【目次】
- 「ショート」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
- 「ボブ」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【4選】
- 「ミディアム」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【3選】
- 「ロング」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
「ショート」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【3選】
【1】うねっていても毛量がなくても問題なし! ショートの上品アレンジヘア



「カーラーで巻いて毛先に動きを出しておくと、マニッシュなスタイルでも上品な大人の女性らしいスタイルになります。頭頂部から後頭部にかけて根元を立たせるようにカーラーで巻いておけば、ボリューム感が出せます。トップがペタンコになりやすい方にもおすすめのスタイルです」(pinceau 代表 山岸亜由美さん)。
<アレンジ方法>
「毛量は内側で調整して、表面にツヤを出しやすくしています。うねりやクセはアイロンなどで伸ばすのではなく、あえて生かすようにスタイリングすると動きが出せます」(山岸さん)。
<STEP.1>前髪は斜めにリバース巻きにする

<STEP.2>頭頂部から後頭部、両サイドを根元を立ち上げるようにカーラーで巻く

<STEP.3>髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる

<STEP.4>サイドの髪をなでつけるようにとかす

髪をなでつけるスタイリング剤はルベルの『トリエジューシージュレ 7』(80g ¥1,760)が山岸さんのおすすめ。「ワックスとポマードの中間のような仕上がりになります。いちばんハードな10ではなく、7のジュレなら毛束が固まりすぎないので使いやすいですよ」(山岸さん)。

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【2】えり足長めの大人のメリハリ丸みショート



「えり足は長めに残し、ショートウルフに近いベースでカットしています。全体的にレイヤーはしっかり入っているのですが、顔周りは特に重さをしっかり残し、首周りやすそはスッキリとタイトにカットしてメリハリを出しています。もみあげ部分は耳にかけられる長さを残してカットしているので、耳にかけたり、おろしたり、アレンジも楽しめるスタイルです。ペタッとしがちな後頭部はふんわりとした丸みが出るようにカットしているのもポイントになります」(TWIGGY. スタイリスト 秋山和哉さん)。
<アレンジ方法>
「後頭部やはち上部分の自然な丸みがこのスタイルの決め手になるので、ロールブラシを使ってブローしてふんわりとした丸みを。ちょっとのひと手間で見違えるほど印象が変わります」(秋山さん)。
<STEP.1>はち上の部分の毛にふんわりとした丸みを出す

<STEP.2>後頭部もロールブラシでブロー

<STEP.3>耳うしろの毛は、バランスを見ながら耳にかける

「スタイリングには軽めのオイルを使うのがおすすめ。まずはえり足、サイドからうしろの外側に軽く塗布してから内側の毛を持ち上げるようになじませ、最後にさらっと前髪を整えて」(秋山さん)。

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「ボブ」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【4選】
【1】忙しい大人女性に最適なコンパクトボブ



「あえてボリュームをつくらず、ストンと落ちるミニボブならスタイリングの時間からもストレスからも解放されるので、忙しい大人女性にピッタリです。ミニボブはすぐペタッとなる髪質におすすめです。襟足をすっきり見せたいので、内側から毛量を調節してコンパクトにまとめています」(HONEY shibuya スタイリスト 小室里奈さん)。
<アレンジ方法>
「コンパクトにまとめるにはアイロンの向きが重要です。内側の襟足部分は首に沿わせます。それ以外の毛先は軽く内巻きにして丸みのあるシルエットにすれば完成です」(小室さん)。
<STEP.1>ハチから下のサイドの髪はアイロンでまっすぐ下げて毛先のみ内巻きに

<STEP.2>ハチより下の襟足部分は首に沿わせるようにくびれさせる

<STEP.3>ハチより上の毛束は真横に引っ張り、毛先のみ内巻きにする

<STEP.4>オイルを毛先中心になじませる

「髪全体になじませると動きのないベッタリした質感になってしまうので、注意してください」(小室さん)。

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【2】短め髪をおしゃれに見せる、くるりんぱハーフアップ



「ボブの長さでくるりんぱする場合は、頭頂部と耳上のラインで毛束を分けるとうまく仕上がります。髪を分けないで一気にまとめてしまうと、ひっつめた印象になってしまったり、顔まわりの短い毛束が落ちて疲れた印象になってしまうことも。結ぶパーツを分けることで、短い髪もフォローできますし、結び目が重なることで頭頂部や後頭部に自然な丸みが生まれて、頭の形も綺麗なシルエットになります」(LANVERY 代表 菅野太一朗さん)。
<アレンジ方法>
「頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がより綺麗なシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ」(菅野さん)。
<STEP.1>ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ

<STEP.2>結んだ毛束でくるりんぱ

<STEP.3>ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ

<STEP.4>結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ

<STEP.5>頭頂部の毛束をつまんで引き出す

「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもおすすめ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。

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【3】シャープかつエレガントなウェットボブ



「あえてタイトなスタイリングにして、かっこよくシャープでエレガントでありながらもおしゃれな雰囲気を目指したスタイル。ボリュームが出づらい髪質の方も無理してボリュームを出すようなスタイリングよりも、あえてウェットでタイトなスタイリングにしたほうが格段にセットがラクで、今っぽくこなれた雰囲気に見せることもできます。毛先は外ハネしやすいようカットで調整していますが、アイロンで軽く巻いてメリハリをつけるとより映えるスタイルに」(AMATA 店長 ERIさん)。
<アレンジ方法>
「全体的にはタイトにまとめて今っぽさを出していますが、毛先は外ハネに軽く巻くことで女性らしい華やかさも適度に出て、バランスのいいスタイルに。アイロンはストレートアイロンを使うのが手軽なうえ、ぐるんとならずにこなれた外ハネが作れます」(ERIさん)。
<STEP.1>毛先はアイロンで外ハネに

<STEP.2>スタイリング剤をつけて髪をタイトに整える

<STEP.3>くしを通し、面を整える

「スタイリング剤はツヤが出て髪がしっかりまとまるグリース系がおすすめ。サイド以外の部分の髪には毛先を中心に、もみこむようになじませて」(ERIさん)。

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【4】外ハネ×シースルーバングでこなれた印象の洒落感ボブ



「外ハネはナチュラルなストレートより、こなれ感のあるお洒落な印象に仕上がります。髪にくびれができると、頭全体の輪郭補整効果も。また、前髪の長さと重さも重要です。頬の高さで透け感のある前髪をつくってあげると、こなれた印象をプラスしながら輪郭もカバーできます」(apish kokubunji 店長 長谷川祐三さん)。
<アレンジ方法>
「ヘアアイロンで外ハネに。トップもペタンとしないように意識して。全体はややタイトですが、トップでふんわと動きを出してメリハリのあるスタイルに仕上げましょう」(長谷川さん)。
<STEP.1>毛先を外ハネに乾かす

<STEP.2>前髪をカーラーで巻く

<STEP.3>外ハネに巻く

<STEP.4>ジグザグに分け目をとる

<STEP.5>オイルをなじませる

「スタイリングオイルをしっかり使うことで、程よくツヤ感が出て、透け前髪のおしゃれ感が際立ちます。トップにふんわり感はキープして」(長谷川さん)。

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「ミディアム」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【3選】
【1】フレッシュさと洗練感のあるまとめ髪ウェット

髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけ。
<アレンジ方法>
<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる

<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる

<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる

<STEP.4>おくれ毛をつまんで毛束感を出す

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【2】モード&スタイリッシュなウエットヘア

ジェルを使って顔周りの髪をうしろに流した「かき上げウエット」。全体的にほんのり濡れ感を与えることで、モード感とハンサムさが加味。がっちり固めてしまうと女性らしさが損なわれてしまうので、ジェルをつけすぎず、トップにエアリー感を残すのがコツ。
<アレンジ方法>
<STEP.1>大豆2粒大のジェルをとる

<STEP.2>両手で顔周りの髪をかき上げる

<STEP.3>襟足の内側から手ぐしを入れる

<STEP.4>毛先に手ぐしを入れて外ハネに

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【3】くるりんぱ2回で完成! 後れ毛が色っぽいアップスタイル



「ミディアムの場合、くるりんぱした時に短い髪が飛び出してしまったり、顔まわりや襟足の後れ毛が落ちてしまったりすることがあります。これが疲れた印象や老け見えの原因になることもあるので、スタイリングの際には注意が必要です。もうひとつ気をつけたいのが、毛束を崩し過ぎてしまうこと。崩しすぎると若作りに見えたり、ボサボサな印象になったりするので、程よく、適度に崩すことも心がけてください」(ROI デザイナー 亀井明日香さん)。
<アレンジ方法>
「顔まわりと前髪の毛束はコテで軽く巻いてあげると華やかな印象に仕上がります。髪の毛が短くて落ちてしまった後れ毛にはバームを。パサついていると疲れた印象に見えてしまうので、まとまりとツヤの出るものをなじませて。たくさんつけるとベタベタしてしまうので、米粒程度をなじませるのがポイントです」(亀井さん)。
<STEP.1>耳上の毛束をゴムで結ぶ

<STEP.2>くるりんぱする

<STEP.3>耳横の毛束をまとめて結ぶ

<STEP.4>結んだ毛束をくるりんぱする


<STEP.5>襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる


<STEP.6>ねじった毛束をピンで止める

<STEP.7>こめかみの後毛を出す

「分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えがよくなります」(亀井さん)。

「ロング」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
【1】洗練まとめ髪ウェットヘア

顔周りに多めにおくれ毛を残すまとめ髪は、おくれ毛の根元から毛束感を出すことが、お疲れ顔とは無縁の仕上がりを叶える秘訣に。根元から毛束感を出すのに活躍するのが、アホ毛用のヘアマスカラ。マスカラのコンパクトなブラシがおくれ毛の根元にフィットし、ペッタリさせることなく、絶妙な毛束感を演出することができるのです。
<アレンジ方法>
<STEP.1>まとめた髪にオイルをつける

<STEP.2>マスカラでおくれ毛に濡れ感を

読者が挑戦!大人女性に似合う【旬のウェットヘア】ロングヘアを “洗練まとめ髪ウェット” に!
【2】顔周りをタイトに抑えたローテイル

簡単に完成するひとつ結びですが、結ぶ高さや顔周りのニュアンスづくりなどポイントをおさえておかないと、若づくりな印象を与えてしまったり、ただの貧相なひっつめに見えてしまったりするので注意が必要です。
<アレンジ方法>
<STEP.1> 顔周りのクセを伸ばす/h5>

<STEP.2> サイドの髪を耳の上部にかぶせる

40代に似合う“ひとつ結び”【顔周りをタイトに抑えたローテイル】仕上げるポイントは?
- TEXT :
- Precious.jp編集部