自宅にストックがあると便利なパスタの乾麺。残りものでささっと簡単につくれてしまうパスタは、各種のストックが欠かせませんよね。とはいえ、一度ではなかなか使いきれないので、きちんとした方法での保管がマストとなってきます。

そこで今回は、乾燥パスタの劣化を早める保管方法と調理中の行動についてご紹介します。国産パスタのよさをイベントや勉強会など、さまざまな活動で伝えている日本パスタ協会に聞きました。

ついやってしまいがちなことがパスタの風味や食感を損なう原因になってしまいます。今一度、見直してみてはいかがでしょうか?

乾燥パスタの保管でやってはいけないこととは?
乾燥パスタの保管でやってはいけないこととは?

乾燥パスタを劣化させるNG行動5つ

■1:クリップや輪ゴムで「密閉したつもり」

包装の口を輪ゴムで縛っただけはNG?
包装の口を輪ゴムで縛っただけはNG?

スパゲッティなどの長いパスタの場合、たいてい袋の上部に余裕がなく、クリップや輪ゴムで密閉していても小さな隙間が空いてしまいます。その隙間からコクゾウムシなどの害虫が入り込んでしまい、食害などの原因となることがあります。

保管するときはパスタ専用の保管容器、もしくはジッパー付きの袋など、密封できる容器に入れてカビや虫から守りましょう。

■2:冷蔵庫での保管

冷蔵庫での保管がNGな理由とは?
冷蔵庫での保管がNGな理由とは?

虫から守るためについやってしまいがちな冷蔵庫での保管。実はこの方法、パスタの水分が失われたり、ほかの食材のにおいが移ったりし、風味が落ちる原因になってしまいます。

虫が気になりどうしても冷蔵庫で保管したい場合は、空気にできるだけ触れさせないこと。乾燥やにおい移りを防ぐために、ラップでパスタを巻いたり、大きなタッパーに入れたりして保管してください。容器内で結露を生じることがあるので、冷蔵庫のパスタを使う際は、必要量を取り出し、残りは放置せず直ぐに冷蔵庫に戻しましょう。

■3:濡れた手や水分の多い食品の接触

濡れたままの手でパスタを触っていませんか?
濡れたままの手でパスタを触っていませんか?

使い残しのパスタを調理時の濡れた手で触れることにも注意! 水分に触れると湿気を吸収し、微生物の繁殖や化学変化の原因となり、パスタにヒビ割れが生じることもあります。

また、冷凍食品やこんにゃく、漬物など水分の多い食品に触れることで、袋の隙間から水が浸み込んだり、中に結露が生じたりし、その水分によってカビが生えることも。こちらも要注意事項です!

■4:直射日光の当たる場所での保管

太陽光が当たるとパスタは劣化する?
太陽光が当たるとパスタは劣化する?

キッチンの近くに窓があるご家庭で、特に気をつけたいのが保管場所です。

キッチンのインテリアとして、陽のあたる棚にパスタの保管容器を置いていませんか? 太陽光の中の紫外線は、タンパク質を変性し、パスタを変色させる原因になります。日光の当たる場所は避けて保管しましょう。

■5:調理中のコンロのそばに置きっぱなし

調理中にも注意が必要です
調理中にも注意が必要です

調理中にガスコンロのそばにパスタの袋を置いたままにすると、パスタが高温にさらされ、劣化する原因になってしまいます。バタバタと食事の用意をしている際に、ありがちな光景ではありませんか?  

高温の環境下はパスタの組成分の変化を促し、室温に保管した場合に比べて、硬い食感になることがありますので注意しましょう。

【まとめ/乾燥パスタを劣化させるNG行動5つ】
1. クリップや輪ゴムで「密閉したつもり」
2. 冷蔵庫での保管
3. 濡れた手や水分の多い食品の接触
4. 直射日光の当たる場所での保管
5. 調理中にコンロのそばに置きっぱなし

乾燥パスタを家で保管する際は密閉した状態にし、直射日光・高温にさらされないパントリーの中での保管が最も適切だそうです。調理中についやってしまいがちなNGについても知っておくと、乾燥パスタをよりおいしく味わえるのではないでしょうか。

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この記事の執筆者
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WRITING :
松崎愛香
EDIT :
高橋優海(東京通信社)