フェラガモ|サルヴァトーレの類まれな才能とクラフツマンシップを物語る注目の回顧展をスタート!

回顧展「サルヴァトーレ・フェラガモ 1898-1960」

フェラガモの歴史とクリエイションの軌跡を辿る回顧展が、フィレンツェのフェラガモミュージアムでスタートしました。

本展は、メゾンの創始者サルヴァトーレ・フェラガモの、先駆的でアイコニックなクリエーションとその生涯にフォーカスを当てた内容。“スターの靴職人”と称され、現在のメゾンにも多大な影響を与える、彼の情熱的でクラフツマンシップ旺盛なクリエーションに迫るもの。

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回顧展「サルヴァトーレ・フェラガモ 1898-1960」

会場は9つのセクションで構成されエキシビションが展開されます。本記事では、各テーマの内容を一部ご紹介していきます。

■セクション I:サルヴァトーレ・フェラガモの物語

(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

物語のはじまりは、1898年。サルヴァトーレ・フェラガモは、62年の短い人生を終えるまでに、イタリアとアメリカの2つの国を行き来しながら、自身のメゾンを急成長させました。

■セクション II:ハリウッドブーツショップ

(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

第1号店のオープンに伴い、1923年から1927年までをハリウッドで過ごしたサルヴァトーレ。その後まもなく世界的なセレブリティが集うメゾンへと成長しました。

■セクションIII:素材とインスピレーション

(C)Courtesy of Ferragamo  
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(C)Courtesy of Ferragamo  

サルヴァトーレは、様々な国や文化、アートや芸術運動からインスピレーションを得たあらゆる素材や木型を用いて靴を作り、フットウェアに革新をもたらしました。

■セクション IV:バランスと解剖学

「Gucci Visions」展
(C)Courtesy of Ferragamo  
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(C)Courtesy of Ferragamo  

研究熱心なサルヴァトーレによる、足を構成する組織やその構造に関する研究について。またその結果得ることになった新しい解決法についてご覧いただけます。

セクションV:構造的なシェイプ

(C)Courtesy of Ferragamo  
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(C)Courtesy of Ferragamo  

サルヴァトーレが完璧なバランスだと考えた8つのモデルが紹介されています。ライン、シンメトリー、重さ、寸法の調和から生まれた、シンプルで際立つ美しいシルエットが特徴です。

◾️セクション VI: 特許

(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

コルクのウェッジウッドソールやシェルシェイプソールなど、取得した特許は少なくとも369に上り、彼のアイディアによるクリエーションの凄さをものがたっています。

■セクション VII:ニュー・ルネサンス

(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

サルヴァトーレは、靴の装飾やテクスチャーにおいて、イタリアの金細工職人の伝統や1500年代の芸術家たちの影響を多分に受けたクリエーションをしてきました。

◾️セクション VIII:カラーにおけるクリエイティビティ

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(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

ゴールドやシルバー、サルヴァトーレが特に好んだレッドなど、様々なカラーを取り入れた彼のクリエーションは「フェラガモ」のアーカイブとして、人々の記憶に刻み込まれています。

◾️セクション IX:セレブリティたちの足元を彩ったシューズ

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(C)Courtesy of Ferragamo
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(C)Courtesy of Ferragamo

エキシビションの最終セクションでは、サルヴァトーレと、映画スターや上流階級など彼の靴を履く人々とのつながりを描写しています。


以上、フェラガモが開催する回顧展『サルヴァトーレ・フェラガモ 1898-1960』についてご紹介しました。サルヴァトーレが織りなすヒストリーに、後世にまで伝わる名品の数々。彼が紡ぐ物語を体感しに、ぜひ訪れてみてください。

問い合わせ先

フェラガモ・ジャパン

TEL:0120-202-170

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この記事の執筆者
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WRITING :
藤本 純