姿勢改善、バストアップにも効く!胸椎ほぐしストレッチ

スマホ、パソコンユーザーは長時間、前傾姿勢になっているせいで、上半身がガチガチに凝り固まっています。これを放置すれば猫背がクセになり肩コリ、腰痛が慢性化したり、背中が丸まることでバストが下垂し、老け見え体型になってしまうことに…。

2人の女性 メソッドの指導をしている
 

その解決策は姿勢の悪さで固くなった「胸椎」を緩めることにあり。

「胸椎」とは背骨の一部。背骨は、首部分にある7個の「頚椎」、背中部分にある12個の「胸椎」、腰部分にある5個「腰椎」という計24個の椎骨(ついこつ)で構成されています。なかでも硬くなりやすいのが「胸椎」で、硬くなれば上半身をひねったり、反らしたり、丸めたりという動きが悪くなるだけでなく、その上と下にある首と腰に負担がかかってしまうのです。

そこで、エイジングデザイナーの村木宏衣さんが教えてくれたのが、ストレッチポールの代わりにバスタオルを使用した、「胸椎ほぐしストレッチ」。とても気持ちよく背中がほぐれて呼吸がしやすくなるし、リラックス効果が高いので、就寝前に是非行っていただきたいメソッド。「胸椎」がしなやかになれば、姿勢が整い、スタイルアップに!若見え効果につながりますよ。

■Step1:固めに巻いたバスタオルを肩甲骨の下に当てる

2つ折り、または3つ折りバスタオル2枚をきつめに巻いて棒状にし、ストレッチポール代わりに使用します。棒状にしたバスタオルを横置きにし、肩甲骨の下に当たるように仰向けにのります。このとき足は腰幅に開いて、膝を立てましょう。そして頭の後ろに手を置いて、肘を開きます。

固めに巻いたバスタオルを肩甲骨の下に当てる
 

■Step2:上半身を少し起こしながら左右の肘をくっつける

腰が浮かないようにして、さらにお腹をへこませながら、左右の肘をくっつける動きをします。胸椎が硬いと肘と肘をくっつけるのが難しいですが、継続して行うとできるようになります。

Step1の頭を下げた状態で肘を開く、Step2の上半身を起こして両肘をくっつける、を1セットにし、これを15回行いましょう。

上半身を少し起こしながら左右の肘をくっつける
 

【まとめ|腰痛解消&バストアップに効くバスタオルでできる胸椎ストレッチ4か条】
1)「胸椎」とは、姿勢の悪さや肩こり、腰痛などに大きく関わる重要な脊椎。
2)スマホやパソコンの長時間使用によって「胸椎」が硬くなりやすい。
3)肩コリ、腰痛に悩む人は、「胸椎」をほぐすバスタオルストレッチがおすすめ。
4)気持ちよくほぐれて呼吸がラクになるし、スタイルアップにつながるので若見え効果も。

以上、「腰痛解消&バストアップに効くバスタオルでできる胸椎ストレッチ」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は12月21日の更新です。お楽しみに!

 

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
 
体験者:長尾優子さん
サービス業
「棒状のバスタオルにのるだけでも気持ちいいですが、この動きが心地いい刺激を与えて、じんわりとほぐれていくよう。このストレッチをやってみて、胸椎が硬くなっていたのがよくわかりました。優しい刺激なのがいいし、すぐに背中のハリがほぐれて呼吸がしやすくなるのを実感。寝る前の習慣に取り入れれば、睡眠の質も上がりそうですし、腰痛予防にもよさそうですね」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子