内側から首の筋肉をほぐす、唯一の方法でむくみもたるみも解決

2人の女性 舌トレーニングの指導をしている
 

舌の正しいポジションをご存知ですか?舌の基本位置は、口を閉じているとき舌が上アゴにピタッとくっついている状態が正解です。けれども舌の筋肉(舌骨筋群[ぜっこつきんぐん])が加齢で衰えてしまうと、無意識に舌が口の奥でだらんと垂れ下がることに‥。これが表情筋に影響を及ぼし、上下左右のバランスが崩れて顔のゆがみやたるみを引き起こしたり、むくみによる二重あごも加わり、フェースラインがもたつくことに…。

これを解決するのがエイジングデザイナーの村木宏衣さんが考案した「首を回しながら行う、舌トレーニング」です。舌を思いっきり出すだけでも舌骨筋群が鍛えられるし、垂れ下がった舌が引き上げられるので、二重アゴの改善につながりますが、これに「首回し」を組み合わせると顔や首の筋肉がより働くようになり、むくみやたるみを改善し、若いころのシャープな輪郭に!

さらに固くなってしまった首の筋肉を「内側からほぐす」効果もあるので、首コリ解消にもなるといううれしい効果も。「太ったわけではないのに、最近フェースラインが丸くなった」「顔がむくみやすい」「首コリがつらい」という人はこの舌トレーニングを習慣化するのがおすすめですよ。

■Step1:下の歯につかないようにしながら舌をグッと前に出す

舌トレーニングを行うとき、つい首が前に出てしまいがちですが、まずは真っすぐの姿勢でいることが基本です。そして下の歯につかないようにしながら、舌をグッと前に出します。

下の歯につかないようにしながら舌をグッと前に出す
 

■Step2:天井を見上げる姿勢で、首をゆっくりと回す

Step1の状態のまま天井を見上げ、首をゆっくりと右回りで10回、回します。次に左回りで同様に10回、回しましょう。舌を出さずに行うのと比べて、舌を出して行うと喉の奥(首の内側)にしっかりと効いているのを感じるでしょう。

天井を見上げる姿勢で、首をゆっくりと回す
 

【まとめ|首コリも二重アゴも解消!「首回し」舌トレーニングメソッド4か条】
1)舌の基本位置は、口を閉じているとき舌が上アゴにピタッとくっついている状態が正解。
2)舌骨筋群が衰えると舌が口の奥で下がってしまうが、これがたるみ、むくみ、二重アゴに。
3)この舌トレーニングは、舌骨筋群を鍛えながらコリ固まった首の筋肉を内側からほぐす効果も。
4)アゴ下だけでなく、首ラインもスッキリ!フェースラインがシャープに変わる。

以上、「首コリも二重アゴも解消!『首回し』舌トレーニングメソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は3月23日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)が9月4日に発売。 Instagram
 
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「この舌のトレーニングは、とても簡単なのに、喉の奥の筋肉に効いている感じがします。日常生活でこのような舌を前に出す動きはほとんどしないですが、舌の筋肉も加齢とともに衰える…とのことなので、たるみや二重アゴ予防のために続けたいですね。首こり予防にも効きそうなので、家でこっそりとトレーニングしようと思います!」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子