目黒駅のすぐそばにあり、都内とは思えない静かな緑の空間の中に建つ「ホテル雅叙園東京」。数多くの美術工芸品を有する日本美のミュージアムホテルとしても名高く、国内外から多くの観光客が訪れています。

そんなホテル雅叙園東京内の3つのレストランにて、佐賀県食材を使用した「器で愉しむ秋の美食~伝統と革新の有田焼~」が2023年11月28日(火)までの期間限定で開催中です。

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「New American Grill “KANADE TERRACE” 」のディナーコース ¥6,600~(税込み・サービス料別)

創業1804年の歴史を誇る有田焼の老舗窯元である七代目弥左ヱ門の松本哲氏とコラボレーションし、ホテル雅叙園東京内の館内にある3つのレストランで有田焼の器と料理が楽しめるメニューが登場。目で、舌で、鼻で楽しめる雅な時間が提供されています。

今回は、1FのNew American Grill “KANADE TERRACE”にて提供されているコース料理を、Precious.jpライターが実食レポートします。

ホテル雅叙園東京の3つのレストランにて提供!珠玉の時間が味わえる「器で愉しむ秋の美食~伝統と革新の有田焼~」のコース料理

今回のコースのお料理は、七代目弥左ヱ門の手によって、現代の感性と200年の伝統から生み出された新たな有田焼「アリタポーセリンラボ」の器に合わせて、料理長の多田知史氏が考案。実際に佐賀県を訪れ、アリタポーセリンラボの歴史、そして器の表現について知り、インスピレーションを受けたのだとか。

こだわりのお料理と器が重なり、まるで芸術のようです。

そんなコースは「呼子のイカと根セロリのタルト」からスタート。

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「呼子のイカと根セロリのタルト」

佐賀県呼子で採れたイカを使用したタルト。美しい呼子湾内で育まれたイカは甘みがぎゅっと詰まっています。そしてイカに合わせるのは根セロリのピュレ。一口でパクリといただけるサイズ感です。

シンプルな料理がお皿の古伊万里草家紋の模様を引き立たせており、その繊細な図をしっかりと堪能できます。

そしてコースのお料理と合わせるお酒も楽しみのひとつ。

ここでは富久酒造の銘酒「鍋島」の「大吟醸 山田錦」を。佐賀県産のお酒が、佐賀県産の食材の持ち味を引き出してくれます。

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「骨太有明鶏のバロンティーヌ 佐賀みかんのソース」

続いては、有明鶏をバロンティーヌに仕立てたお料理。バロンティーヌとは、鶏肉で具材を包んで加熱した、フランスの伝統料理のことです。

付け合わせには佐賀県産のみかんを使用。みかんはソース、チュイル、パウダーとさまざまな調理法で登場しています。さっぱりとした鶏にみかんのさわやかさが上品に合わさります。

器はマットな質感にパールグリーンのシンプルなもの。日本茶の緑をイメージした色なのだそう。振りかけられたみかんパウダーのイエローが映えます。

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「佐賀県産芝海老のラヴィオリ そのコンソメを注いで」

多田氏が「この器を見つけた瞬間に、これに料理を盛りつけたい」と思って考案したという料理。

器が二段になっていて、それぞれ異なる調理法で仕上げた佐賀県産の芝海老が入っています。上段には殻付きの芝海老をベニエにしたものを紫蘇と豆乳とヨーグルトのソースと一緒に。

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下段にはスープが

下段にはスープが。芝海老と海藻、ハーブの餡を包んだラヴィオリに芝海老のミンチで引いたコンソメが注がれています。

香り、味わいで、まるで海のそばへとやってきたようなトリップ感が楽しめます。

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「鰆のポワレ 佐賀のりのブールブラン」

たっぷりのバターを使った酸味を効かせたブールブランソースには、香り高い佐賀のりが。さっぱりとした鰆にアクセントを加えています。付け合わせにはマコモダケ、蓮根、銀杏の煮込みが添えられています。

シックでシンプルなお皿と料理が互いに引き立て合います。

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「佐賀県産牛ロース肉のグリル ボルドレーズソース」

そしてメインのお肉料理は、佐賀県産の牛ロース肉をグリルに。ジューシーなお肉が脂とともに舌の上でほどけ、そんなお肉の味わいを赤ワインソースが引き立てます。

そして長ネギのコンフィ、小玉ねぎのピクルス、佐賀県産のお米「さがびより」のフリットを添えて。お肉以外にもさまざま食感、味わいが楽しめる贅沢な一皿です。

お肉やお魚などの料理は、シックなお皿がより映えますね。

こちらのお料理は、コースに+¥2,750で選ぶことができます。通常は「牛フィレ肉のグリル ジュドブッフ」となります。

合わせるのは「シャトー・ダルテュス」。上質な赤身肉との赤ワインのペアリングは王道ですが、その味わいは贅沢そのもの。料理もお酒も、長く余韻を楽しめます。

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「黒いちじくと嬉野紅茶のヌガーグラッセ」

デザートは「黒いちじくと嬉野紅茶のヌガーグラッセ」。黒いちじくは佐賀県唐津市の富田農園のものを使用しています。

ヌガーの中にはイタリアンメレンゲにクリームチーズやマスカルポーネをあわせた生地に、赤ワインの風味を加えたいちじくや胡桃、アーモンドが混ぜ込まれています。さらに、渋みが少なく甘い嬉野紅茶の粉末を仕上げに振りかけて。

凝った一品ながら、伝統的で華やかなお皿が引き立つシンプルなビジュアルになっています。

控えめな甘さが、贅沢な時間を締めくくってくれました。

PATISSERIE「栞杏1928」での美しいスイーツも必見

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PATISSERIE「栞杏1928」販売品 ※写真はイメージです

また、期間中はホテル1FのPATISSERIE「栞杏1928」にて、有田焼の伝統美を表現したクッキー「白磁彩菓 肥前皿絵文様菓」や、嬉野茶(おくみどり/あさつゆ/おくゆたか/彩葉-いろは‐)、佐賀の銘酒などの販売も。

特別なコース料理をいただいた思い出に買って帰るもよし、大切な人への手土産にもよし。ぜひあわせてチェックしてくださいね。


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館内には有田焼の展示も

 期間中は館内に有田焼が飾られ、お食事のときだけではなく、空間にいるだけでもその美しさを堪能できます。

また2023年10月26日(木)、27日(金)には、アリタポーセリンラボの器の魅力やコース料理の開発秘話をテーマとした七代目弥左ヱ門・松本氏と、料理長・多田氏のトークセッション企画「七代目弥左ヱ門が語る 秋の美食ディナー ~伝統と革新の有田焼~」(¥18,000/税・サービス料込み ※3日前までの要予約)も各日20名限定で開催予定です。

ぜひその美しさと歴史、そして「新しさ」を、ご自身で体験してみてくださいね。

問い合わせ先

  • ホテル雅叙園東京 
  • 「器で愉しむ秋の美食~伝統と革新の有田焼~」
  • 期間/~2023年11月28日(火)
  • 店舗/1F「New American Grill “KANADE TERRACE”」、「RISTORANTE “CANOVIANO”」、「CANOVIANO CAFE」
  • 時間/New American Grill “KANADE TERRACE”・CANOBVIANO CAFE 17:30~21:30、RISTORANTE “CANOVIANO” ランチ 11:30~14:30(平日)11:30~15:00(土日祝)/ディナー 17:30~21:30
  • TEL:050-3188-7570(レストラン総合案内 10:00~19:00)
  • 住所/東京都目黒区下目黒1-8-1

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EDIT :
小林麻美