雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。
今回はその中から、下尾和彦さん・さおりさん夫婦のユニット作家「Shimoo Design」が手掛けたシェルフをご紹介します。
「シモオデザイン」のシェルフ
豊かな表情を醸し出す「塗り」は唯一無二!手仕事で生まれる、日本メイドの存在感
木の風合いが美しいシェルフは、下尾和彦さん・さおりさん夫婦のユニット作家「Shimoo Design」が手掛けたもの。富山に工房を構えて「美しい日本の道具」をコンセプトに、日本の文化や美意識を取り入れた家具やお皿を製作しています。
今の暮らしに「床の間のような季節のしつらえを愛でる場所を」と、昔の文机からヒントを得て生まれたシェルフ。最大の魅力は『浮様(ふよう)』シリーズ特有の繊細な風合い。「浮様」とは、美しい木目を生かす日本の伝統技法「浮造(うづくり)」に、独自の塗装法を組み合わせてつくり出した技法を指す造語。夏目を削り、冬目を残すことで木目を浮き上がらせたのち、山や川をイメージしながら水墨画のように自然の情景を描くのです。
繊細な手仕事がひとつひとつ異なる味わいを生んでいます。
〈DATA〉
「Shimoo Design」は1997年スタート。美しい風合いがひとつひとつ異なる『浮様』シリーズの家具やインテリア小物は、味わいが個性となる今の時代を象徴するように、人気を集める。無垢のタモ材から生み出されるこのシェルフも、まさに一期一会。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。
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- PHOTO :
- 唐澤光也(RED POINT)
- STYLIST :
- 中林友紀
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)