腰痛やむくみが気になる人は、膝裏の筋肉が固まっているのが原因かもしれません。座りっぱなしによって膝裏の筋肉が固まり収縮してしまうと、膝がうまく伸びずに姿勢が悪くなってしまいます。姿勢が悪くなれば、骨盤が歪み、腰痛や足のむくみを引き起こしますし、さらに膝の痛みが出るなど、不調にもつながることを知っておきましょう。

加えて、膝裏が曲がることで、後ろ太ももの筋肉が固まってしまい、お尻が下がり「たれ尻」にもなってしまいます。

解決策はストレッチでしっかりと膝裏を伸ばすのが基本ですが、床に座ったり、壁を使ったりする必要があると、わざわざやらない…という人もいるのではないでしょうか。

そこで、パッと簡単アクションでできる膝裏伸ばしストレッチを、エイジングデザイナーの村木宏衣さんに教えてもらうことに。普段はなかなか意識していない、膝裏の柔軟性は、実は健康にもスタイルアップにも大きく影響しているので、このストレッチ、ぜひ習慣にしてくださいね。

■Step1:左足を前に出し、左手で左足の裏を掴む

体を前に倒し、右足を曲げながら左足を前に伸ばします。そして、左手で左足の裏を掴みます。このとき左膝は曲げずに、なるべくまっすぐに伸ばしましょう。

そして、できる人は踵の方まで掴むようにすると、より効果が高まります。

左足を前に出し、左手で左足の裏を掴む
 

■Step2:左手を上にあげる、おろすを10回繰り返す

Step1の状態から、左手を上にあげて、またStep1の状態に戻します。これを10回繰り返して。反対側も同様に行いましょう。

左手を上にあげる、おろすを10回繰り返す
 

【まとめ|悪姿勢、腰痛、むくみを改善!簡単・膝裏ストレッチ術4か条】
1.座りっぱなしで膝を曲げた状態が続くと、膝裏の筋肉が固まりやすい。
2.膝裏の筋肉は、骨盤につながっているので固まると骨盤が歪む。
3.姿勢が悪くなり、腰痛、むくみなど不調を引き起こすのでケアは必須。
4.立った姿勢から簡単に膝裏を伸ばすストレッチなら、いつでもどこでもできるのでおすすめ。

以上、「悪姿勢、腰痛、むくみを改善!簡単・膝裏ストレッチ術」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は1月21日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で実感! 自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』(宝島社)が発売中。 Instagram
 
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「このストレッチで、思っている以上に膝裏が硬くなっていることに気づきました。膝裏はもちろん、太もも、ふくらはぎ、さらに腰や背中までしっかりと伸びるので、体全体がスッキリ軽くなる感覚が。むくみにも効くし、この方法なら、ちょっとした隙間時間にもできるので、こまめにやってみようと思います」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子