東京・芝浦エリアに位置する「フェアモント東京」は、2025年7月に開業した日本初上陸のラグジュアリーホテルです。大規模かつ 洗練された贅沢な空間で、訪れる人たちを東京の非日常へ誘います。
そんな「フェアモント東京」の35階に位置するロビーラウンジ「Vue Mer(ビュメール)」は、フランスと日本のラウンジ文化が美しく融合した空間。天井が高く広々としており、東京湾に面した大きな窓からは、ウォーターフロントならではの絶景が広がります。
そんな素敵な空間で、旬の食材をふんだんに使用した「和」と「フレンチ」のエッセンスが織りなす季節のアフタヌーンティーを提供しています。

9月からスタートした「オータム アフタヌーンティー」のうち、今回は和の雰囲気を存分に楽しめるアフタヌーンティーをPrecious.jpライターが実際に体験してきました。秋の実りをテーマに、日本の繊細な感性を表現した季節限定メニューをいただいた贅沢なひとときをご紹介いたします。
フェアモント東京の「『和』のオータム アフタヌーンティー」
「オータム アフタヌーンティー」は、いちじく、シャインマスカット、かぼちゃ、栗など秋の味覚をふんだんに使用し、「和」と「フレンチ」のエッセンスが織りなす季節限定のアフタヌーンティーです。

今回ご紹介するのは、和菓子や手鞠寿司など、和の要素がたっぷり詰まった「『和』のオータム アフタヌーンティー」。セイボリーが豊富な構成で、ランチタイムの新たな選択肢としてもおすすめ。日本の繊細な感性を表現したメニュー構成となっています。

アフタヌーンティーは、レモングラスに竹墨のパウダーをブレンドしたオリジナルの氷を浮かべた、冷たいローズヒップティーのウェルカムドリンクからスタート。爽やかな香りと味は、残暑厳しい季節にすっきりとした気持ちにさせてくれる一杯です。
■1:食事としても十分満足できる豪勢なセイボリー
セイボリーは和の要素を中心とした充実のラインナップで、ランチとしても十分に満足できるボリューム感が魅力です。

「平飼い鶏つくね いちじく 木の芽 ウイスキーだれ」は、ピリッとした刺激的な味わいが印象的。「おむすび 焼き鮭といくら」はいくらがあふれんばかりのおむすびで、小ぶりながらしっかりとした満足度が得られます。キャビアがのせられた「てまり寿司 漬け鮪 キャビア」も贅沢な一品。
「発酵野菜と林檎の春巻き 山椒ソース」は、味噌がアクセントの春巻きで山椒の刺激が食欲をそそりました。一口大のとんかつ「鹿児島産 恵味黒豚のカツレツ 林檎ジャム 生姜ピクルス 穂紫蘇」は、りんごジャムのさわやかさと食べ応えのある黒豚がマッチした一品です。
さっぱりとした「帆立のマリネ 葡萄 柚子胡椒マヨネーズ」はお口直しにぴったり。ホタテの旨みとブドウの甘みの組み合わせは、もうひとつ欲しくなるほどでした。

しっかりとしたボリューム感がある品もあります。「国産牛たたき 洋梨コンポート 三つ葉 茗荷 ポン酢ジュレ」は、魯肉飯のような甘めのタレが特徴的で、さわやかな三つ葉や茗荷がアクセントに。
「サスティナブルサーモンのコンフィ 栗 九条葱 西京味噌」は、レアな焼き加減で炙り焼きのような仕上がりです。ブロック状のサーモンは贅沢感を感じることができました。
■2:軽やかで上品な和菓子がたっぷりのスイーツ
しっかりとしたセイボリーに対し、スイーツは和菓子を中心とした軽やかなラインナップで構成されています。

求肥が入った「栗のもなか」は、まるでモンブランのような華やかな仕上がり。上品な甘みが魅力の「練り切り」や「洋梨の錦玉羹」のほか、「キンモクセイの琥珀糖」は、キンモクセイの香りとすっきりとした甘みが印象的でした。どれも軽い食感なので、セイボリーをすべて食べたあとでも、スッと胃袋に収まります。
大福は重いのではと思いきや、「シャインマスカット大福」は、瑞々しくフレッシュな果実で、軽やかな味わいが楽しめました。

そして、見逃せないのがオリジナルのどら焼きです。「栗のどら焼き」は甘さが上品で、軽やかな生クリームが印象的。ほかにも定番の「あんこどら焼き」に加えて季節の「シャインマスカットのどら焼き」があり、いずれかを選ぶことができます。
フリーフローから選んだほうじ茶のような味わいの「天の紅茶」との相性も抜群。最後までしっかり楽しむことができました。
■3:ワゴンで提供される焼き菓子のトロリーサービス

ここまででも十分満足なのですが、さらにフレッシュベーカリーの焼き菓子がトロリーサービスで提供されます。お気に入りをおかわりするもよし、気になるお菓子だけゆったり食べるのもよし。食後のティータイム気分でゆったりと楽しめる点が魅力です。
内側がもっちり、外側がカリっとした「カヌレ ボルドー」や、フルーツたっぷりの「洋梨とラズベリータルト」、優しくふわっとした生地が印象的な「オレンジ マドレーヌ」のほか、プリンのような食感の「ファーブルトン」とラインナップも豊富。
和のアフタヌーンティーと一緒にいただくなら、「きな粉と抹茶のパウンドケーキ」がおすすめ。しっかりとしたきな粉と抹茶の風味があり、軽やかな味わいです。
珍しいのは味噌を使った「味噌フィナンシェ」。味噌の香りがしっかりと感じられ、甘すぎずしょっぱすぎない味わい。最後の一品にもぴったりでした。
新登場の「ゴシックハロウィン アフタヌーンティー」にも注目

さらに2025年10月1日(水)からの1か月限定で、フレンチのアフタヌーンティーに紫・深紅・漆黒のカラーパレットが織りなす「ゴシックハロウィン アフタヌーンティー」が登場します。
シャインマスカットのゼリーボールが煌めく「クリスタルゼリーボールとカシスのモアルー」や、竹炭のメレンゲに栗と黒ゴマのクリームを重ねた「栗と黒ゴマのモン・ノワール」など、エレガントでフォトジェニックなスイーツがずらり。
セイボリーには秋の味覚を贅沢に取り入れた「和牛のローストサンドウィッチ」や「鶏肉のパテ・アンクルート」、「紫芋のポタージュ」などが揃います。
さらに、フェアモント東京の「最高ハピネス責任者」であるラブラドールレトリバーの「セリーン」をモチーフにした愛らしいマスコット「セリーンJr.」が、ハロウィン仕様の特別なスカーフでお出迎えしてくれるセリーンJr.付きプランも。
フレンチのアフタヌーンティーを楽しみたいなら、ぜひこちらのプランもチェックしてみてください。
和をテーマにした「オータム アフタヌーンティー」は、見た目の美しさはもちろん、季節感あふれる味わいが印象的でした。35階という高層階ならではの眺望とともに、和とフレンチが融合した贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- フェアモント東京 ロビーラウンジ「Vue Mer(ビュメール)」
- TEL: 03-4321-1111(ホテル代表)
- 住所/東京都港区芝浦1丁目1番1号 BLUE FRONT SHIBAURA TOWER S 35階
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- TEXT :
- Precious.jp編集部