆっくりと5秒かけて押し、5秒かけて離す」を3〜5回繰り返しましょう。反対の手も同様に行ってください。
■Step2:「関衝」「中衝」のツボの位置を確認
「関衝」は、薬指の爪の小指側、爪の生え際から2~3mmほど下辺りにあります。自律神経を整えるだけでなく、めまいや頭痛にも効果的なのだそう。
「中衝」は中指の爪の生え際の人さし指側で、2~3mm下辺りにあるツボ。中指の先端辺りにあるツボで、リラックス効果あり。イライラした時にプッシュすると落ち着くといわれています。
■Step3:5秒かけて押して、5秒かけて離す、を3〜5回繰り返す
押す場所は大体の位置でOK。親指と人差し指で挟んでゆっくりと5秒間押して、ゆっくりと5秒かけて離す。これを3〜5回繰り返します。反対の手も同様に行いましょう。
【まとめ|止まらない食欲を抑える!お正月太りを阻止するダイエットのツボ押しメソッド4か条】
1.楽しくてついつい食べすぎてしまう、食欲の暴走を止めるには簡単で即効性がある「ツボ押し」を。
2.「胃・脾・大腸区」の反射区と「関衝」「中衝」のツボが食欲を抑えるのに効果的。
3.手にある反射区とツボなので、いつでもどこでも自分でプッシュできる。
4.5秒かけてゆっくり押して、6秒かけてゆっくり放すのが基本。これを3〜5回繰り返す。
*
以上、「止まらない食欲を抑える!お正月太りを阻止するダイエットのツボ押しメソッド」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は1月8日の更新です。お楽しみに!
- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子