【目次】
老け見え防止【5選】
華やかに「ボリューム」アップ
\Rougyのヘアデザイナー江良 栞さんがレクチャー!/
ミディアム代表:井上三佳さん(38歳/主婦)の場合
年齢を重ねた髪は、細くてボリュームが不足しがちなので、ストレートなままでは貧相な印象になることも。 そんな大人の髪悩みに応えてくれるのが、Rougyのヘアデザイナー、江良 栞さん。「毛先のカールで動きを出すだけで、雰囲気が華やかになります」とアドバイス。サイドとトップにボリュームがなく、すぐにペタ~ッとなってしまうモデルさんの髪質。「シャギーを入れすぎるとツヤが出にくくなり、毛量も減ってしまうので、華やかに見せたい、顔周りだけに入れています」(江良さん)。毛先に動きを出すためには、ボディパーマをかけるとスタイリングが簡単だそう。「毛先を1カール、内巻きにパーマをかけています。毎朝、毛先をこすりつけるように揉むだけでスタイリングが完了するので、おすすめです」(江良さん)。
<スタイリング方法>2種のスタイリング剤の使い分けで華やかヘアは完成
スタイリングするのは、ペタッとなりやすい頭頂部と、動きの出にくい毛先だけ。「立ち上がりをキープしたい頭頂部はハードスプレー、ツヤ感も欲しい毛先はミルクタイプのワックスを使います」(江良さん)
<STEP1>手のひらにミルクタイプのワックスを広げ、擦り合わせるようになじませる
<STEP2>指先にハードタイプのスプレーを吹きつける
<STEP3>分け目に沿って後ろ・中間・前の3か所の髪の根元を立たせるようにつまむ
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 頭頂部をペタッとさせない
- グラデーションは顔周りだけ入れ、動きを出す
- ツヤならミルク、立たせるならハードスプレーと、スタイリング剤は使い分ける
「立ち上がりをキープするハードスプレーを髪全体に吹きつけると、せっかくの毛先の動きまで固まってしまいます。立ち上がりをキープしたい部分だけ、ピンポイントでなじませてください」(江良さん)。
全体的に「ボリューム不足」な髪は、この3つのポイントで「華やかに盛れる」
「ちらほら白髪」を染めないでカバー!
\六本木美容室 西麻布店のスタイリスト・西家直志さんがレクチャー!/
ミディアム代表:角恵子さん(38歳/会社員)の場合
これから先ずっと染め続けることを考えると、「白髪染めのスタート時期を少しでも遅らせたい!」と思いませんか? とは言え、今ある白髪を何とかしたいもの。 そんなジレンマに応えてくれたのが、六本木美容室 西麻布店のスタイリスト・西家直志さん。「全体を明るく染めるのではなく、メッシュ状にハイライトを入れるだけで白髪をカバーできます。また、トップをふんわり立ち上げ、生え際を目立たなくすれば白髪の存在感がなくなります」(西家さん)のこと。
<スタイリング方法>トップを根元から巻いて立ち上がりを作る
「ふんわりとした立ち上がりをつくるために、太めのカーラーで頭頂部の髪を巻きます。分け目をまたぐように巻くと、分け目がペタッとしないので、白髪が目立ちにくくなります」(西家さん)。
<STEP1>頭頂部の髪を額側から3等分して、カーラーで外巻きにする
<STEP2>カールアイロンで髪の中間から毛先を内巻きに
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 白髪が少なければメッシュ状にハイライト入れるだけでOK
- トップに立ち上がりを作り根元を見せない工夫をする
- 分け目がペタッとしないように根元を立たせる
「このスタイルは髪がうねりやすく、もっとボリュームが欲しい…という方にもおすすめです。カールアイロンをかけるとき、ご自身のうねりをなじませるように内巻きにすれば、生えグセなのかカールなのか、わかりにくくなります」(西家さん)。
「ボリューム不足」でも似合うミディアム
\Velvet on the Beachの店長、NOBさんがレクチャー!/
ミディアム代表:高取美奈子さん(47歳/主婦)の場合
髪のボリュームが寂しくなると、「もうミディアム丈をあきらめて、ショートにするべき…?」と感じていませんか? 髪を切らなくてもボリュームアップできる方法はあります! Velvet on the Beachの店長、NOBさんは「髪が細って柔らかくなってきたら、デジタルパーマをお勧めします。その上で、頭頂部の根元を立たせるよう にドライヤーをあてれば、巻いたりブローをしなくても簡単に根元が立ち上がり、扱いやすい髪になります」とアドバイス。
<スタイリング方法>トップは根元、その他の部分は髪の表面にドライヤーをあてる
「トップにドライヤーをあてるときは、一定方向ではなく、色々な方向からドライヤーをあてるのがポイント。その風向きにあわせて地肌を擦る方向も変えて乾かすと、ふんわりと根元が立ち上がります」(NOBさん).
<STEP1>あらゆる方向から頭頂部の地肌にドライヤーをあてる
<STEP2>サイドとバックは髪の表面にドライヤーをあてる
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ボリュームダウンが気になったら、デジタルパーマを緩くかける
- 頭頂部はドライヤーをあらゆる方向からかける
- サイドとバックはドライヤーを髪の表面にだけかけてツヤを出す
「サイドとバックの髪を乾かすときは、ドライヤーを少し上目からキューティクルの流れに沿わせるとツヤが出やすくなります。手ぐしでとかすときも、少しテンションをかけるのを忘れずに」(NOBさん)。
ブローの「手間」と「時間」が劇的に減るヘア
\Doubleのヘアスタイリスト寺田 繭さんがレクチャー!/
ミディアム代表:大和田七江さん(38歳/主婦)の場合
髪がやわらかくなり、コシがなくなると毎朝のスタイリングに時間がかかって大変!「せっかくスタイリングをしても、すぐにペタッとしてしまう髪にはデジタルパーマがおすすめです」と、Doubleのヘアスタイリスト寺田 繭さん。パーマをかけておけば、頭皮を中心に髪をだいたい乾かしたら、毛先を中心にムースを手でクシュクシュっと揉み込む。これだけで朝のスタイリングは完成します。
<スタイリング方法>根元を乾かしたら、あとは握ってカールを復元させるだけ
「デジタルパーマをかけると髪が形状記憶するので、ちょっと手をかけるだけですぐ復元できます。髪の根元を中心に8割ほど乾かしたら、あとはムースを揉み込むだけで、スタイリングは完成です」(寺田さん)。
<STEP1>髪の根元を中心に乾かす
<STEP2>手にムースをのばしたら髪の中間から毛先にかけてクシュクシュと揉み込む
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- 顔まわりの髪をカールさせ全体的にボリューム感を出す
- カールは大きめにし、ナチュラルな雰囲気に仕上げる
- 毛先が揺れるように動きを出し、空気感を作る
「ボリューム感のあるふんわりスタイルをつくるには、太めのロットで巻いた大きめカールと、毛先の動きがポイントです。全体的なシルエットをタイトにまとめないで、根元を立ち上げて空気感を出すようにスタイリングしてください」(寺田さん)。
ブローの手間と時間が「半分以下」になる!くしゅくしゅミディアムヘアの作り方
「ハリ・コシ」不足には太めのロッドでパーマを
\enfleurage青山のディレクター長谷部しのぶさんがレクチャー!/
ミディアム代表:平田明恵さん(41歳/編集者)の場合
髪にハリがなくなるとトップがペタ~ッとするだけでなく、うねりがちに。そんな髪には根元から太めのロットでパーマをかけておくと扱いやすくなるとか。「直径2~2.5㎝くらいの太めのロットで根元からパーマをかけておくと、コシがなくなってうねりやすくなった髪が、扱いやすくなります。根元からフワッと立ち上がるので、トップにボリュームが欲しい方にもぴったりですね」(長谷部さん)。
<スタイリング方法>ウェーブを復活させるようにクシュクシュっと握るだけでOK
「ブラシを使うより、手ぐしで根元を立ち上げながら髪を乾かした方が、ナチュラルに仕上がります。おおかた髪が乾いたら、ドライヤーをあてながら毛先をクシュクシュッと握るだけでスタイリングは完了です」(長谷部さん)。
<STEP1>ドライヤーをあてながら、手でクシュクシュッと握る
<老け見えをくい止めるポイント3か条>
- ハリ・コシ不足を感じたらパーマという選択肢もあり
- パーマをかけるなら太めのロットで
- 菱形シルエットになるように、顔まわりは軽くする
「平田さんは髪が太くてボリュームもありますが、このスタイルはボリュームが欲しい方クセを抑えたい方にも向いています」(長谷部さん)。
太めロットのパーマ×菱形シルエットで、あの頃のハリ・コシが復活!
顔型カバー【2選】
「ベース型」をさりげなくカバー
\GARDEN omotesando テクニカルマネージャーの高橋俊友さんがレクチャー!/
ベース型のセミロング代表:桜井美礼さん(45歳/医療事務)の場合
高橋さんによると、「エラ張りさんがセミロングにするなら、輪郭をすべて隠してカバーするのではなく、毛先の動きで輪郭の印象を和らげること。すべて隠してしまうよりも、その人らしさをいかしたスタイルにすることが、今っぽいと思います」とのこと。そのためには、あごラインにレイヤーを入れて毛先にラフな動きを作ることが効果的だそう。「ボリュームが出る位置を、あごの高さに持ってくると、毛先の動きで輪郭から目を散らすことができます」(高橋さん)。
また、年齢による髪の乾燥、ツヤの低下も、その質感をいかしてあげることで、よりおしゃれに仕上がるのだとか。 「ツヤのなくなってしまった髪は、ルーズなパーマをかけてあげると、いい感じのラフな質感に見せることができます。ダメージを逆手にとることで、ワンランク上の仕上がりに見せられるはず」(高橋さん)。
<スタイリング方法>毛先に潤いを与えつつ、ラフな動きをオン!
「ダメージによるラフな質感はいかしつつキレイに見せるためには、毛先の潤い感が大切です。髪を乾かす前に、オイルをまんべんなくつけて、しっかり保湿してあげましょう」(高橋さん)。
<STEP1>前髪ともみあげをリバースに巻く
<STEP2>毛先を外ハネに巻く
<STEP3>ヘアバターをもみこむ
<ベース型セミロング スタイリングのコツ3か条>
- スタイリング剤はまんべんなくなじませる
- 毛先はくずしてラフに散らす
- 乾かす前のオイル、スタイリング後のヘアバターで潤いを
「顔周りの髪は、耳にかけてボリュームを調整して。あご周りに髪をかけすぎないほうが、ナチュラルに輪郭をカバーできますよ」(高橋さん)。
輪郭を隠すのは逆効果!ベース型をカバーするラフな質感のセミロング
「面長顔さん」に似合うひし形シルエット
\PearLのCHIEさんがレクチャー!/
面長顔のミディアムヘア代表:堀川幸恵さん(37才/会社員)の場合
- TEXT :
- Precious.jp編集部