ヒール靴を日常的に履いている、運動不足、そして、加齢もアーチが崩れやすく扁平足になる原因です。ペッタリとした扁平足は重心が安定しないので、浮指になる、脚が歪む&むくむ、骨盤が歪むなどの悪影響が…。つまり美姿勢、美脚、若見えのためにも、崩れたアーチを復活させることはとても重要なのです。
足のアーチの役目は立った姿勢を安定させること、クッションのように衝撃を吸収すること。なのでアーチが崩れると歩行が安定せず、足に負担がかかり、骨盤の歪み、脚の歪みが起こり、さまざまな不調を引き起こしてしまいます。
そしてそのアーチを支えている筋肉のひとつが後脛骨筋(こうけいこつきん)。聞き慣れない筋肉ですが、土踏まずをつくる骨を支える腱と繋がっているので、この部分の筋力が低下すると、アーチが崩れやすくなってしまいます。
そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれるのが、この後脛骨筋を鍛えるトレーニングです。後脛骨筋はふくらはぎの深いところにあり、表面からはなかなかケアしにくい場所なので、この方法がベスト。ケガをせず、いつまでも若々しくいるためには、今からコツコツケアしておくことがおすすめですよ。
■Step1:脚を伸ばした状態で座り、片方の膝を立てる
まず、床に座り、脚を伸ばしてから片方の膝を立てます。
■Step2:土踏まずを反対の足の膝の真横に当てて押す
後脛骨筋は、脛骨(けいこつ)というスネの骨の後ろについていて、アーチを支える腱と繋がっています。この筋肉を鍛える方法として、膝を立てた方の足の土踏まずを反対の足の膝小僧の真横に当てて、グーッと押します。これを10秒×3回行いましょう。反対の足も同様に行って。
脚が開きすぎるのはNGです。またかかとが浮かないように注意しましょう。
【骨盤&脚の歪みを予防する脚トレーニング】
1.疲れやすい、段差でつまづきやすい人は足のアーチが崩れた扁平足の可能性あり。
2.アーチの崩れは、脚の歪みや骨盤の歪みにつながり、さまざまな不調を起こす原因に。
3.アーチ復活には後脛骨筋を鍛えるトレーニングが効果的。
4.美姿勢、美脚、若見えの効果が期待できるので、コツコツ続けるのがおすすめ。
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以上、「骨盤&脚の歪みを予防する脚トレーニング」を教えていただきました。
セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。
次回は9月16日の更新です。お楽しみに!
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- PHOTO :
- 松原敬子
- EDIT&WRITING :
- 荒川千佳子