【目次】
- 今どき立体感のある「眉メイク」
- 毛足の長さのあるブラシでつくる透け感「アイメイク」
- 脱・黒であか抜ける「アイメイク」
- 長短の毛で束ねられたブラシでつくるふんわり「チーク」
- 自然な血色感を出す「チーク」
- しぼみがちな唇にボリュームを与える「リップメイク」
- 若々しく見えるふっくら「リップメイク」
今どき立体感のある「眉メイク」
眉メイクが苦手なら描く必要なし。眉用コンシーラーと透明マスカラだけで眉は際立つ
眉は抜け感や空気感が大事。ペンシルで描くと滑稽なベタ眉になりやすく、眉を描くのが苦手…という人におすすめなのが、眉毛の周りを明るくし、地の眉を際立たせる眉専用のコンシーラーです。シミ隠しに使うコンシーラーだと厚塗り感が出やすく、ヨレやすいけれど、 “コーセー”『ヴィセ リシェ アイブロウエンハンサー』は、薄づきでフィット感が高く、ヨレない&乾かない秀逸品。
眉毛につかないように、約1mm空けて眉の上下に中央から眉尻にかけてスッスッと描き、指でササッとぼかすだけ。さらに透明眉マスカラで眉毛をグッと立ち上げて、毛並みを強調すれば自然と際立つので、あとは足りない眉尻を描き足すだけでOK。地眉を最大限に生かし、ふっさりとした立体感を演出できる裏技です。
■使用アイテム
■メイクプロセス
眉頭の上下部分は外し、眉を囲むように描くと自然と際立つ
眉頭をぐっと立ち上げてふさふさ感を演出する
【眉メイク】に悩んだら…「ディオール」眉マスカラ &「ヴィセ」コンシーラーで叶う【立体眉のつくり方】
毛足の長さのあるブラシでつくる透け感「アイメイク」
ブラシを変えればいつものメイクも仕上がりが美しく見える

いつも使っている小さなブラシやチップを見直して、上質なフルサイズのメイクブラシを用意してみませんか。それだけで、メイクアップの仕上がりが格段に美しく、今旬のニュアンスに一瞬でアップデートできます。メイクブラシを変えて、なにげない所作やしぐさまでをも美しく演出させてみませんか?
【アイシャドウブラシの選び方】毛の長さが1cm程度の大きめの一本を
アイシャドウブラシは毛の長さ1cm程度のちょっと驚くくらい大きい一本を選びます。たっぷりとした毛足の長さと毛の密度が、今旬の透け感アイメイクには最適です。
■おすすめのアイテム

■メイクプロセス
今どきの透け感メイクは、ピンクやベージュなどの彩度の高い色を、淡く重ねて発色させるのがポイント。そのためには、大きめのブラシを使うことが大事です。ブラシを大きく動かすだけで、発光するような透け感が手に入ります。

1.目を開けたときに色がいちばん欲しいところ(前に出ているところ)にひとはけします。
2.アイホールの上端までワイパーのように動かして色と光を広げます。
3.同様に下に向かって目の際までぼかします。あとは、目の際をアイラインで引き締めるだけで、今どき見えする目元に。
トレンドの【透け感あるアイメイク】を叶える【極みのアイシャドウブラシ】4選|ツールをアップデートして “旬顔” を実現!
脱・黒であか抜ける「アイメイク」
古くない! 怖くない! おしゃれに見える!|“脱・黒”アイメイクで、顔印象を更新
もしかして、まだ黒のアイラインと黒のマスカラを使っていませんか? 今は黒を使わずに赤やブラウンなどの肌色の延長にある色を使ってメイクするのが当たり前。ただ目をハッキリさせる目的のために、黒に固執し続けるのは危険です。あなたの目元は自分で思っているより、怖くて古くさい仕上がりになっているかも。今旬の抜け感があってこなれて見える目元には、重量感のある黒はまったくもって不要です。
最旬の目元に更新するには、ズバリ黒を使わないこと! 大人にふさわしい若見え&優しげ見えが叶う、“脱・黒”アイメイクに今すぐシフトしましょう。
今や定番となった、赤み色のアイメイク。血色系のアイカラーは使うだけで最旬顔になれる最強色です。ここに黒のアイラインやマスカラは不要。思いきって3点セットすべてを赤み色で統一。重ねた赤みの美しさで、目元の鮮度を高めましょう。
■使用アイテム
■メイクプロセス
黒を使わない代わりに、目の際に影色を仕込むこと、赤み色は躊躇せず大胆に使うこと、これこそが “脱・黒”アイメイクのポイント。アイラインもマスカラも赤み色でコーディネートすることで、見慣れた目元が鮮やかに一新されます。
1. クマやくすみなどのネガティブを光色で消す
2. 黒の代わりに影色で骨格を強調し目力アップ
3. 赤み色の華やかさでメイクがきまる
目の下は細いチップに替えて、目尻から目頭へなじませて。目の下の目頭側5㎜は何も塗らないのが抜け感を出すポイント。
4. さらに赤みをプラスして眼差し印象を強化
5. アイラインも黒は使わない。赤み色でしっかり締まる
アイラインはシックな赤紫ニュアンスのプラムカラーを選択。目の上の際を全体的に埋めたら、目尻から先は、下げたり上げたりせずに、水平に約5mm伸ばします。目の下には入れなくてOK。
目尻はフラットに5mmで若々しい印象に。目の下にラインを入れると、目が締まってかえって小さく見えるので入れません。
6. 赤み系のマスカラでも生え際と黒目は強調できる
マスカラももちろん黒は使わない。赤みのアプリコットカラーでしっかり目力をアップします。まつげはそもそもが黒いので赤みの色でもフレーム強化できます。根元にしっかり差し込んで立ち上げます。
マスクを取ったら最旬メイクに更新!“脱・黒アイメイク” で顔印象をブラッシュアップ
長短の毛で束ねられたブラシでつくるふんわり「チーク」
長短の毛がたっぷり束ねられたブラシで、ふんわり血色感を演出

いつも使っている小さなブラシやチップを見直して、上質なフルサイズのメイクブラシを用意してみませんか。それだけで、メイクアップの仕上がりが格段に美しく、今旬のニュアンスに一瞬でアップデートできます。メイクブラシを変えて、なにげない所作やしぐさまでをも美しく演出させてみませんか?
【チークブラシの選び方】長短の毛がたっぷり束ねられた一本を

チークブラシは上質な毛が贅沢に束ねられたボリュームのある一本をチョイスします。長い毛と短い毛の絶妙な組み合わせが、広い範囲に淡く均一になじませるのに最適です。
■おすすめのアイテム

■メイクプロセス
今どきのチークは、狭い範囲に効かせるのではなく、広範囲に血色感を感じさせるのがトレンド。大きなチークブラシを使い、頬から外に向かって大きく広げるだけで、ふんわりと素肌から滲み出たような血色感を演出できます。

1.起点とする頬に色をおきます。
2.頬から放射状に大きく広げます。輪郭に近い部分は自然な影になり、ナチュラルに小顔効果も狙えます。
「チークをうまく入れられない…」原因はそのブラシかも!メイクが格段に上手くなる【名品チークブラシ】3選
自然な血色感を出す「チーク」メイク
艶も色もフワッと絶妙。液体チークを染み込ませて自然な血色頬を演出
大人がメイクで最もミスしやすいのがチーク。アイテム選びものせる位置も若い頃のまま、更新されずに間違っている人が多いもの。まずアイテム選びは、カサついてしぼんだ頬をふくらませる艶やかなリキッドが正解。なかでも保湿ジェルの中に粒々のチークの色素が浮かぶ不思議な形状の“シャネル”『レ ベージュ オー ドゥ ブラッシュ ライトピンク』はリキッドチークのなかでもみずみずしさNo.1。指で色素のバブルをつぶして混ぜてからのせるのですが、艶と血色感によるハリ感演出力が見事。
そしてのせる位置ですが、今まで “にっこり笑ったときにいちばん高くなるところ” と教わってきましたが、これだと真顔になったときに下にズレるため、たるみを強調。正しいのは、頬骨よりも上で、黒目の少し外側の延長線のところ。こんなに上?と思うかもしれませんが、ここを中心に指でぼかし広げていくと頬がキュッと上がったような錯覚効果が。これが大人の正しい位置なのです。
■使用アイテム
■メイクプロセス
1. 手の甲にとり、指で色素の粒々をつぶし、ジェルと色素を混ぜる
2. 黒目の少し外側の下、頬骨よりも少し上の位置にチョンとのせる
3. 指の腹を使い軽い力でトントンと叩きながらなじませる
大人メイクで難しい【チーク】もこれなら大丈夫!「シャネル」名品チークで叶う【自然な血色頬】
しぼみがちな唇にボリュームを与える「リップメイク」
トリートメント&輪郭を描いてボリュームアップ
リップをつけこなすためにあらかじめ仕込んでおきたいのが、唇の状態をぷるぷるに整えるトリートメントと、しぼみがちな唇にボリュームを与えるリップライン。素の唇に潤いと厚みがあるほど、唇は美しく決まります。
大人の唇は放っておくと乾燥して縦ジワや荒れが目立ちがち。特にダークカラーのリップには、ハリとツヤが溢れる唇が必須です。リップをつける前には、トリートメントをたっぷりとなじませて、余分なオイル分はティッシュオフ。最新のトリートメントで潤いに満ちた唇を準備しましょう。
■おすすめアイテム

■メイクプロセス
年齢を重ねると、唇が薄くなりしぼんで見えがち。ダークカラーのリップをつけるときは、あらかじめ唇にボリュームを仕込んでおくのがおすすめです。唇の色より少し明るいベージュのペンシルで、輪郭を少しだけオーバーに描き、上唇の山の部分はフラットに。唇がボリュームアップすると、鼻下と上唇の距離=人中が縮まって見え、顔立ちそのものが若々しく見える効果もあります。
1. ラインを少しはみ出し気味に描く

2. 上唇の山は尖らせずに平らに整えて

大人のマストアイテム!“美人度が上がる唇” に仕上げる【トリートメントリップ&リップペンシル】でリュクスな唇に!
若々しく見えるふっくら「リップメイク」
中央部分に重ねづけしてボリュームを錯覚させるプロのワザ
色移りしにくく落ちにくいマットリップ。大人はシワが目立つから、と敬遠している人が多いですが、昨今はテクスチャーが進化し、ほのかな艶のあるものも多く登場しています。とはいえ、色が均一にのりやすくベタッと平面的になるのが欠点。そこでふっくらとした立体唇に仕上げるためのコツを伝授。
■使用アイテム
■メイクプロセス
唇全体に薄く塗ったあとに、上唇の山から下に向かった延長線の2か所、下唇の中央の1か所に重ね塗りする。これは美容医療の “唇のヒアルロン酸注入” がヒントでこの部分が濃くなることで上唇の山、下唇の底辺が明るく強調されることでふくよかな唇に見せる錯覚効果が! プロが大人女優にメイクするときのとっておきのワザなのです。
「NARS」リップティントを使って【メイクさんが女優さんに施す “ふっくら唇にするワザ”】を伝授!
※掲載した商品の価格は、すべて税込みです。
- TEXT :
- Precious.jp編集部