スマホもパソコンも手放せない私たちは、巻き肩になりやすく、バストを支えているインナーマッスルである小胸筋が硬くなっています。小胸筋とは、大胸筋の内側にあり、肩甲骨と肋骨につながっている筋肉で「天然のブラジャー」とも呼ばれ、まるでサスペンダーのようにバストを支える役割を果たしています。

つまり、美しいバストをキープするためには、この小胸筋がしなやかでハリがあることが重要なので、日常的にほぐすケアは必須。さらに、小胸筋をほぐすことによって血流も改善し、美しいバストをキープするための必要な栄養が届きやすくなるともいわれています。

そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、テニスボールを使った小胸筋ほぐし。テニスボールを使うことによって、大胸筋の奥にある小胸筋にしっかりと圧がかかり、ほぐれるのを実感できますよ。初めはちょっと痛いですが、巻き肩&姿勢改善にもなり、肩コリ予防にも効果的。上半身がスッキリ軽くなるので、仕事の合間のリフレッシュにぜひ取り入れてみてください。

■Step1:ほぐす位置を確認

小胸筋とは肩関節のちょっと手前の鎖骨下にある、丸いボタンのような骨「烏口突起(うこうとっき」から、肋骨をつなぐ筋肉。ちょうどリュックを背負うラインなのですが、丸印の3か所をほぐしていきます。

ほぐす位置を確認
 

■Step2:テニスボールを小刻みに動かしてほぐす

テニスボールをStep1で示した丸印の位置に押し当てます。このとき筋肉に対して垂直に当てること。それから小さく左右に動かしてほぐします。それぞれ5回往復、小刻みに動かし、これを3回繰り返してください。

テニスボールを小刻みに動かしてほぐす
 

■Step3:テニスボールを当てたまま、腕を大きくぐるぐる回す

Step1で示した丸印の位置にテニスボールを押し当てたまま、腕を大きく10回後ろに回します。次に前方向にも10回、回しましょう。丸印の位置の計6か所を行ってください。

テニスボールを当てたまま、腕を大きくぐるぐる回す
 

【バストアップ効果あり!テニスボール整筋メソッド4か条】
1.スマホやPCの操作などでうつむき姿勢が続くとバストが下がりやすくなる。
2.肩が内側に入ることでバストを支えている筋肉=小胸筋が縮んで硬くなるのが原因。
3.「天然のブラジャー」とも呼ばれる小胸筋をほぐしてしなやかなハリを復活させるのが課題。
4.簡単に深く圧をかけることができるテニスボールを使ったほぐし技が有効。

以上、「バストアップ効果あり!テニスボール整筋メソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は6月3日の更新です。お楽しみに!

関連記事

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で実感! 自分史上最高の小顔になる 魔法の顔ほぐし』(宝島社)が発売中。 Instagram
 
体験者:熊本 薫さん
37歳
「肩が内巻きになる巻き肩がクセになっているように感じていました…。今回教えてもらった小胸筋ほぐしは、初めはちょっと痛いと感じたのですが、続けるうちに気持ちよくほぐせるようになりました。テニスボールは力を入れなくても簡単に圧をかけることができていいですね。巻き肩解消&バストアップ効果だけでなく、首コリも肩コリもラクになるので、継続的にケアしようと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子