40代女性におすすめの「アイライン」の引き方をまとめました。ナチュラルメイクに仕上げるアイラインの引き方や、目尻アイラインの上手な引き方、自然な若返り効果のあるアイラインの引き方など、明日から試せるアイラインの引き方をご紹介します。
【目次】
ナチュラルメイクに仕上げるアイラインの引き方
■ブラウンの2色使いでナチュラルに引き締める

弱ってしまった目力を取り戻そうと、黒で締めすぎてしまうのは逆効果! 目のフレームが強調されてかえって小さく見えてしまいます。ナチュラルに目をぱっちりさせたいなら、ブラウンの2色使いが正解! ブラウンには、奥行感を出しながら優しい印象に見せる効果があるのです。

黒のリキッドライナーはキリッとさせたいアイメイクのときには有効ですが、「大人のナチュラル」はペンシルタイプを使います。色はダークブラウンとパールブラウンの2色を用意しましょう。
ダークブラウンは上まぶたの引き締め用に、パールブラウンは目尻のニュアンス用に使います。

■PROCESS1:ダークブラウンを目のインサイド(粘膜)に入れる
年を重ねるとまつげもやせて減るせいか、まつげとまつげの間にすき間が生まれます。正面から見たときに白い粘膜が見えてしまうと、目がぼやけてしまう原因に。まずは、この部分をダークブラウン(ナチュラ グラッセ)のペンシルで埋めましょう。
たるみでまぶたが目にかぶって見えにくい場合は、指でまぶたを軽く引き上げると描きやすくなります。ペン先をまつげの下側から入れたら、左右に小刻みに動かしましょう。ここにしっかり色が乗るだけで、輪郭がくっきりするのがわかります。

■PROCESS2:まつげの上にダークブラウンのラインを重ねる
PROCESS1でまつげの間を埋めたので、今度はまつげの上から太さを出します。太さの目安は、目を開けたときに茶色が少し見えるぐらいが理想。太く入れ過ぎてしまうと二重の幅がつぶれてしまい、逆に目が小さく見えてしまいます。ラインはあとからぼかすので、多少ガタついていてもOK。線は一気に描こうとはせずに、ペン先を小刻みに動かしてしっかりラインを入れましょう。
ラインは目のフレーム通りに引いていき、目尻から5mmぐらいはみ出たところで止めます。そのとき下がったまぶたを矯正しようと目尻を不必要にハネ上げてしまうと、古くさい印象になってしまうので気をつけて!

■PROCESS3:2で引いたラインを綿棒でぼかす
今回はナチュラルがテーマなので、2でラインがうまく描けた人も必ず綿棒でぼかしましょう。目頭から目尻に向かって、ラインの上側をそっとぼかすイメージで。こうすると目の際にはラインがしっかり引かれ、ラインの上側はグラデーションになり、まるでシャドウラインのような仕上がりに。これだけで目に奥行感が出ます。

■PROCESS4:下まぶたの目尻寄りにパールブラウンを入れる
「ナチュラルに仕上げたいから、下まぶたにはアイラインを入れません」これはNGです。大人のアイメイクはバランスが大切。下まぶたにも必ずラインを入れましょう。
ただし、入れるのは目尻から1/3ところだけに。全体に入れて囲んでしまうと締まりすぎて、目が小さく見えてしまうからです。色は上まぶた同様ダークブラウンでもいいのですが、パール入りのブラウン(THREE)を選択すると、目尻にニュアンスが生まれ華やかな印象になります。ここもあとからぼかすので、多少ガタついても気にせずに大胆に入れましょう。

■PROCESS5:最後に綿棒でぼかすのを忘れずに!
下まぶたは、目尻から目の中央に向かってぼかしていきます。こちらはラインの下側をぼかすと、グラデーションがつきます。パール効果でまばたきするたびにキラキラ輝いて、ぼやけたまぶたが明るく見えますね。
アイラインは「引いてからぼかす」と、優しく見えて&目力もアップ!
目尻アイラインの上手な引き方
■自然な長さの目尻ラインの描き方

■基本となる描き方
まつげとまつげの際を埋める基本の線は、まつげの下からアイライナーの筆を当てて。まぶたの中央→目尻、中央→目頭の順に輪郭に沿って描いていきます。

■1:まつげの上から当て、黒目の上を起点に目尻まで少しずつ描く
まつげとまつげの間を埋め終わったら、次にまつげの上から筆を当てて、ラインに太さを足すように描きます。黒目の上を起点に、目尻まで少しずつ描いていきましょう。

■2:目尻ラインは真横に約5mmのばし、長めに仕上げる
鏡を正面に置き、目を開けてスッと真横に約5mmのばして長めに描きます。輪郭どおりに下がりラインで描いてしまうとたるみが目立つので、注意が必要です。

■3:たるみ目尻を引き上げ、自然に大きく見えるよう目尻側はやや太めに
目頭側を太くすると作為的に見えてしまうので、太さは足さないように。黒目上の中央から、目尻のラインだけをやや太めに仕上げて完成です。
どのアイライナーでも簡単3ステップ!自然で美しいアイラインの描き方
■太く長いアイラインの描き方

■1:太くするのは中央から目尻だけ。徐々に太さを足していく
まずは、「自然な長さの目尻ライン」を仕上げます。さらに、白枠の目尻側の3角ゾーンを広げるように描き足していきましょう。

■2:横広がりの強い目元に仕上げるため、目尻は約8mm長めに
「8㎜も!?」 と思うかもしれませんが、たるみまぶたにはこれくらいの長さがないと、横広がりの大きな目に映りません。矢印で示した止め位置を意識して、目尻を長めに仕上げます。

■3:アイシャドウと重なる前提なので、これくらいの太さが必要!
写真で見る太さに驚くかもしれませんが、心配ご無用。この上にアイシャドウをのせると、肌とアイラインの隙間がぼけて見えるので、わざとらしい印象にはなりません。
40代女性の若返るアイラインの引き方
■まつげを増量させて見せられる隠しライン

透かしアイシャドウに、しっかりカールされた長いまつげに仕上がったとしても、それだけでは実は足りません。点アイライナーを入れたほうが目力が強いのは明らかです。まつげとまつげの間に隙間があると、せっかくアイシャドウやマスカラで上品な目力を出していても、少し間が抜けて見えてしまいます。
しかし、しっかりとまつげの隙間を埋めてあると、キュッと引き締まって見え、より目力が強く見えるようになるのです。ここで注意したいのが、ラインの引き方。目の際にラインを引くのではなく、まつげの隙間を埋めるだけのさりげないラインのほうが繊細で品格のある目力が実現します。

■1:アイライナーで埋めたい場所は、まつげとまつげの間
顔の斜め下から鏡をのぞき込むと、まつげの隙間がよく見えるもの。このまつげとまつげの間をつなげるようにして、アイラインを入れていくと、まつげが密集して生えているように見えます。

■2:小さく左右に描きながら埋めていく
アイライナーの先端で、まつげの隙間を左右に小さくジグザグさせながら埋めていきます。このとき、アイライナーの先端はまつげの下から差し込むような形で描いていくのがコツ。黒目の上から目尻に向かって、まず入れていきましょう。

■3:目頭はそっと抜くように最後は細く
黒目の上から目頭に向けては、まつげのある部分を埋めていきます。また、目頭に向かうにしたがって徐々に細くなるように埋められると、自然な印象の仕上がりに。最後のまつげの部分は、スッと力を抜くようにラインを入れてみてください。
ボンヤリ目元が若返る!品格を失わずにしっかり目力がアップする「簡単3ステップ」
■印象年齢がマイナス10歳になるアイラインの引き方

■1:まつげの下から当てて、黒目の中心から目尻に向かって描く
描くのはまつげの上からでなく下から。まつげの上から描くとまつげの隙間は埋まらず、ラインが際から離れるのでNG。そして一気に引くのではなく、まずは黒目の幅だけ描きましょう。

■2:一気塗りでは埋まらない。筆先を左右に小刻みに振りながら描く
細くまっすぐな線を描く必要なし。アイライナーの筆の先端を当てて左右に小刻みに動かしながら、まつげとまつげの隙間を黒で埋めていきます。


■3:ガタついても気にしない。ちょこちょこ塗りで目尻の端まで描く
フレームどおりに描き、目尻で止めます。この段階では目尻ラインを長くしたり、太く仕上げる必要はなく、まつげとまつげの隙間を埋めることだけに集中しましょう。

■4:まつげの隙間が埋まり、まつげを増毛したようにフレームが引き締まる
黒色のライン効果で、まつげが増えたように錯覚させるのがこのステップ。加齢でまつげがやせたり、抜けたりして失われたフレームラインが復活します。

■5:目頭ラインは「黒目の内側」の位置からちょこちょこ塗りを
目頭側から描くと力が入り、太くなりやすいので描き始めは中央から。目頭の先端から約5mmあけてまつげが生えているところまで描きます。

■6:まつげの上から筆先を当て、中央から目尻にかけてラインを重ねる
目尻側の太さと長さを出すために、今度はまつげの上からスッスッと少しずつ描き足しましょう。レッスン1で描いたラインと重なり太さが出ます。

■7:描き足す目尻ラインは、下まぶたラインの延長線に向かって描く
上まぶたのフレームどおりに長さを描き足すと、目尻ラインが下向きになり、たるみを強調。下まぶたラインの延長線の位置を目指して描き足すのが正解です。


■8:目を開けたとき見えているくらい、長めの目尻ラインがちょうどいい
10歳若返るアイラインに仕上げるためには、目尻はハネ上げない、そしてタレ目にならないように上まぶたのフレームどおりには描かないのが秘訣です。


■9:目尻ラインの端から、下まぶたの際につなげるように描き足す
筆の先端を使ってスッと描くと、目尻に小さな三角ができ上がります。このあとで中を埋めて、太さも微調整できるのでラインがガタついても問題なし。


■10:筆の先端を使い、ステップ9でつくった三角の中を埋める
アイライナーは寝かせずに立てて、先端を使って小刻みに動かし、塗りつぶしていく作業を。少し伏せ目にするとまぶたのシワがのびて埋めやすいです。


■11:正面からチェックして、太さが足りないようなら描き足して太さを出す
正面から見たときに目尻側のラインがたるみでかぶって見えにくいならば、目尻の三角が小さすぎるということ。その場合は、三角の上辺を描き足してみてください。


■12:目を開けるとこんなに自然。まぶたがかぶるのを前提に太く描くのがコツ
ラインの太さに驚くかもしれませんが、10歳若返るにはこれくらいがちょうどいいのです。ライン効果で目尻も上まぶたも引き上がり、強い目元になります。


■13:まぶたの上から筆先を当てる。下まぶたラインもちょこちょこ塗り
下まつげの根元をブラウンの細いラインで埋めていくと、自然に目の縦幅が大きくなります。描くのは目尻から5mm内側の位置から、目頭の5mm手前まで。


■14:囲んでしまうのはNG。色をのせるのはまつげが生えている範囲のみ
目頭から目尻まできっちり描くと、上まぶたラインとつながって目をぐるりと囲むことになり、きつい印象に。目頭と目尻をあけて抜け感をつくりましょう。

これでアイラインの描き方で目元の印象が激変することがわかったはず。下がり目尻を引き上げ、目を大きくする驚異の効果を試さない手はありません! 10年前の強い目元になるのは簡単です。

これで完成!
劇的な若返り効果が得られる「アイラインの描き方」。印象年齢がマイナス10歳に
■目元が若返る「下まぶたアイライン」の引き方

■1:黒目を大きく見せるブラウンのアイラインをひく
まず中央の黒目の幅(約1cm)から小刻みに、ペンシルを左右に動かしながら描く。このときペンシルは寝かさずに垂直に立て、ラインが太くならないように先端を使うこと。きつさが出ないように、なるべく細いラインに仕上げましょう。

■2:目尻側は5mmあける
次に目尻側5mm手前までラインを描く。たるみ目尻がキュッと引き上がり、若々しい印象に。目尻まできっちり描くとラインが強調されすぎてきつくなるうえ、目が小さく見えることも。抜け感をつくるだけで、ナチュラル感が生まれます。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部