身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。前回取り上げた『FOUR チェア』に続き、北海道・旭川で道産の木材を用いながら国内外のデザイナーと協業する「カンディハウス」から、注目の新作ワークデスクについてお届けします。
北欧ヴィンテージ家具を思わせる軽やかなすっきりデザインなのに、実は使い勝手のいい機能が巧みに盛り込まれた『FOUR デスク』。こちらも『FOUR チェア』と同じく手持ちの家具と自然になじむ、自宅に置きたくなるワークデスクです。
オフィス家具の利便性と、自宅に合う佇まいを兼ね備える秀逸デザイン
自宅に仕事をするスペースをつくる、というのは意外に難しいものです。ともすれば机の上は書類や資料が溢れたり、PCに飲み物をこぼしてしまったり…。インテリア性を求めて機能性を手放すか、利便性を求めて異質なアイテムで我慢するかの二択しかないのでしょうか? そんな悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介する『FOUR デスク』です。
構築的なフォルムを成す水平の天板面と少し立ち上がった垂直の背板は、表情豊かな北海道産タモ無垢材。それに対して有機的な形状の脚は、塗装することでスチールのようにも見える平滑な北海道産カバ材を使用しています。
デスクの脚先のカーブは、同シリーズの『FOUR チェア』とも響き合い、素材の表情の緩急にも親和性があるので組み合わせることで完成度の高いワークコーナーをつくることができます。
後ほど詳しくお伝えしますが、奥行き狭めで横長の天板は、手前に引き出すことで収納スペースが現れる仕組みに。天板下の控えめな棚と合わせてサッと机の上のものを片付けることができます。
軽やかなデザインなので、壁際に置くのではなく空間の真ん中に向かって設置するような使い方もおすすめ。少しだけ立ち上がった小さな壁のような背板がデスクの向こうへ書類が落ちるのを防ぎ、ちょっとした境界線をつくってくれます。
優れたデザイン力に脱帽!随所に施された見た目以上に高い機能性
『FOUR デスク』は、「木質の軽やかなデスク」といった見た目の印象をいい意味で裏切るような、機能美が散りばめられたデザインも魅力です。そのひとつが、天板下の棚板。書類を広げていてもさっとしまえ、お茶を飲んだりくつろいだりちょっとしたダイニングテーブルの延長のような使い方ができます。
そして特筆すべきは、北欧のライティングビューローのように、簡単なアナログのシステムで手前にスライドできる天板。そこで生まれる背板側のスペースにはコード処理ができるようになっています。机の上の配線などを整理するだけでなく、タブレットや書類も立て掛けられ、使い勝手の工夫が凝らされています。
今回は、北海道・旭川市の家具メーカー「カンディハウス」の新作『FOUR デスク』をご紹介しました。痒い所に手が届く機能が詰まった、美しさも兼ね備えたデスクですよね!
前回の『FOUR チェア』にも通じる、ありそうでなかったデザインは、コロナ禍を経て生活スタイルが変わった今だからこそ生まれた未来の定番品なのかもしれません。ぜひ、実物を見て触って体験してみてください。
※掲載商品の価格は、税込みです。
問い合わせ先
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カンディハウス東京ショップ
営業時間/11:00~18:00
定休日/水曜日(祝日の場合は営業)、年末年始
TEL:03-5931-1188 - 住所/東京都港区南青山5-4-46 内田ビル1・2F
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- TEXT :
- 土橋陽子さん インテリアエディター
公式サイト:YOKODOBASHI.COM