歯科医師で日本アンチエイジング歯科学会の監事も務めている宝田恭子先生が、口臭、虫歯、歯周病、正しい歯磨きの方法、部分矯正などの、大人世代のための口内トラブルを防ぐノウハウや悪習慣、良習慣、改善方法について解説します。
【目次】
- 【1】口臭の原因とは?「口が臭い」と思われる5つのNG習慣と、対策方法としての「唾液力」の高め方
- 【2】口臭対策には唾液の分泌を促すのが一番!「唾液腺マッサージ」のやり方
- 【3】口の中から若返り!「虫歯・歯周病を予防する」オーラルケアのやり方3つ
- 【4】今さら聞けない「正しい歯磨き」とは? 回数、期間、やり方、角度、フロスの使い方など
- 【5】矯正で「美しい歯並び」を手に入れる
- 【6】芸能人にも人気、1回で複数の歯並びの悩みを解消できる治療「ラミネートベニア」とは?
【1】口臭の原因とは?「口が臭い」と思われる5つのNG習慣と、対策方法としての「唾液力」の高め方
人にはなかなか言えない、デリケートな口臭対策。ガムや飴、スプレーなどの消臭アイテムがあれば大丈夫だと思っていませんか?
お口のケアは、大切な大人の身だしなみのひとつ。特に口臭は人から指摘されにくく、しかも自分でも気づきにくいため、なおさら日ごろからきちんとケアをしておきたいものですよね。
「歯科医視点のアンチエイジング」でTVや雑誌、全国での講演で活躍中の宝田恭子先生によると、日ごろのちょっとした生活習慣を改善することで、口臭予防はもちろん、見た目をより若々しくキレイに変えてくれる効果があるのだそう。この機会に正しい知識を身につけて、美容と健康のためにも、口臭予防を実践してみましょう。
人に言えない口臭の悩みを解決!さらに若返りも叶える「唾液の力」とは?
口臭の主な原因は、口の中の汚れを細菌が分解するときに発生するガスだといわれています。特に女性の場合はホルモンの影響を受けるため、生理のとき、妊娠中、更年期など人により口臭がきつくなることも…。
そこで口臭をケアするのに必要なのが「唾液」の力。唾液には、口の中の汚れを取り除いて、口臭や虫歯、歯周病の元となる細菌の繁殖を抑えてくれる働きがあるのです。
「口臭は、病的なものではない限り、コントロール次第で人に不快感を与えないようにすることは可能です。口の中のにおいは常に変化していて、ピークは朝目覚めた時。寝ている間に唾液の分泌が減って細菌が増殖するため、誰でもにおいが強くなります。ですから、朝食は毎日きちんと取るようにしましょう。舌や体が動き出すと唾液腺も活発になって、においが軽減されますよ。
また、昼食前や夕食前も口臭が発生しやすいタイミング。人は空腹になると、唾液が少なくなって口の中が乾燥し、口臭が発生します。そんな時は応急処置として、水を飲んで口臭レベルを落とすといいですよ」と宝田先生。
また、唾液には老化の原因とされる活性酸素を除去したり、食べ物の消化を助けてくれる役割も。「腸や体に負担をかけずに消化されれば腸の調子がよくなり、代謝が上がって太りにくい体質になったり、肌のツヤがよくなるなど、内側からの美しさを保つことができるのです」。
「ながら食い」「早食い」はNG! 口臭を招く5つのNG習慣
食事の仕方や生活習慣によって、日ごろから口臭ケアを意識していても、自分でも気づかないうちに口臭を悪化させていることもあるそう。口臭を促進させてしまう5つの「NG習慣」を教えていただきました。
■1:よく噛まずに食べる
やわらかい食べ物ばかり食べていると、そしゃく数が減り、唾液の分泌量が減ってしまいます。「ながら食い」「早食い」もよく噛まないことにつながる食べ方に。
■2:食事中に水、お茶を飲む
食事中に食べ物を水やお茶で流し込むように飲んでいる習慣があると、唾液が薄まったり、分泌量が減るためNGだそう。
■3:お茶やコーヒーのカフェイン摂取&つくりおきを飲む
緑茶、紅茶、コーヒーに含まれるカフェインには、唾液の分泌を妨げる性質が。また、お茶をいれてから時間が経つと酸化してにおいが発生しやすくなるため、つくりおきや一度につくって何杯も飲むのはマイナスです。
■4:口呼吸をする
口を開けたままの呼吸が習慣化すると、口の中が乾いて唾液が蒸発しやすく口臭の原因に。
■5:酸っぱいフルーツを食べ過ぎる
柑橘類など、酸性の強いフルーツの食べ過ぎに注意。口の中が酸性に傾くとにおいがきつくなるため、食べた後は水で口をゆすぎましょう。
これらの習慣は、口臭だけでなく虫歯や歯周病にもつながるそうで、毎日の歯磨きはもちろん、しっかり唾液を出し、よく噛んで食べ物と絡ませながら食べることが最も簡単で効果的なセルフコントロールとなるのだとか。また、噛めば唾液の量が増えるだけでなく、口元や頬の筋肉も鍛えられるので顔のたるみ対策にも効果的だそう(顔のたるみ対策には、姿勢よく食べることが前提です)。
玄米や食物繊維が豊富な根菜、ナッツ類など、固い食べ物を1回の食事に意識して取り入れるとよいそうです。
【2】口臭対策には唾液の分泌を促すのが一番!「唾液腺マッサージ」のやり方
口臭予防のアイテムには水や飴、ガムなどがありますが、これらは一時的なケアには効果があっても、過剰な摂りすぎは唾液を出す機能が低下する原因になるのだそう。
「人間の体の機能は、年齢にかかわらず使わないと衰えていきます。唾液腺については『使えば衰えない』と、学説が塗り替わりました。そこでおすすめしているのが『唾液腺マッサージ』です。
唾液腺は主に耳下と首の下にあって、外側から優しく刺激することで唾液の分泌を促します。人さし指と中指を耳の裏に置き、そのまま顎まで、下の付け根を意識しながらさすったり、軽く押すようにマッサージしましょう。唾液が出てくるのを感じるまで、繰り返すことがポイントです」
唾液の量は、普段の生活の中でのちょっとした心がけで、増やすことが可能のよう。毎日続けて、日ごろから自分の体の機能を確認しておくことが大切です。
口臭対策にはもちろん、美容と健康のためにも意識して取り入れてみてはいかがでしょうか。
【3】口の中から若返り!「虫歯・歯周病を予防する」オーラルケアのやり方3つ
若々しさを保つためには、美容はもちろん、口内環境もキレイに整えておくことがとても大切。お肌のお手入れは毎日念入りにしていても、口の内側までしっかりケアできていない人は、とても多いのではないでしょうか。
宝田先生によると、特に40歳を過ぎると、歯周病による悩みの来院患者が多くなるのだそう。
歯周病は初期の頃は自覚症状がないため、日ごろからいかにきちんとケアができているか?が、健康的な美しい歯を保つカギとなります。知らないうちにどんどん進行して、気づいたころには取り返しのつかないことに…そうならないためにも、まずは日ごろのケアから見直して、トラブルを防ぎましょう。
歯磨き中の出血は初期症状のサイン?40歳を過ぎたらセルフケアが重要!
大人の口内トラブルには虫歯、歯周病、知覚過敏、口臭などさまざまありますが、そのなかで最も深刻なのが歯周病です。歯周病とは歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が、歯肉に炎症を起こす細菌感染症のことで、進行すれば痛みがひどくなったり、歯がグラグラしてしっかり噛むことができなくなったりして、大切な歯を失うことも…。
「歯茎の赤みや腫れ、出血などは初期症状のサイン。初期は自覚症状がないので、日ごろから鏡でチェックするようにしましょう。むず痒かったり、歯茎の色が暗紫色をしているなど、いつもより気になる症状があれば歯科医院で早めに検診を受けてください」と宝田先生。
睡眠不足やストレスも歯周病の原因に!口内トラブルを防ぐ3つの良習慣
虫歯や歯周病の主な原因は、不完全な歯磨きや生活習慣だといわれています。そこで口内トラブルを予防する生活習慣を教えていただきました。
■1:よく噛んで食べる
「口臭予防」の章でも触れたとおり、唾液の中には細菌の感染から体を守ってくれる、さまざまな物質が含まれています。「Ig」と呼ばれている抗体をはじめ、「リゾチーム」「ラクトフェリン」など殺菌作用のある物質も含まれていて、これらの物質は多くの細菌に対応する殺菌力があります。
「噛む」という行為は、唾液の分泌を促す最も簡単な方法。胃腸の消化を助けて肥満の予防になったり、脳の活性化にもつながるので、健康のためにもよく噛んで食べる習慣を身につけましょう。
■2:睡眠を十分に取り、ストレスを溜めない
一番影響を受けやすいのが免疫力。歯や歯肉は全身の健康状態の影響を受けやすく、しっかり歯磨きをしていても、体調を崩して抵抗力が落ちると口内の悪玉菌と善玉菌のバランスが崩れてしまいます。睡眠不足は血液中の白血球の減少を招き、抵抗力を低下させる原因に。慢性的なストレスもNGです。
■3:セルフケアの時間をつくる
なにより心がけておきたいのは、セルフケアの時間を充実させること。食べかすが詰まったままでは菌が増殖し、虫歯や口臭の原因になります。日々の丁寧な歯磨きはもちろん、糸式ようじやフロス、ウォーターピックなどを使えばよりキレイに。歯石などは定期的に歯科で取ってもらい、普段は自分ができる精一杯のセルフケアをしましょう。
大人の女性は更年期やホルモンバランスの変化、体調やライフスタイルも人によってさまざま。そんな時こそ、より丁寧なセルフケアが必要のようです。
【4】今さら聞けない「正しい歯磨き」とは? 回数、期間、やり方、角度、フロスの使い方など
毎日行う「歯磨き」はもちろん口内ケアの基本ですが、正しい歯磨きの仕方を知らずに、間違ったやり方を続けてしまっている人もいます。本項では、今さら人に聞けない、正しい歯ブラシの選び方や磨き方のコツを掲載しています。
量より質が大切!1日1回、夜寝る前の丁寧な歯磨きが有効
毎日行う歯磨きは口内ケアの基本。そこで、宝田先生に正しい歯ブラシの選び方から磨き方のコツを教えていただきました。電動歯ブラシを使う場合も、その後に手で仕上げ磨きを行い、歯の裏や奥歯などブラシの当たりにくい所をきちんと磨くようにしましょう。
■1:正しい歯ブラシの選び方と交換期間は?
歯ブラシは基本的に小さめで、やわらかめのものがおすすめ。力を入れて磨きすぎると、歯の表面が崩れて知覚過敏や歯茎を傷める原因に。口の大きさや歯並びなどを考慮して、歯にきちんと当たる形状のものを選びましょう。歯ブラシ交換の目安は約1か月。ブラシの毛が広がったら、1か月前でも交換を。
■2:磨き方のポイントは「優しく、軽く、丁寧に」
歯磨きは雑に3回磨くより、1日1回の丁寧な歯磨きが大切です。磨き残しのないよう、1本1本を丁寧に磨きましょう。ポイントは強くこすらずに「優しく、軽く、丁寧に」磨くこと。強く磨くと歯や歯茎を傷つける原因となります。
磨いたら1度舌で歯を触ってチェックし、表面がざらざらしていたら磨き残しのサイン。歯と歯の間や歯並びの悪い所は特に歯垢が残りやすいので、全体を磨いた後、もう1度その部分を磨き直すようにしましょう。時間はかかりますが、夜に丁寧なブラッシングを1度試してみて、翌朝のツルツル、さっぱり感を味わってみてください。忙しくて歯磨きをきちんとできないときは、次の日に丁寧なケアをすればOKです。
■3:歯周病予防には歯ブラシを当てる「角度」も大切
歯周病が増えやすい歯周ポケットの部分には、歯ブラシを約45度に傾けて毛先を歯と歯茎の隙間に当て、中に入れ込むように軽い力で細かく動かすのがベスト。就寝中は歯周病菌が一番増えやすい時間帯なので、丁寧な歯磨きは寝る前に行いましょう。その時に殺菌成分配合の歯磨き粉やデンタルリンスなどを使うのも効果的です。
■4:食事後はフロスで歯間ケア
歯ブラシの届かない歯や、歯間のケアはデンタルフロスが基本。糸を入れて汚れを落とすことで、歯周病や虫歯の原因となるプラークを除去してくれるのに効果的です。また、歯間ブラシは隙間が空いている場合に有効です。太いものを無理に使うと隙間が広がってしまうため、自分の歯間にあったサイズのものを選びましょう。
丁寧な歯磨きを心がけていても、完璧に行うのはなかなか難しいもの。磨き残しや歯垢がたまりやすい部分は人によってそれぞれなので、1度歯科医院で、磨けていない箇所を教えてもらい、正しい歯磨き指導を受けてみるのがおすすめです。その上で自分に合った磨き方を実践しましょう。
【5】矯正で「美しい歯並び」を手に入れる
矯正ってお金もかかるし、ブラケットを装着したまま人に合うのも恥ずかしい…。歯並びを整えたくても、なんとなく躊躇していませんか? 八重歯や前歯の隙間などが気になる歯並びのメンテナンスは、短期間&低コストで手軽にキレイになれる「部分矯正」がおすすめです。
「マウスピース矯正」や「インプラント矯正」、モデルや芸能人も利用している「ラミネートベニア」による矯正など、美人印象アップがぐっとアップする「大人になってからの歯列矯正」をご紹介します。
一部の歯並びを整えるだけでも美人な印象がアップ!
歯並びで一番気になるのは、やはり笑ったとき。自然な笑顔でいたいけど、気になる歯があって思い切り笑えない…という人は多いようです。歯科矯正というと、歯の全体を矯正しないといけないイメージがありますが、一部の歯をちょっと変えるだけでも、見た目の印象はぐっとアップします。
短期間で低コスト。気になる歯だけを矯正できる「部分矯正」とは?
部分矯正とは、歯並びや噛み合わせなどの気になる部分に装置を付けて矯正する方法のこと。歯列全体を動かす全体矯正に比べて、低コストで短期間に矯正治療をできるのが特長で、装置を付けることによる不快感や抵抗感が少ないというメリットがあります。主に前歯の矯正に用いられることが多く、歯並びのちょっとした歪みや歯の形、すきっ歯などを治したいという人にぴったりの矯正法なのです。
「歳を取ると、骨も変化して頭蓋骨の変形や縮みが生じてきます。ですから、若いころはキレイな歯並びをしていても、年齢を重ねるにつれて歯がずれてくる場合があるんです。特に前歯の上の6本は一番目立つ部分なので、気になる部分を集中的に矯正することで見栄えがよくなり、笑顔の印象もアップしますよ」と宝田先生。
歯並びをキレイにすれば、それまでのコンプレックスから解放されて、人の目を気にすることなく自然な笑顔でいられるようになるのも大きなメリットのひとつ。コスト面や見た目などでなんとなく敷居の高いイメージのあった歯科矯正も、部分矯正で手軽にメンテナンスができることから、治療を行う人が増加しているようです。
代表的な「歯列矯正」の方法4つ
部分矯正といっても、その種類や方法はさまざま。代表的な4つの歯列矯正の特性を、以下にまとめました。
■1:ワイヤー矯正
ブラケットと呼ばれる器具を歯の表面に装着し、ワイヤーの弾力を利用して歯列を整える方法です。部分矯正ではブラケットを一部の歯に付けて、気になるところだけを集中的に矯正します。信頼性が高く美しい仕上がりが期待できる反面、装置の隙間に食べ物が挟まりやすいといったデメリットも。最近は透明な素材のものが使われるようになり、見た目の悪さはだいぶ改善されてきました。
■2:裏側ワイヤー矯正
歯の裏側に裏側用のブラケットを気になる部分に着けて治す矯正法です。表面に見えないので見た目はわかりにくいですが、舌が器具に触れるため、違和感や口内トラブルの原因になりやすいようです。
■3:マウスピース矯正
歯ぎしりによる歯のダメージ予防などによく使われているマウスピースを使った部分矯正も。歯列全体を覆い、段階的に形状の異なるマウスピースを付け替えて歯を移動させていきます。透明なので見た目もほとんど目立たず、取り外しが可能なのもうれしいポイント。ただし、場合によってはコストが思ったよりかかる場合もあります。
■4:インプラント矯正
矯正用インプラントを、顎骨にチタン製のネジを埋め込み、それを支点に矯正装置で歯を移動する矯正法です。大きく動かす必要のある歯がある場合に効果的で、短期間で治療できますが、インプラントを埋入するための手術が必要となります。
部分矯正には向かないケースもあり!
一方で、部分矯正には向かない歯並びもあるのだとか。「全体的に大きく歯がずれていたり、歯の噛み合わせによっては全体矯正のほうが適している場合があります。まずは専門の歯科医で事前にカウンセリングをしっかり受けることが何よりも大切です。それぞれの矯正法の特性を理解したうえで、自分に合ったものを選びましょう」と宝田先生。
低コストや期間が短いというメリットがある反面、歯並びの状態によっては仕上がりに満足できない場合も。完璧な歯並びを求めるのであれば、全体矯正を検討しておくことも必要のようです。
【6】芸能人にも人気、1回で複数の歯並びの悩みを解消できる治療「ラミネートベニア」とは?
矯正のほかにも、歯を白く、形を整えられる方法があるのをご存じですか?「ラミネートベニア」といって、歯の表面を薄く削り、その上から極薄のセラミックを貼りつけて歯を美しく見せる治療です。薄いセラミックを歯の表面に貼り付けることによって歯の色も思い通りに、形を整えて歯の隙間を改善し、歯並びをキレイにします。
色も形も本物の歯と見分けがつかないほど自然に仕上がることから、芸能人やモデル、アナウンサーなども多く利用しているのだそう。
「歯の隙間を埋めたり、歯の形を変えたり、歯を白くしたりと、短期間で複数の悩みを解消できるので、歯並びも色も白くしたいという人におすすめです。すべての工程は専門の歯科技工士がハンドメイドで作成するので、希望の歯の色や形にすることができます。また、歯の表面のエナメル質を0.5ミリほど削るだけなので、歯へのダメージも最小限に抑えられますよ」と宝田先生。
つけ爪感覚で痛みもなく、虫歯や歯周病などの治療が必要でなければ2~3回程度の来院で治療が終わるのもうれしいポイント。また、金属を使用しないのでアレルギーなどの心配もありません。
いずれも1度専門の歯科医に相談して、自分にとって理想の歯並びになれるかどうかを見極めてから、治療を始めましょう。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 廣瀬真理子
- EDIT :
- 渋谷香菜子