名実ともに時計界の絶対王者である「ロレックス」が、久しぶりにまったく新しいコレクション、『オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー』を発表しました! 早くも「名品ウォッチ」の呼び声が高いこの話題作の魅力と注目ポイントをお届けします!
スリムなケースとブレスレットがシームレスに繋がる麗しきフォルム
“WATCHES & WONDERS GENEVA 2025”では、各メゾンから魅力的な新作が数多く発表されましたが、そのハイライトのひとつは、この『オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー』と言い切っていいでしょう。
なんといっても、既存のモデルの新色とかデザイン違いとかではなく、完全なる新作! ケースもブレスレットも、そしてムーブメントもこのモデルのために開発されたもので、その佇まいは私たちが知っている「ロレックス」のタイムピースとは異なる、よりシックでエレガントな雰囲気を纏っています。

デザイン面での最大の特徴は、シュッとスリム化した「オイスターケース」と、全てのリンクがフラットになった5連の「フラットジュビリー」ブレスレットが、シームレスに繋がり一体化して見えること。

そのことによって洗練度が高まり、特にエバーローズゴールドのケース&ブレスレットの36mmモデルは、ジュエリーウォッチとしての華やぎも宿しています。
同時に着目したいのは、搭載されている新開発の自社製ムーブメント。

時計のムーブメントを構成する「テンプ」という部品が、1時間に振動する数「振動数」が高いムーブメントを「高振動」、あるいは「ハイビート」と呼び、一般的な振動数のものより高い精度を出すことで知られています。この「キャリバー7135」は36,000振動というハイビートで、パワーリザーブも約66時間を実現。これまでの「ロレックス」のムーブメントよりスリムでいながら、より高いスペックへと進化しました。
時代のムードに寄り添う、36mmと40mmの2サイズ展開
デザインもムーブメントも新たに、まさに「才色兼備」を体現するタイムピースとなった『オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー』。時計としての顔となる文字盤には、モダンな雰囲気を演出する数々のエレメントが散りばめられています。
まずは文字盤に採用された蜂の巣のような六角形の「ハニカムモチーフ」。1900年代半ばのアンティークウォッチでたびたび見受けられるデザインですが、今回はこの幾何学的なモチーフを現代的に進化させ、非凡な個性を発揮します。また、針もこのモデルのために新たにデザインされたもので、秒針にはさりげなく「ハニカムモチーフ」が!
36mmと40mmの2サイズでの展開で、「ロレックス」のウォッチメイキングの新章をスタートさせました。
■1:ダイヤモンドの輝きが手元を優美に彩る36mmモデル
フェミニニティと現代女性らしいしなやか強さを漂わせる、絶妙なサイズ感の36mm径。なかでもエレガンスが際立つのが、「ロレックス」独自のエバーローズゴールドを採用したこのモデルです。エバーローズゴールドはその名のとおり、一般的なピンクゴールドに比べ経年による変色しにくいのが特徴であると同時に、まろやかな色味がラグジュアリー感を高めます。
ベゼルには44個、インデックスには10個のバゲットカットダイヤモンドをセットし、エバーローズゴールドとホワイトのダイヤルとノーブルなコントラストを奏でて。

■2:40mmモデルはクール&スタイリッシュなジェンダーレスウォッチの理想形
昨今の時計のジェンダーレス化で、もはや女性にとっても一般的となりつつある40mmサイズ。実際につけてみると、40mmという数字から想像する大きさ、装着感をいい意味で裏切るフィット感で、とてもスタイリッシュ! 『エクスプローラー』や『エアキング』を彷彿とさせるアラビア数字の「6」と「9」、そしてバー形を組み合わせたインデックスが「ロレックス」らしい表情を添え、手元にクールなインパクトをもたらします。

『オイスター パーペチュアル ランドドゥエラー』のプレスリリースには、「新たな地平を切り開き、その発表と共にロレックスは歴史の新たな一章を歩み始める」と書かれていました。開発に7年以上もの歳月を費やした渾身のこの新作には、32件の特許が出願され、そのうち18件はこのモデルにのみ関するものだそう。
現状に甘んじることなく、想像を超える熱量を持って常に「その先」へと挑み続ける「ロレックス」。だからこそ人々は憧れ、次世代、その次の世代へと伝えていきたい名品として輝き続けているのでしょう。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト