パソコンもスマホも手放せない私たちは、猫背、巻き肩が常態化…。そのため背中はいつもガチガチに固まってしまっています。 いつも体が緊張している、眠りが浅い、背中がもったりしてきたように感じている、という人は背中の筋肉=広背筋を緩めるケアが必要です。

背中は自分で触ることができないため、凝っていることに気づきにくいですし、疲れが溜まりやすい場所。まずは、背中の筋肉=広背筋が固まっているかどうか、チェックしてみましょう。

「呼吸が浅いように感じる」「肩も首も凝っていて、上半身の動きが悪い」「腰をひねったり、上方向に伸びをすると背中が動きが悪いと感じる」「背中がモッタリとして、ブラのハミ肉が気になる」

ひとつでも当てはまるようなら、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれる、椅子やテーブルを使った広背筋のストレッチがおすすめ。このストレッチを1日の終わりに行うと、体の緊張がほぐれて睡眠の質も上がることでしょう。

さらに上腕三頭筋のストレッチに効くので、二の腕やせにも効果が!上半身をスッキリさせたい人は、ぜひこのストレッチを習慣化してみてくださいね。

■Step1:椅子、またはテーブルに肘をつく

低めの椅子またはテーブルを使って行います。椅子またはテーブルの前に座り、手のひらを上に向けて肘をつきます。これが基本の姿勢です。

椅子、またはテーブルに肘をつく
 

■Step2:頭を椅子、またはテーブルの下に入れる

Step1の状態で、椅子またはテーブルの下に、頭をぐっと入れ込むように下げます。このとき肘は伸ばしましょう。背中が伸びているの感じればOK。そして、首と肩の力を抜いて脱力し、深い呼吸をくり返しながら、10秒キープしてください。

頭を椅子、またはテーブルの下に入れる
 

■Step3:さらにストレッチの負荷をかけたい人は肘を曲げる

Step2の状態から、さらにストレッチの負荷をかけたい人は肘を曲げましょう。ただし体が硬い人、痛みを感じる人は無理をせず、Step2のままでOKです。

さらにストレッチの負荷をかけたい人は肘を曲げる
 

【背中と二の腕の引き締めに!広背筋ストレッチ】
1.パソコン作業やスマホチェックで、前かがみの姿勢が常態化。
2.背中の筋肉=広背筋が硬くなり、背中がもったりとして後ろ姿がオバサン化しやすい。
3.呼吸が浅くなる、睡眠の質が悪くなるなど体調にも影響が。
4.解決策は広背筋のストレッチ。この方法は二の腕の引き締めにも効果的。

以上、「背中と二の腕の引き締めに!広背筋ストレッチ」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は9月9日の更新です。お楽しみに!

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村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
 
体験者:武田宏美さん
通信会社勤務
「ちょっとハードめなストレッチですが、普段使っていない背中の筋肉がしっかりとほぐれる感じが気持ちいいです。シンプルな動きなのに、ちゃんと背中に効いてのがわかりますね。呼吸がしやすくなったし、上半身がスッキリ軽くなったように感じます」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子