【目次】
- 「ショート」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【3選】
- 「ボブ」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
- 「ミディアム」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【5選】
- 「ロング」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
「ショート」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【3選】
【1】うねっていても毛量がなくても問題なし! ショートの上品アレンジヘア
\pinceauの山岸亜由美さんがレクチャー!/
髪を束ねたり編んだりできないショートヘアでも、印象をガラッと変えられるアレンジが楽しめます。今回、ご紹介するスタイルが大人のオールバック。pinceau代表の山岸亜由美さんは、「カーラーで巻いて毛先に動きを出しておくと、マニッシュなスタイルでも上品な大人の女性らしいスタイルになります」とのこと。頭頂部にボリュームがない髪でも「頭頂部から後頭部にかけて根元を立たせるようにカーラーで巻いておけば、ボリューム感が出せます。トップがペタンコになりやすい方にもおすすめのスタイルです」(山岸さん)。
ということで、髪質を選ばない大人のオールバックの作り方を教わります。クセとうねりがあり、1本1本が太くて毛量が多い渡辺さんの髪。「毛量は内側で調整して、表面にツヤを出しやすくしています。うねりやクセはアイロンなどで伸ばすのではなく、あえて生かすようにスタイリングすると動きが出せます」(山岸さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>前髪は斜めにリバース巻きにする
<STEP.2>頭頂部から後頭部、両サイドを根元を立ち上げるようにカーラーで巻く
<STEP.3>髪をかき上げるようにスタイリング剤をなじませる
<STEP.4>サイドの髪をなでつけるようにとかす
<ヘアアレンジのコツ>
髪をなでつけるスタイリング剤は『トリエジューシージュレ 7』(80g ¥1,760/ルベル)が山岸さんのおすすめ。「ワックスとポマードの中間のような仕上がりになります。いちばんハードな10ではなく、7のジュレなら毛束が固まりすぎないので使いやすいですよ」(山岸さん)。
着物にも似合う!トップのふんわり感をつぶさない、大人世代のオールバック
【2】ウェットな質感で大人の魅力がよりアップ! かき上げショートヘア
\BEAUTRIUM表参道の高橋澄絵さんがレクチャー!/
大人の魅力がより増して見える「ウェットな質感」のヘアアレンジ。ウェットな質感のアレンジは、「普段着に似合わない」「きっちりしすぎな印象になる」「分け目がベタッとして老け見えする」と敬遠しがちですよね。挑戦してみたいけど、ハードルが高いと感じている人も多いのでは? その悩みを解消するアレンジ術を教えてくれたのが、BEAUTRIUM表参道のスタイリスト高橋澄絵さん。ショートヘアの場合は、前髪をかき上げるだけで印象がかなり変わると言います。
「前髪をかき上げるだけで、ウェットな質感でもカジュアルでラフな印象に。ポイントは分け目を潰さないこと。分け目にボリュームがないと、老けて見えるだけでなく清潔感のない印象になってしまいます」(高橋さん)。ということで、ウェットな質感で大人の魅力がアップするショートヘアのアレンジ方法。さっそく詳しくご紹介します。
<アレンジ方法>
「ウェットな質感をつくっているジェル状のワックスは、指先につけて髪になじませると根元がベタベタになってしまうので、手のひらだけになじませてからつけるのがコツ。前髪をかき上げた時に根元に付きすぎず、髪全体に均一につけることができます」(高橋さん)。
<STEP.1>ストレートアイロンで毛先を外ハネにする
<STEP.2>前髪をブローするようにストレートアイロンを滑らせる
<STEP.3>前髪をかき上げるようにジェルをつける
<ヘアアレンジのコツ>
「コテではなくストレートアイロンを使うと、直毛は自然な丸みをつくることができるし、くせ毛の人は矯正できるなど、どんな髪質でも理想の毛流れをつくることができます。カールが付きすぎたり、変な方向にハネることもないのでご自宅でのスタイリングも簡単ですよ」(高橋さん)。
【3】脱・マンネリ! 女っぽさもクールさも体感できる大人のスタイル
\Cocoonの泰斗さんがレクチャー!/
髪が短く、結んだり、コテで巻いたりしにくいショートヘア。アレンジもマンネリ化しがちですよね。
そこで今回は、表参道にある美容院・Cocoonスタイリストの泰斗さんに、まとめたり巻いたりしなくても、ガラッと印象を変えることができるショートヘアのアレンジ術を伺いました。印象を変えることができるポイントはふたつ。「ひとつ目は髪の質感を変える。質感をウェットにするだけでも大きく印象は変わります。2つ目は前髪を上げる。普段おろしていることが多い前髪をかき上げるだけでも別人のような印象に仕上がります」(泰斗さん)。アレンジ前の愛らしい印象が、 「女性らしさ」と「クールさ」も併せ持つ、エキゾチックな雰囲気に!自宅で再現しやすいのも嬉しい!カットは「ベースは丸いフォルムのマッシュ。前髪をおろしていると可愛らしい雰囲気ですが、かき上げるとクールな雰囲気にも。ウェットな質感によって、ゆるくかかっているパーマの存在感も増し、色気もグッと増します。様々な表情を楽しめるのがこのアレンジの特長です」(泰斗さん)。
<アレンジ方法>
<STEP.1>ワックスを根元から全体に揉み込む
<STEP.2>前髪をかき上げる
<STEP.3>バランスを見て整える
<ヘアアレンジのコツ>
「スタイリングするときは、ある程度ラフさを残すように心がけて。濡れた髪質でビシッと整えてしまうと、強い印象になるだけでなく古臭い感じになることも。パーマのニュアンスを活かすように意識してください」(泰斗さん)。
「ボブ」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
【1】忙しい大人女性に最適なコンパクトボブ
\KAYAK by HONEYの小室里奈さんがレクチャー!/
40代の髪悩みに多い「何をやってもトップにボリュームが出ない!」問題。トップをふんわりさせたくて、毎朝ドライヤーやアイロンで苦戦していませんか? せっかく根元から立ち上げても、時間が経つとまたペタ~っと寝てしまう…そんな髪悩みに応えてくださるのが、「KAYAK by HONEY」のデザイナー・小室里奈さん。「あえてボリュームをつくらず、ストンと落ちるミニボブならスタイリングの時間からもストレスからも解放されるので、忙しい大人女性にピッタリです」と教えてくれました。ということで、今回は、すぐペタッとなる髪質におすすめの【コンパクトなシルエットが魅力のミニボブスタイル】をご紹介します。
小林さんの髪質髪が細くて柔らかいため、ボリュームを出しにくいのが難点。「ミニボブはすぐペタッとなる髪質におすすめです。襟足をすっきり見せたいので、内側から毛量を調節してコンパクトにまとめています」(小室さん)。
<アレンジ方法>
スタイリング時間が短くて済むのがミニボブのメリット。「コンパクトにまとめるにはアイロンの向きが重要です。内側の襟足部分は首に沿わせます。それ以外の毛先は軽く内巻きにして丸みのあるシルエットにすれば完成です」(小室さん)。
<STEP.1>ハチから下のサイドの髪はアイロンでまっすぐ下げて毛先のみ内巻きに
<STEP.2>ハチより下の襟足部分は首に沿わせるようにくびれさせる
<STEP.3>ハチより上の毛束は真横に引っ張り、毛先のみ内巻きにする
<STEP.4>オイルを毛先中心になじませる
<ヘアアレンジのコツ>
- トップの髪が立ちにくいなら、ペタンコ感を生かしたミニボブを選択
- 毛先は軽く内巻きにし、襟足のみ毛先を首に沿わせる
- オイルをなじませるのは耳から毛先にかけてのみ
オイルをなじませるときは毛先を中心に。「髪全体になじませると動きのないベッタリした質感になってしまうので、注意してください」(小室さん)。
40代に似合う【ミニボブスタイル】旬の“コンパクトボブ”は忙しい大人女性に最適!
【2】短め髪をおしゃれに見せる、くるりんぱハーフアップ
\LANVERYの菅野太一朗さんがレクチャー!/
くるりんぱで作るヘアアレンジの中でも特に人気の高い「ハーフアップ」。ただ結ぶよりもこなれた印象になれるとあって、大人世代からも絶大な支持を集めています。しかし、ロングのように長くもなく、ショートのように短かすぎるわけでもないボブの場合は「くるりんぱのアレンジが難しい」と感じている人も少なくありません。「ボブの長さでくるりんぱする場合は、頭頂部と耳上のラインで毛束を分けるとうまく仕上がります」と話すのは、LANVERY代表の菅野太一朗さん。
「髪を分けないで一気にまとめてしまうと、ひっつめた印象になってしまったり、顔まわりの短い毛束が落ちて疲れた印象になってしまうことも。結ぶパーツを分けることで、短い髪もフォローできますし、結び目が重なることで頭頂部や後頭部に自然な丸みが生まれて、頭の形も綺麗なシルエットになります」(菅野さん)その方法は、頭頂部と耳上ラインの毛束をくるりんぱするだけ!絶対に失敗しないハーフアップアレンジがこちら!
<アレンジ方法>
「頭頂部の毛束をバランスよく引き出すことで、頭の形がより綺麗なシルエットに。束感やニュアンスを出すことで、ただ結ぶだけよりも、こなれた印象になります。さりげなくインナーカラーを仕込むと、メリハリ、立体感も生まれ、より今っぽくなりますよ」(菅野さん)。
<STEP.1>ハチ上の毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.2>結んだ毛束でくるりんぱ
<STEP.3>ハチ下とこめかみの毛束をとってゴムで結ぶ
<STEP.4>結んだ毛束を2と同じようにくるりんぱ
<STEP.5>頭頂部の毛束をつまんで引き出す
<ヘアアレンジのコツ>
「くるりんぱの結び目は、ふたつとも同じ高さにするのがポイント。きっちりと結び過ぎてしまうと古臭い印象になってしまうので、程よくゆるく、ざっくりとまとめてください。下準備として、アレンジ前にヘアクリームをなじませるのもオススメ。髪の内側、根本にもなじませれば、ツヤとまとまりのある印象に仕上がります」(菅野さん)。
使うのはゴムだけ!「くるりんぱ」で作る、ボブスタイルのハーフアップ
「ミディアム」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【5選】
【1】前髪をサイドにまとめて流す、知的なひとつ結び
\ROIの関田康司さんがレクチャー!/
長めの前髪、アレンジの際にどうしていますか?
オールバックにして後ろでまとめるか、センターで分けて耳にかけるか、まとめてサイドに流すか…、思いつくのはこのくらいですよね。ですが、いざチャレンジしようとすると、普段の分け癖が邪魔をして思い通りにスタイリングできない、ということもしばしば…。そんな悩みに今回答えてくれるのは、ROIのデザイナー関田康司さん。前髪の分け癖を直す方法と、長めの前髪が素敵に決まるミディアムヘアのひとつ結びを教えてくださいました。
「ドライヤーだけで分け癖を直しても、時間が経つとまた割れてしまいます。分け癖がついてしまっているときは、潔く根元を濡らし、ドライし直すことが大切です。濡らした前髪をすべて正面に流し、根元を指でこすりながらドライヤーを当てる。この一手間で分け癖がしっかりと直ります」(関田さん)「後ろは素敵にアレンジできても、前髪だけ決まらない!」という悩みを解消できる、とっておきのアレンジ術。普段、前髪を分けている方や雰囲気を変えたいというときにぜひ活用してみてください。
<アレンジ方法>
「ベースは、ワンレングスのミディアムヘア。顔まわりにわざと短い毛束を仕込むことで、アレンジした時にさりげなく落ちる後れ毛を演出し、奥行きと立体感を演出しています。後れ毛がパサついたり広がっていると、疲れた印象になってしまうので、必ずスタイリング剤をなじませてまとめてください」(関田さん)
<STEP.1>前髪を前に下ろして根元にドライヤーを当てる
<STEP.2>髪全体を耳裏でまとめてひとつ結びにする
<STEP.3>ハチ上の毛束をつまんで引き出す
<STEP.4>前髪を左右どちらかに流してピンで留める
<ヘアアレンジのコツ>
「毛束を引き出す時はハチ上だけを意識して。頭頂部を引き出すと顔が縦長に見えてしまいます。ハチ上を引き出すと後頭部に丸みが生まれ、頭の型が綺麗に見える効果も。仕上げに、結んだ毛束にワックスを揉み込むとこなれ感がさらにアップするのでオススメです」(関田さん)。
流して留める「前髪アレンジ」で、ひとつ結びがおしゃれに見える!
【2】きっちり感も兼ね備えた、華やかなまとめ髪
\ACQUA aoyamaの小室里奈さんがレクチャー!/
頭頂部はボリュームが出にくいのに、襟足部分は毛量が多くて広がりやすい…そんな大人の髪悩みを一気に解決できるヘアアレンジがハーフアップ。とは言え、ただ髪を束ねるだけでは、素っ気なさ過ぎ。そんなジレンマに、ACQUA aoyamaの小室里奈さんが応えてくれました。「束ねた結び目に付けるだけで印象が華やかになる、ヘアアクセサリーのマジェステがおすすめです」ただし、ただギュッと束ねた髪に付けるのではなく、「なで付けるように髪を束ねないで、手ぐしで無造作に髪をまとめて、ルーズ感のあるまとめ髪にマジェスタを付けると大人のぬけ感が生まれます」。
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳の先端より上の髪を束ねてゴムを結ぶ
<STEP.2>結び目の上に穴をつくる
<STEP.3>穴に毛束を通して、くるりんぱをする
<STEP.4>襟足の髪と一緒に束ねる
<STEP.5>ひとつ結びにした結び目にマジェスタを付ける
<ヘアアレンジのコツ>
「クセやうねりがなく、真っ直ぐな毛質の方は、アレンジをする前にカールアイロンなので毛先を巻いておくとふんわりとしたニュアンスがつくれます」(小室さん)。
「ハーフアップ+ひとつ結び」ならボリューム不足の髪も華やかに決まる!
【3】巻き髪をすっきりまとめる、エレガントなアップスタイル
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪をひとつに束ねる
巻き髪を手ぐしで後ろにまとめる。きっちり束ねるというよりは、ざっくりとまとめます。
<STEP.2>毛束を親指に巻きつけるように、ひねってまとめる
毛束を持っている手の親指に巻きつけるようにねじり、毛先まで巻き込みます。毛先がしっかりと隠れるまでねじると、綺麗にまとまります。
<STEP.3>ねじりきったらピンで固定
ねじってまとめた髪が崩れないように、数か所ピンで固定します。巻き込んだ毛先が外に出ないよう、ピンでしっかりと留めて。
<STEP.4>髪の表面を握るようにしてほぐす
<ヘアアレンジのコツ>
トップからサイドにかけて、髪の表面だけを軽く握りながらほぐします。ほぐすことでルーズさが加わり、大人のこなれた雰囲気に。このアレンジは、髪をしっかり巻き込んだままにしておくとお堅い印象になってしまうので、最後に手で握って程よくほぐすことが大切です。髪全体をほぐせば、抜け感のある軽やかなヘアスタイルに。ボリューム不足でペタッとなりがちな40代の髪に、ボリュームを与える効果もあります。
【40代の髪型ミディアムヘア編】サングラスが似合うエレガンスなまとめヘア
【4】くるりんぱ2回で完成! 後れ毛が色っぽいアップスタイル
\ROIの亀井明日香さんがレクチャー!/
ROIのデザイナー・亀井明日香さんが今回提案してくれるのは、連続くるりんぱで作る簡単アップスタイル。どのレングスでもチャレンジできるとあって、大人世代にも人気のくるりんぱアレンジですが、ミディアムの場合はいくつか注意することがあると言います。
「ミディアムの場合、くるりんぱした時に短い髪が飛び出してしまったり、顔まわりや襟足の後れ毛が落ちてしまったりすることがあります。これが疲れた印象や老け見えの原因になることもあるので、スタイリングの際には注意が必要です。もうひとつ気をつけたいのが、毛束を崩し過ぎてしまうこと。崩しすぎると若作りに見えたり、ボサボサな印象になったりするので、『程よく、適度に崩す』ことも心がけてください」(亀井さん)。後れ毛の扱い方と毛束の崩し方に気をつけるだけで、『まとまっているけど、ニュアンスがある』大人のアップスタイルに。それでは、ポイントを詳しく見ていきましょう。
<アレンジ方法>
<STEP.1>耳上の毛束をゴムで結ぶ
<STEP.2>くるりんぱする
<STEP.3>耳横の毛束をまとめて結ぶ
<STEP.4>結んだ毛束をくるりんぱする
<STEP.5>襟足とくるりんぱした毛先をまとめてねじる
<STEP.6>ねじった毛束をピンで止める
<STEP.7>こめかみの後毛を出す
<ヘアアレンジのコツ>
「分け目ができていると頭頂部が寂しい印象になってしまうので、アレンジの前に、ドライヤーで左右両方から風を当てて根本を起こし、分け目のない状態に戻してあげると見栄えが良くなります」(亀井さん)。
【5】きっちりまとまる、タイトな大人の三つ編み
\FIX-UPの高橋紀衣さんがレクチャー!/
<アレンジ方法>
<STEP.1>両耳の上端で髪を上下に分けて、ピンで仮止めする
<STEP.2>下段の髪をきつめにゴムで束ねる
<STEP.3>上段のピンを外し、トップの髪をふたつに分ける
<STEP.5>左右の毛束を交差させる
<STEP.6>下段の髪を束ねたあたりまで編み込み、ピンで仮止めする
<STEP.7>最初に編み込み始めた部分の両サイド2㎝ほど毛束を取り、時計回りにねじる
<STEP.8>残ったサイドの髪を、左右それぞれ時計回りにねじる
<STEP.9>STEP.7の毛束とSTEP.8の毛束をひとつのピンで仮止めする
<STEP.10>ゴムとピンを外し、三つ編みにする
<ヘアアレンジのコツ>
「頭皮全体を引っ張るように、髪の根元から編んだり巻きこんだりしているので、緩んだフェイスラインがキリッと引き締まるフェイスリフト効果もあります。きちんと感をアピールしたい、フォーマルな席にもおすすめしたいアレンジです」(高橋さん)。
三つ編みにするだけで目元も頬も引き締まる!?大人の「リフトアップまとめ髪」
「ロング」結婚式向きのタイトなヘアアレンジ【2選】
【1】凛とした華やかさが生まれる、タイトなツイストアレンジ
立秋を迎えてもなお残暑が厳しいこの季節。髪の長い女性にとって、鬱陶しさを軽減する「まとめ髪」は死活問題ですよね。とはいえ、忙しい毎日のなかでは、「こなれた雰囲気に髪をまとめる」のは、なかなか難しいのが現実です。「暑いから」「時間がないから」「パーティー風にしたいから」などの理由で、1パターンなまとめ髪になってしまっていませんか? 実はきちんと下準備さえしておけば、こなれた雰囲気をつくり出すのは意外と簡単な「まとめ髪」。今回は、ねじって留めるだけの簡単テクニックながら、凛とした華やかさが生まれる「ツイストアレンジ」のスタイリングのコツを、3つのステップでお伝えします。
<アレンジ方法>
<STEP.1>髪を前後に分け、3つのパートにブロッキング
- 左右の耳のラインから後ろの毛を後ろでひとつにゴムで結ぶ。
- 中央の写真は横から見たところ。
- 左のブロックの髪を、こめかみ上の分け目から前髪に向かって3パートに分けます。後ろの毛束からくるくると外向きにきつめにねじっていき、後ろにまとめた髪の結び目上の位置でダッカールピンで押さえましょう。
<STEP.2>毛束をひとつずつくるくるとねじり、後ろの髪とまとめる
- 真ん中のパートの毛束をSTEP1と同じようにねじり、押さえておきます。
- 顔まわりのパートの毛束も同じようにねじります。
- ねじった3本の毛束を押さえていたダッカールピンを外し、真ん中の毛束と合わせてゴムで結びます。
<STEP.3>左右を同じようにねじってまとめ、仕上げに毛束をゴムに巻きつける
- 右側ブロックの髪も左側ブロックと同様に3パートに分け、それぞれねじって押さえておきます。
- 左側ブロックと同じく、右側ブロックも真ん中の毛束と合わせ、ゴムでひとつに結びます。
- 後ろにまとめた髪から毛束を少しとり、ゴムを隠すようにくるくると巻き付け、毛先をピンで留めたら完成です!
<ヘアアレンジのコツ>
両サイドの髪を3つに分けて、ねじって合わせていくだけ。髪のブロッキングをきちんとすれば、テクニックなしで失敗なく、アクセントのあるまとめ髪が完成します。毛束をとって結び目に巻き付け、ゴムを隠すことで、より洗練された仕上がりに。
【2】くるりんぱを応用した、エレガントなギブソンタック
\MAGNOLiA omotesandoのKAYOさんがレクチャー!/
後頭部の低い位置で髪をまとめる「ギブソンタック」。くるりんぱの応用でつくるお団子ですが、エレガントで上品に仕上がる、カジュアル過ぎないラフさやこなれ感も出せる、と大人の女性たちを魅了しています。簡単で手軽にできるアレンジですが、やり方を間違えると「古臭いオバさんヘアになってしまう」とMAGNOLiA omotesandoのデザイナー・KAYOさんは言います。「まずは髪をまとめる位置。後頭部の下の方でまとめてください。位置が高いとトップや後頭部の毛束を引き出したときに頭が大きく膨れたような印象になってしまいます。下の位置にまとめることが、360度どこから見ても頭の型が綺麗に見えるポイントです」(KAYOさん)。
また、髪をまとめるときは「程よく、ゆるっとつくる」のが正解なのだそう。「きっちりとまとめすぎないことも重要。耳を出してきっちりと結ぶと一気に老けた印象になってしまいます。トップや後頭部の毛束が引き出しにくくなってしまうので、程よいゆるさを意識してください」(KAYOさん)。やり方を間違えると、「頭でっかちの老けたオバさん」になってしまうギブソンタック。大人の女性にふさわしい、正しいやり方をマスターしましょう。
<アレンジ方法>
<STEP.1> 耳裏からフロント部分の毛束をとってハーフアップに
<STEP.2> 結んだ毛束をくるりんぱする
<STEP.3> 残した後頭部と襟足の髪をふたつに分ける
<STEP.4> 左右に分けた毛束をくるりんぱの穴に上から通す
GIFアニメーションでチェック!
<STEP.5> 毛先をゴムでひとつ結びにする
<STEP.6> 毛先をもう一度くるりんぱする
<STEP.7> 毛先をピンで固定する
<STEP.8> 耳上の毛束をゆるっと引き出す
<STEP.9> 頭頂部と後頭部の毛束をつまんで引き出す
<ヘアアレンジのコツ>
「アレンジの前に、ドライヤーで根元をこするように乾かし、モヒカンラインを立ち上げておくとシルエットに丸みと女性らしさが出ます。あとは全体をランダムにコテで巻き、クリームワックスをなじませておいてください。髪がパサついてまとまっていないと、やつれ感や疲れた印象になりかねません。とくにもみあげ、顔周りの毛束には入念になじませるといいですよ」(KAYOさん)。
古臭いオバさんとは言わせない!今っぽい「ギブソンタック」をつくる9ステップ
- TEXT :
- Precious.jp編集部