たった10秒×3回の舌根の筋トレで、たるみもいびきも解消できる

舌の正しい位置は、根元から上あごにぴたりと密着している状態。けれども、加齢や猫背、スマホ首といった生活習慣の影響で舌を支える筋肉が弱まり、舌が下がりやすくなります。すると、あご下の筋肉も緩み、皮膚を支える力が低下。さらに血流やリンパの流れが滞ることで老廃物が溜まりやすくなり、むくみやたるみが進行してしまいます。その結果、フェースラインがぼやけ、二重あごが定着していくのです。

2人の女性 トレーニングの指導をしている
 

ここで知っておきたいのが、「舌」と「あご」の重さ。舌はおよそスマートフォン1台分、顎は1リットルのペットボトル1本分もの重さがあるといわれています。この重量が常に下方向へ引っ張っていると考えると、舌根を支える筋肉を意識的に使うことの大切さがわかります。

そこでエイジングデザイナーの村木宏衣さんが「簡単な舌根トレーニングになる」と教えてくれたのが「ガラガラうがい」。喉の奥で水を振動させるこの動作は、舌根部を集中的に動かします。水の抵抗が筋肉に負荷をかけ、まるで「舌の筋トレ」。この刺激が舌を正しい位置へと導き、あご下からフェイスラインを引き締めるサポートになります。

また、うがいの動作では口まわりの筋肉も大きく動くため、唾液の分泌が促され、口元のハリや潤いをキープ。舌が喉奥に落ち込みにくくなることで、いびきや無呼吸の予防にもつながります。

日々のうがいで、重力に逆らい美しさを育てることができるのですから、歯磨きのたびに、ぜひ意識して取り入れてみてくださいね。

■カーッという発音でうがいをして息を吐き切り、そのまま10秒間キープする

お水を喉(舌の付け根)に溜めて、口を大きく開けてカーッという発音で息を吐き切るようにうがいをします。そして、吐き切ったらそのまま止めて、10秒間、水を喉に溜めたままキープします。これを3回繰り返して。歯磨きの前に行うのを習慣化するのがおすすめですよ。

カーッと息を吐きながらうがいをする
 

【まとめ|ガラガラうがいで二重あごを撃退!舌根トレーニング習慣4か条】
1)舌の正しい位置は、根元から上あごにぴたりと密着している状態。
2)加齢で舌根の筋肉が弱まると血流やリンパの流れが悪くなり二重あごに。
3)ガラガラうがいで舌根部を集中的に動かし、負荷をかけるので「舌の筋トレ」に。
4)舌が喉奥に落ち込みにくくなることで、いびきや無呼吸の予防にも。

以上、「ガラガラうがいで二重あごを撃退!舌根トレーニング習慣」を教えていただきました。

アンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は11月1日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。ほかにも『10秒で10歳若返る 奇跡のたるみリフト』(主婦の友社)。 Instagram
体験者:北 真実さん
メーカー勤務
「実際にやってみると、たった10秒のうがいでも意外と喉の奥が疲れるというか、筋肉を使っている感覚があります。続けるうちに口まわりがすっきりして、顔の輪郭がスッキリしたきたような気がします。歯磨きのついでにできるので無理なく続けられそうですね」

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PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子