体温が低いわけではないのに、手足だけが冷たくなるのは、気温の低さだけでなく、自律神経の乱れによって血流やエネルギーを手先や足先に運ばれにくくなっていることが大きく関わっているといわれています。
つまりストレスを感じている人は「末端冷え性が起こりやすい」ということ。
ストレスによる緊張によって、交感神経が優位になって血管収縮を起こしているので、とにかくリラックスするようにして自律神経のバランスを心がけることが大事。そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが即効でできる対処法として教えてくれたのが手のツボ押しで、今回は3種類のツボをご紹介します。
入浴中のリラックスタイムや、ハンドクリームを塗るついで行うと効果的。気持ちよくてリラックスできますし、手や腕のコリの解消にもなるので、日々の習慣にしてくださいね。
■Step1:冷えを改善するツボの位置を確認
今回ご紹介するツボは3種類。
人さし指から小指にかけて、指と指の間にあるのが「指間穴(しかんけつ)」。鳥でいうところの水かきの部分で、手の甲側にあります。
人さし指と親指の間、水かきの部分にあるのが「虎口(ここう)」、「陽池(ようち)」は手の甲側で、手の付け根の真ん中より少し小指側にあります。
■Step2:それぞれのツボを刺激する
「指間穴(しかんけつ)」「虎口(ここう)」は親指と人さし指でツボをつまむように挟み、少々強めに押し揉み、離す、これを10回ほど行います。
「陽池(ようち)」は5秒かけてじんわりと圧をかける、5秒かけてゆっくり力を抜きながらはなす、を3〜5回を繰り返します。このとき息を止めずに深呼吸しながら行いましょう。
【まとめ|ストレスが原因!?末端冷え性を改善、ツボ押しメソッド4か条】
1.手足が冷える「末端冷え性」の原因はストレスによる自律神経の乱れも関与。
2.末端まで血流もエネルギーも届いていない状態を即効でケアするにはツボ押しが効果的。
3.「指間穴」「虎口」「陽池」の3種のツボを刺激するのがおすすめ。
4.手や腕のコリの改善にもなるので、ハンドクリームを塗るついでに行うといい。
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以上、「ストレスが原因!?末端冷え性を改善、ツボ押しメソッド」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は1月28日の更新です。お楽しみに!
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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子