ちょっと高級だけど、その価値は価格以上。特別な「パンのお供」をお取り寄せして、パンのある食卓を豊かに演出してみませんか。フードコーディネーターのよしもとこゆきさんが出合った、いちおしの商品をご紹介します。
「パンとチーズ」は眠気をも吹き飛ばす最高の組み合わせ
どんなに眠たい朝でも、朝食にパンとチーズが待っていると思ったら、ベッドから起き上がるのが苦ではなくなるはず。チーズといえば、どんな素朴なパンもひとたびご馳走にしてしまう最高のパンのお供です。今回はそんなチーズのなかでも、とびきり贅沢な1品をご紹介します。
フランス直輸入!パリの老舗トリュフ店が手がけた、最高に贅沢な「トリュフ入りブリー」
パリに訪れたことがある方なら、「メゾン・ド・ラ・トリュフ」の名前を耳にしたことがあるでしょう。1932年創業、高級食料品店が軒を並べるマドレーヌ広場に「メゾン・ド・ラ・トリュフ」は、世界三大珍味のひとつ「トリュフ」の専門レストランです。グルメガイドには必ずその名があると言えるほど、世界中のグルマン達にとって憧れの店。
なんとその「メゾン・ド・ラ・トリュフ」のトリュフを、日本にいながらにして楽しむことができるのです。それが今回ご紹介する、「トリュフ入りブリー」です。
パッケージを開いた途端、トリュフの芳しい香りがふわっと辺りに広がります。香りをかいだだけで、「こんなチーズ食べたことがない!」と驚いてしまうほど。
こちらは、「メゾン・ド・ラ・トリュフ」が手がけたフランス直輸入のブリー。輸入数が限られているため、予約販売でのみ手に入る限定品です。
カットされたブリーの間に、たっぷりのトリュフとマスカルポーネを混ぜたトリュフ層が挟まれています。チーズとトリュフの香りを存分に味わうため、カットして20~30分ほど置いてから食べるのがおすすめ。室温に置いていると、チーズの層がトロリとやわらかくなってきました。
まずは小さくカットして、そのままひと口。まろやかな乳のコクが舌をまったりと包み込むやいなや、ゴージャスなトリュフの香りが広がります。官能的な味わいに、思わず「う~ん」と唸るほど!
トリュフ層を挟んでいるブリーは、上質な白カビチーズを生産することで知られている乳製品メーカーの「ルゼール」製。ブリーの部分だけを食べても、まるで発酵バターのような濃厚なミルクの香りを感じられます。
こんな贅沢な品は、このまま食べるのが一番おいしいかも……? いえいえ、パンと合わせると、この香り、おいしさが、何倍にも高まるのです!
トリュフ入りブリーとパンのおいしさを引き出す食べ方いろいろ
トリュフの香りを活かすため、合わせるパンはバゲットやカンパーニュなどの素朴な食事パンがおすすめです。なかでも、ライ麦の配合されたカンパーニュとの組み合わせが一推し。小麦だけのパンだとトリュフの濃い香りの脇役になってしまいがちですが、ライ麦の独特な酸味と香りがトリュフの香りと融合して、新しいおいしさを引き出してくれます。
薄くスライスしたパンにトリュフ入りブリーをのせるだけで、簡単だけどこれ以上ないほど優雅な朝食に。
ランチで楽しむなら、スライスしたトリュフ入りブリーをバゲットにサンドして。ギュッと凝縮されたトリュフの香りが噛むほどに広がって、贅沢な気分に酔いしれます。
具材はシンプルに、上質なロースハムだけ。ハムのほのかな塩気が濃厚なミルクの味わいを引き立て、トリュフの香りと渾然一体となり、うっとりするおいしさに出合えます。
きつね色に焼いたバゲットにトリュフ入りブリーを乗せれば、あっという間に最高のアペタイザーの出来上がり。食べる直前に30秒ほどトーストして、トリュフの香りが損なわれない程度に温めます。
トリュフの層がトロリと溶け出してきたら食べごろ。舌の温度で溶けるのを待たないので、口に入れた途端にトリュフの香りが鼻孔いっぱいに広がります。ぜひ赤ワインと合わせて、とっておきの晩酌を楽しんでみてください。
日本にいながらにして、パリの老舗レストラン「メゾン・ド・ラ・トリュフ」の味を堪能できる「トリュフ入りブリー」。これさえあれば、どんなに憂鬱な気分だって最高にリッチな香りで吹き飛ばしてくれるでしょう。いつもの食卓を、特別な時間に変えてくれる「パンのお供」を、試してみてはいかがでしょうか。
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よしもとこゆきさんフードコーディネーター、ライター世界にもっと、「おいしい」魔法を広めるため、レシピ開発やスタイリング、飲食店プロデュースなど食に携わる仕事を中心に、デザインやイラスト、コラムの執筆など幅広く活動中。
http://table411.net/
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- よしもとこゆき
- WRITING :
- よしもとこゆき