2023年10月に開業した「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」の最上部に位置する「TOKYO NODE」。イベントホールやギャラリー、ルーフトップガーデンなどがある、新たな情報発信拠点です。

その中にある「TOKYO NODE DINING」は、カフェからディナーまでさまざまなシーンで利用できるオールデイダイニング。ライブ感あふれるオープンキッチンを備えた店内では、全国各地の食材を用いて、王道イタリアンをベースにしたメニューを提供しています。

中でも注目は、季節ごとにメニューを変えるアフタヌーンティー。現在は秋のアフタヌーンティーを展開中です。

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左から「シャインマスカットのアフタヌーンティー」、「マロンのアフタヌーンティー」1名分 各¥6,800(税込み・サービス料別)

TOKYO NODE DININGでのアフタヌーンティー自体、2023年10月に虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが開業してから約半年後となる今年3月に始まったばかりということですが、実際にライターが伺った際には女性客を中心にアフタヌーンティーを楽しんでいる方が多く、早くもその人気の高さが伺えました。

本記事では、秋のアフタヌーンティー第一弾の「シャインマスカットのアフタヌーンティー」、第二弾の「マロンのアフタヌーンティー」をPrecious.jpライターの実食レポートにてご紹介します。

虎ノ門ヒルズ「TOKYO NODE DINING」秋のアフタヌーンティー2種を実食レポート

みずみずしさ満点!「シャインマスカットのアフタヌーンティー」

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「シャインマスカット×エルダーフラワー モクテル」

アフタヌーンティーは、ファーストドリンク「シャインマスカット×エルダーフラワー モクテル」から始まります。こちらはマスカットの風味とさわやかな味わいが、気分をスッキリとさせてくれる一杯です。

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「シャインマスカットとTOKYOブラータチーズ」

続いて登場するのは、アミューズの「シャインマスカットとTOKYOブラータチーズ」です。

TOKYO NODE DININGのアフタヌーンティー の特徴のひとつが、まるでコース料理のようにスイーツやセイボリーが出てくること。そのため、アフタヌーンティーのスタンドが出てくる前にアミューズが提供されます。どちらもファーストドリンクとぴったりの味わいです。

ワクワク感が高まったところで、お待ちかねのアフタヌーンティーのスタンドが登場です。

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アフタヌーンティーのスタンドはスイーツとセイボリーの2段

ダイニングの雰囲気にあわせてくすんだカッパーと白を用いたスタンドは、ほかにはない雰囲気で洒落ています。

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セイボリーも自信の品々が並びます

アフタヌーンティーと言えばスイーツに目が行きがちですが、こちらはセイボリーにもしっかり力を入れているそうで、シェフ自ら産地に赴いて出合った食材を用いて作るこだわりの料理が並びます。

奥から右回りに「秋茄子のボロネーゼ」、「スモークサーモンのサンドウィッチ」、「赤城和牛のローストビーフ」、「白神まいたけのフリット 6年熟成バルサミコ酢」。

ぎゅっと旨みが詰まったローストビーフの確かなおいしさはもちろん、まいたけのフリットのジューシーさはここでしか味わえないごちそう。この時期だからこそ楽しめる秋茄子のおいしさを閉じ込めたボロネーゼは、ついついやみつきになってしまいます。

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たっぷりのシャインマスカットと共に。

上段には、シャインマスカットを贅沢に使ったスイーツが並びます。奥から右回りに「シャインマスカットとローズマリーのパンナコッタ」、「シャインマスカットのショートケーキ」、「ナガノパープルのマカロン」、「シャインマスカットのタルト」となっています。

もちろん、シャインマスカットだけでもジューシーでとてもおいしいのですが、生地やクリームもそれに合わせた味わいで構成され、よりシャインマスカットの甘さを引き立ててくれています。

驚きはマカロン。ビビットな色が目を惹きますが、味も絶品。なんと中にはナガノパープルの果肉が入っています。オーブンでセミドライ状態にしてからマカロンに入れているのだそう。しっかりと季節の味わいが楽しめるマカロンは、パティシエ渾身の一品です。

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「バスク風チーズケーキ ラムレーズンシャンティ」

最後の一皿は、「バスク風チーズケーキ ラムレーズンシャンティ」。大人味のラムレーズンシャンティが濃厚なチーズケーキによく合い、上品な味わいでした。

色味や見た目のバランスなどにもこだわって作られたアフタヌーンティーは、ボリュームも絶妙。多すぎず少なすぎず、スイーツとセイボリーのバランスも◎。遅めのランチとしていただいても、夕食もきちんと食べられるほどのボリューム感でした。

秋の香りを感じる「マロンのアフタヌーンティー」

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「金木犀×Uf-fu ダージリン マスカテル ティースパークリング」

10月22日(火)からスタートするのが「マロンのアフタヌーンティー」です。

こちらもファーストドリンクからスタート。爽やかな味わいと共に、ふわりと鼻を抜ける金木犀の香り……一気に秋の気分が高まること間違いなしです。

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「無花果とTOKYOブラータ」

アミューズでは無花果を添えたものを。無花果の優しい甘さとチーズ、生ハム、オリーブオイルがバランスよくそれぞれの旨みを引き立てます。

秋の香りを楽しむファーストドリンクとアミューズに期待感が高まったところで、アフタヌーンティーはここからが本番。

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マロンアフタヌーンティー

こちらもセイボリー、スイーツがそれぞれ4種類ずつという構成になっています。

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マロンアフタヌーンティーのセイボリー

セイボリーは、シャインマスカットのアフタヌーンティーに引き続き「赤城和牛のローストビーフ」、「スモークサーモンのサンドウィッチ」の2品に「海老と蔓紫のグラタン」、「カリフラワーのフリット ハーブタルタル」が加わります。

“カリふわ”食感のカリフラワーのフリットは、これまでのカリフラワーへの意識が変わりそうなほどのおいしさ。ハーブのタルタルがよく合い、食が進みます。また、グラタンはゴロッと入った海老が食べ応え抜群。小さくてもボリューム満点です。

今回はサンドウィッチとローストビーフがシャインマスカットのアフタヌーンティーと同じメニューになっていますが、季節によってセイボリーも変わっていくそう。

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マロンアフタヌーンティーのスイーツ

一気にお皿の上が秋めくスイーツ。左上から右回りに「和栗のモンブラン」、「マロンのパンナコッタ アールグレイジュレ」、「温州みかんのタルト」、「マロンとキャラメルのシュー」です。

熊本県阿蘇産の和栗のペーストを使った濃厚なモンブランは、しっかりと栗の旨みを感じさせてくれる王道の一品。アラカルトとして提供されているモンブランとは少し趣向を変え、溶けやすいアイスクリームは入れずに、チョコレートコーティングしたフィヤンティーヌを入れてザクザクとした食感を楽しめるようになっています。

ゆっくりと時間をかけて楽しむアフタヌーンティーならではの、「時間が経ってもおいしく召し上がってほしい」というパティシエの気遣いが感じられます。

パンナコッタはマロンとアールグレイの香りで優雅な心持ちになれます。軽い口あたりでありながら、しっかりと栗の旨みを感じさせてくれる「マロンとキャラメルのシュー」もたまりません。

差し色にもなり、さわやかな味わいを加えてくれる温州みかんのタルトは、ジューシーで甘みたっぷり。栗スイーツが並ぶ中、どのタイミングでいただくか迷ってしまいそうです。

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「バスク風チーズケーキ マロンシャンティ」

バスクチーズには渋皮煮の栗を添えて。なめらかなバスクチーズにほっくりとした栗がよく合います。

すべて食べ終えるころには、秋の気分がグッと高まるはずです。


フリーフロードリンクはコーヒー、ソフトドリンクのほか、「Uf-fu(ウーフ)」の紅茶がラインナップ。ウーフは2002年に兵庫県芦屋に創業された紅茶専門店です。アフタヌーンティーと合わせた茶葉4種類が用意されているので、ぜひスイーツやセイボリーと一緒にいただいてみてくださいね。

地上45階から見える東京の景色とともに楽しむ季節のアフタヌーンティーで、短い秋を存分に感じてみては。

問い合わせ先

  • TOKYO NODE DINING
  • 「シャインマスカットのアフタヌーンティー」
  • 期間/~2024年10月21日(月)
  • 「マロンのアフタヌーンティー」
  • 期間/2024年10月22日(火)~12月11日(水)
  • 時間/平日 13:30~16:30、土日祝 14:00~16:30 ※2時間制
  • TEL:03-6811-2571
  • 住所/東京都港区虎ノ門2丁目6番2号 虎ノ門ヒルズ スターションタワー45F

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この記事の執筆者
大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとしてゲームシナリオを中心に執筆活動を開始。夫とたれ耳のうさぎと暮らしている。好きなもの:料理、文房具、うさぎ、夏フェス、小説、アクセサリー
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EDIT :
小林麻美