【目次】
- タックパンツとは?
- 「黒」は着回しやすくシックにきまる
- 「ベージュ」で柔らかく上品に
- 「白」ならクリーンで爽やか
- 「グレー」でスタイリッシュさを演出
- 「ブラウン」で優しく引き締め
- 「ネイビー」で品格を漂わせる
- 「カーキ」ならほんのり辛口
- 「靴」を変えて印象チェンジ
タックパンツとは?
タックパンツとは、パンツのフロント部分、そしてウエスト下に縫いひだや折り込み(タック)が入ったパンツのことを指します。ウエスト周りにゆとりが生まれながらも、そのタックがあるおかげできちんとした印象が叶ったり、立体感が高まったりとまさに理想のバランスが手に入ります。
では早速、カラー別のタックパンツコーディネートをご紹介します。
「黒」は着回しやすくシックにきまる
タックパンツの中でも高い着回し力がある「黒」。クラシカルながら程よい抜け感のあるタックのディテールと、引き締め効果のあるカラーでシックな印象が思いのまま。大人が着映えるコーディネート術をお届けします。
淡いグリーンを合わせ黒をフレッシュに
汎用性の高い黒パンツは、タック入りを選ぶことでウエスト周りに抜け感を作るとこなれ見え。さらにサンダルの華奢ストラップでパンツの裾を絞ることで、立体シルエットをメイク。きりっとした黒に、淡いグリーンのカットソーを合わせることでフレッシュかつ新鮮に。
差し色を加えてキャッチーに
グレーのチェックジャケットと黒パンツの端正な組み合わせは、タックパンツやゆったりジャケットを選ぶことで程よい抜け感を演出。そこに真っ赤なプルオーバーを加えることで、キャッチーさを実現。さらにスタッズシューズを加えれば、モダンに着映えること間違いなし。
きれいめモノトーンには意図的な脱力感を添えて
白黒で構成するモノトーンスタイルは、意図的な脱力感をプラスすることでこなれた印象へ。黒のタックパンツを迎え、きちんと感と抜け感を両得。さらに真っ白のトップスとクリームホワイトのロングコートで奥行きを演出すれば、マンネリしません。
「ベージュ」で柔らかく上品に
品よく、しなやかに整えるなら「ベージュ」のタックパンツをリコメンド。きちんと感はそのままに、タックのゆとりがあるからこそエフォートレスにまとまります。
淡いトーンで繋いで優雅にきめる
ベージュのタックパンツの色にマッチさせるよう、ペールブルーのトップスと柔らかな白ジャケットを合わせニュアンスたっぷりに。ノーカラーのジャケットなら、角がないからこそよりまろやかな表情にまとまります。さらにゴールドのボタンが立体感に貢献。
大人カジュアルの理想!
パーカとチノパンツのカジュアルワンツーでも大人らしさが叶う、ネイビーとベージュのノーブルな組み合わせ。きちんと感もあるタックパンツなら、カジュアルなチノ素材をクラスアップできます。引き締め役には、コントラストが強く出過ぎないブラウンを指名し、しなやかに。
Tシャツに寄り添いながらきちんと感をミックス
抜け感のあるTシャツスタイルにもお似合いなタックパンツ。ゆとりのあるウエスト周りがリラックスなトップスに寄り添いながらも、しっかりきちんと感も添えてくれます。白とベージュのフレッシュな色合わせを、小さな黒で引き締め。
「白」ならクリーンで爽やか
クリーンで爽やかなムードを演出できる「白」のタックパンツ。膨張が気になる… という場合でも、タックのおかげで立体感が手に入り、のっぺりせずスマートな印象が叶います。
ダークカラーで白の軽やかさを引き立てる
スウェットプルオーバーと適度なゆとりのあるタックパンツでリラックス。ダークグリーンのトップスがあるからこそ、パンツの白の軽快さがより引き立ちます。バランスよく黒を散らしつつ、ゴールドネックレスを加えカジュアルを格上げ。
色味と質感に変化をつけ間延びさせない
ヘルシーな真っ白タンクトップに、オフホワイトのリネンタックパンツを合わせ色と素材でメリハリを演出。黒のベルトを加えれば、境界線が生まれそれぞれの白の持ち味を引き出すことに成功します。
カジュアルアイテムをミックスして親しみやすく
洗練のオールホワイトルックは、カットソーやスニーカーで親しみやすさを演出。タックパンツはカジュアルにもきれいめにもハマる優秀アイテムなので、テイストミックスの馴染ませ役としておすすめです。色味の異なる白をレイヤードし、小気味よく。
「グレー」でスタイリッシュさを演出
きちんと感があるのに、どこか力が抜けている。そんなこなれ感のあるタックパンツは「グレー」を選ぶことでスタイリッシュな側面を引き出して。都会に映える、大人コーデ術をピックアップ。
グレータックパンツで適度な抜けを作る
ツイードジャケットやピンストライプパンツというシックなモノトーンコーディネートは、カットソーとタックパンツで程よい抜け感を演出。ゆったりしたシルエットのパンツながら、ジャケットがショート丈なのでスタイルアップも実現します。
タックパンツで立体感を上乗せ
ボーダー柄とパンツのタックを頼りにすることで、単調にならない立体的なモノトーンコーディネートをメイク。ベージュ小物でしなやかに導きつつ、仕上げにブライトグリーンのレザーカチューシャを添えこなれ感を後押し。
デニムパンツ、だけどタックパンツ
オーバーシルエットのコートとローライズパンツの脱力感が効果的なあか抜けモノトーンコーディネートに、スカーフを足して顔周りにエレガンスを宿して。外し役のデニムパンツは、グレーというカラー、そしてタックが入ったおかげでシックなモノトーンの中でも浮きません。
「ブラウン」で優しく引き締め
黒ほど強くならず、程よい引き締め効果を授けてくれる「ブラウン」パンツは、タック入りでしなやかさを助長。品よく好印象にきまるので、オンオフ兼用したいカラーの一つです。
ピンク×ブラウンで大人の遊び心を演出
幾度となく着てきたTシャツとパンツの定番ワンツーは、ピンクとブラウンという新鮮な配色で遊び心を演出。シンプルな組み合わせながらも、キャッチーな配色とパンツのタックがあるからこそ、メリハリしっかりに着地。パンツの色とリンクしたレオパードバッグ、そしてカラフルスニーカーを迎え高揚感で満たして。
コーデュロイパンツをほっこりさせない
ともするとほっこり感が強くなるコーデュロイ素材は、上品ブラウンを選びつつきちんと感を両得できるタックパンツで取り入れれば大人顔。そこにネイビーのタンクトップを合わせ、ヘルシーな肌見せスタイルを堪能。黒小物、そしてパールネックレスを加え都会的にまとめて。
ニアリーカラーでまとめ、たおやかに
ブラウンのワイドパンツは、立体感の高まるタック入りを選ぶことで存在感を引き立て! ごく淡いベージュのトップスに、濃いベージュのロングコートを重ねたニアリーカラーコーディネートで、たおやかな佇まいへ。起毛感のあるコートやワイドパンツだからこそ、落ち着いた配色でも決して地味にならず、静かな迫力を宿すことができます。
「ネイビー」で品格を漂わせる
きちんと感のあるパンツはノーブルな「ネイビー」をセレクトすることで品格を醸して。タックパンツなら程よい抜け感が加わり、かしこまりすぎないちょうどいいバランスに。
ネイビーを散らしてまとまりよく
ベージュのトレンチコートに、ネイビータックパンツを合わせクラシカルな佇まいへ。タック入りならではの程よいゆとりとスニーカーがマッチします。そこに、パンツと同じネイビーの差し色が入ったプリントプルオーバーを加え、リズミカルに。
ブルーを繋いで瑞々しく
表情を清々しく、明るく灯してくれる水色のシャツは、オーバーシルエットでこなれ感を演出。ボタンを多めに開ければ、躍動感が高まります。そこに同系色であるネイビーのタックパンツを合わせ、クリーンさを底上げ。
ダークトーンでまとめノーブルに
ブラウンのトップスに、ネイビーパンツを合わせたノーブルな色合わせ。ポロニット、そしてタックパンツだからこそ、お堅くならずエフォートレスなムードにまとまります。仕上げに太めのゴールドネックレスを加え、モダンに整えて。
「カーキ」ならほんのり辛口
タックパンツはぴりっとした表情の「カーキ」を選ぶことでほんのりと辛口なムードを堪能。都会の中で映える、マチュアなオーラたっぷりの着こなしをお届けします。
レディな小物を合わせ洗練を宿す
グレーのジャケットに、カーキのタックパンツを合わせたスタイリッシュなコーディネート。華奢ストラップヒールサンダルや小ぶりのバッグなど、レディな黒小物を添えることで洗練された面持ちへと誘導。
甘口ブラウスが幼くならない
ボリュームスリーブがフェミニンなトップスも、黒を選びつつカーキのパンツを合わせれば甘くなりすぎません。フィット感のあるトップスなので、ボトムは適度にゆとりが生まれるタックパンツが好相性。
ストイックなボトムにグランマニットを合わせて
カーキのタックパンツと黒のゴツめブーツを合わせたボトムコーデに、あえて親近感のあるノルディック柄のグランマニットを合わせ、こなれたテイストミックススタイルをメイク。ベージュのバッグを加え、穏やかなインパクトを添えて。
「靴」を変えて印象チェンジ
最後に、タックパンツに合わせたい「靴」をご紹介します。カジュアル、きれいめ、クール… 導きたい印象に合わせ、足元のアイテムを変えてみてくださいね。
「スニーカー」で外し抜け感アップ
程よくゆとりのあるタックパンツだからこそ、カジュアルな「スニーカー」がよく似合います。白Tシャツとグレースラックスのシンプルワンツーに、トップスの色を拾ったスニーカーを合わせ抜け感を上乗せ。クリームホワイトのシャツをさらっと重ねれば、奥行きが生まれて絵になります。
「パンプス」できちんと感を足し算
タックパンツのきちんとした側面を引き立てるなら、やはり「パンプス」合わせがおすすめ。白シャツにベージュのトレンチコートとパンツを組み合わせ、しなやかな印象へと誘導。黒とベージュのバイカラーパンプスで、小さく引き締めれば好バランスです。
「ヒールサンダル」で抜け感とフェミニンを両立
抜け感がありながら、フェミニンなムードもクリアしてくれる。そんな理想のバランスを叶えてくれるのが「ヒールサンダル」です。タックパンツと組み合わせることで、気張らない甘さを楽しんで。オールホワイトで、洗練の佇まいへ。
「フラットサンダル」でリラックス
ゆったりとしたタックパンツに「フラットサンダル」を合わせることで、リラックス感のある装いへ。きちんとした印象も備えたタックパンツだからこそ、決してラフになりすぎません。黒とアイボリーの色合わせで、きりっと大人顔へ。
「ブーツ」でスタイリッシュさを味わう
タックパンツにきりっとした「ブーツ」を合わせることでスタイリッシュな着こなしへ。程よい親近感のあるタックパンツだからこそ、きめすぎにならずこなれて見えます。白黒のミニマルな配色に、モチーフ付きのロングネックレスがよく映えて。
「ローファー」のクラシカルさを頼りに
古くから愛されてきたタックパンツは、クラシカルな「ローファー」との相性が抜群。白のタックパンツに、黒のトップスとベルト、そしてバッグを加え凛とした着こなしへ。デニムジャケット、白黒の総柄コートのレイヤードで、小粋なムードを演出。
関連記事
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香