東京・新宿に位置する「ハイアット リージェンシー 東京」。

1F中国料理「翡翠宮(ひすいきゅう)」では、「パーク ハイアット 蘇州」の中国料理レストラン「Xizhou Hall」から招聘した、カルビン ユー料理長の料理を期間限定で味わえる「蘇州フェア」を2024年6月30日(日)まで実施しています。

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中国料理レストラン「Xizhou Hall」(パーク ハイアット 蘇州)のカルビン ユー料理長

カルビン ユー料理長が手がけるのは、「中国四大料理」のひとつであり、繊細な味わいが特徴の「淮揚(わいよう)料理」をベースにした革新的な料理。同フェアでは、淮陽料理に加え、揚州料理、江南料理の要素を取り入れた料理を日本の食材を使って再現します。

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「ランチ/ディナー共通コース」¥15,730(税・サービス料込み)

メニューは、「ランチコース」(¥9,680)、「ランチ/ディナー共通コース」(¥15,730)、「ランチ/ディナー共通コース」(¥21,780)の3種類のコースに加え、アラカルトメニューも展開。

メニュー提供日前に行われた試食会では、3つのコースの中から代表的なメニューをいただきました。Precious.jpライターが詳しくお伝えします。

「ハイアット リージェンシー 東京」中国料理「翡翠宮」スペシャルシェフ招聘イベント実食レポ

■1:牡丹海老や鮑など、豪華食材が一皿に集結した前菜

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左から「ミニトマト 金木犀和え」「そら豆のスパイス揚げ」

席に着くと、食前酒とともに提供されたのが「ミニトマト 金木犀和え」と「そら豆のスパイス揚げ」。金木犀がほのかに香る「ミニトマト 金木犀和え」と香ばしく揚げたそら豆とスパイスのピリリとした刺激が食欲をそそる「そら豆のスパイス揚げ」をいただきながら期待に胸を膨らませていると、前菜が登場。

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(左から)「蘇州式マナガツオの香料煮」「牡丹海老の老酒醤油漬け」「クラゲの葱油和え 甘酢大根捲き」「活鮑と胡瓜のわさび醤油漬け」

前菜は、サクサクとした衣をまとったマナガツオに香り豊かなソースをからめた「蘇州式マナガツオの香料煮」や紹興酒の香りと海老のプリプリとした食感を楽しめる「牡丹海老の老酒醤油漬け」など4品が配されています。

「活鮑と胡瓜のわさび醤油漬け」は、鮑の下にわさび醤油で漬けた胡瓜が敷かれています。それぞれ別に味わうのもいいですし、一緒に食べてさっぱりした味わいを楽しむのもよしです。

細く切ったクラゲの葱油和えを甘酢に漬けた紅芯大根で巻いた「クラゲの葱油和え 甘酢大根捲き」は、中国の古い小説に登場する化粧品のパッケージに描かれた柄をイメージしたそう。鮮やかな色彩とミントの葉のコントラストが美しい一品です。甘酸っぱさと紅芯大根のシャキシャキとした食感がアクセントになっており、一皿に変化をもたらしてくれます。

■2:大ぶりのブラックタイガーをえびみそで味わう「海老のえびみそ炒め」

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「海老のえびみそ炒め」※ハーフポーションで提供

続いては、ブラックタイガーをえびみそとシャー醬で炒めた「海老のえびみそ炒め」。大ぶりの海老はぷりぷりとした食感を楽しめます。海老の旨みと風味豊かなえびみそが後を引くおいしさです。

実際は2尾で提供されるそうですが、ハーフポーションでも食べごたえ十分です。

■3:肉の旨みとスパイシーなソースが相性抜群「A5 和牛肉の葱炒め」

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「A5 和牛肉の葱炒め」※ハーフポーションで提供

仙台牛を使用した「A5 和牛肉の葱炒め」。こちらもハーフポーションなのにボリュームたっぷりです。

まず驚いたのが、ナイフを入れると力を入れなくてもスッと切れるほどの肉のやわらかさ。さらに、口いっぱいに広がる肉の旨みもうれしい驚きです。全体をピリリと引き締めるスパイシーなソースが肉のおいしさをより引き立てています。

肉に添えられた黄色い野菜は、パプリカと思いきや、とうがらしです。小さくカットして口に入れると、辛さとともに毛穴から汗がじわり。パンチはありますが、クセになりそうな辛さです。

■4:ソースも残さずいただきたい「活あわびと南瓜 豆腐の煮込み」

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「活あわびと南瓜 豆腐の煮込み」

彩り豊かな「活あわびと南瓜 豆腐の煮込み」は、鮑、南瓜、豆腐、ブロッコリーを煮込んだもの。ソースにも鮑を使い、鮑を存分に味わえる一皿です。

風味や食感の異なる具材と豊かな味わいの鮑ソースの組み合わせを楽しみながら食べ進めます。中でも豆腐は、一度油で揚げる工程が加わることで、ソースがからみやすくなっています。

肉厚の鮑は、やわらかさと歯ごたえのバランスがちょうどよく、噛むたびに広がる旨みを全神経を集中させて感じていたいと思わせてくれます。

■5:炒飯の概念が変わる「揚州炒飯」

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「揚州炒飯」

最後に登場したのは、「揚州炒飯」。よく見ると、具材が多く、卵の質感や形が一般的な炒飯とは異なります。

揚州炒飯は、卵を油で揚げ、具材とともに投入する手法を用いるそう。具材は、腸詰めやなまこ、干し貝柱、椎茸、クワイなど10種類を使用。具材の多さも揚州炒飯の特徴だといいます。

パラパラとした炒飯をスプーンですくって口に入れると、卵の香ばしさと素材の味をしっかり感じられる優しい味わいに驚かされます。卵を一度揚げているのにまったくしつこくなく、ペロリと食べられます。

今回ご紹介したのは、コースの一部の料理です。コースによって食べられる料理やデザートは異なるので、詳しくは公式サイトをご確認くださいね。

料理と一緒に中国の上質なワインも提供

ハイアット リージェンシー 東京 中国料理『翡翠宮』の中国ワイン
「シャトー シャンソン」のワイン

こちらは「中国のボルドー」と呼ばれる寧夏ヘラン山脈東麓の中心に位置するワイナリー「シャトー シャンソン」のワイン。「翡翠宮」では、日本の市場にあまり流通していない同ワイナリーの上質なワインを料理と一緒に堪能できます。

「シャルドネ2021」「カベルネ・フラン2017」「ピノ・ノワール2017」「マルセラン2018」の4種類あるので、料理に合わせて選んでみてくださいね。


油や調味料を使いすぎず、素材の味を活かした料理は、和食を食べ慣れた舌には馴染み深く感じるはず。カルビン ユー料理長が生み出す本場の味を堪能してみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
フリーランスのライター。企業の採用サイトやパンフレット、女性向けの転職サイト、親向けの性教育サイトなどで取材記事を執筆。好きなもの:中村一義、津村記久子、小川洋子、マンガ、古いもの、靴下など
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EDIT :
小林麻美