加齢と共に、自分の顔が若いころより幸薄そうな顔・ボンヤリ顔になったと感じたことはありませんか? 実はそれ、目元のくぼみとたるみが進行しているサインです!
目元の印象は、顔全体の印象に恐ろしいほど影響しています。老け印象が加速するからこそ、その前にくい止めることが必要不可欠。くぼみやたるみを放置すれば大ジワにつながるため、一刻も早く対策しなければいけません。
そもそも、たるみ・くぼみ・大ジワといった目元の悩みは、目の周りにある眼輪筋の劣化によって引き起こされています。しかしこの眼輪筋は、スマホやパソコンなどで日常的に酷使されているのが現状。若々しい目元に復活するためには、使いすぎの筋肉をほぐし、鍛え、弾力を取り戻すことが重要です。
そこで、アンチエイジングデザイナーの村木宏衣さんから、下まぶたのたるみ&くぼみ、上まぶたのたるみ&くぼみ、目尻の大ジワにアプローチするトレーニングを教えていただきました。以下から、トレーニング前に行いたいウォーミングアップと一緒にご紹介します。
若々しい目元になって顔の印象が変わる「眼輪筋トレーニング」
目元悩みはリンパを流して、こり固まった筋肉をほぐすのが先決!
まずは、なぜ不幸顔・ぼやけ顔を防ぐために眼輪筋マッサージをすべきなのかを解説します。村木さんは、「筋肉の弾力がなくなると、たるみやシワができやすくなります」と主張。これには目元マッサージで対策するより、深部リンパを流すトレーニングが最適なのだそうです。
「目元は皮膚が薄いため、マッサージでは摩擦によるダメージが心配です。なので、筋肉を動かすトレーニングがオススメ。筋肉は老廃物がたまると硬くなり、ビーフジャーキーのような状態に。こうなると、肌表面にもたるみやくぼみ、シワが出現。でも深部リンパを流せば、筋肉の弾力を復活させられ、お餅のようにやわらかく、ハリのある状態へと変えていけます。筋肉は、いくつになっても復活させられます」(村木さん)
さらに、「額の前頭筋で目を開けている人も多く、ここがこり固まっていると目の周りだけトレーニングしても効果が出にくいので、まずここからほぐして」とアドバイス。つまり、目元のたるみ・くぼみ・大ジワ悩みは眼輪筋だけでなく、額の前頭筋もほぐすことが重要だということです。
ウォーミングアップ・・・こり固まった額の前頭筋をほぐす
眼輪筋トレーニングの前に、額の前頭筋のマッサージを行いましょう。手で軽く握りこぶしをつくり、額におきます。両手を離しすぎず、眉頭の上に小指が来る位置からスタート。ひじをテーブルにつき、寄りかかる。頭の重みを利用して、額の骨に圧をかけるようにし、こぶしを1か所につき5回、クルクルと回してみてください。
下まぶたのたるみ&くぼみ・・・下まぶただけで閉じる訓練を!
下まぶたのたるみ&くぼみには、指先を使ったトレーニングを。まずは人さし指で、上まぶたの眼輪筋をとらえます。そのまま軽く押さえて固定したら、下まぶただけで閉じるように動かしましょう。これを10回行います。反対側も同様に行ってください。すぐにできない場合は、下記のマッサージをトライしてみましょう。
上まぶたのたるみ&くぼみ・・・眼輪筋の弾力をふっくらさせる
上まぶたのたるみ&くぼみには、指の関節をトレーニングを。机などにひじをついて、人さし指の第二関節の面を眉毛に当てます。頭の重みを利用して圧をかけましょう。まずは指を眉間に近い部分に当て、「ウンウン」と小さくうなずきます。目の周りの骨に沿うようにして、位置を変えながら押さえてください。
目尻の大ジワ・・・眼輪筋の緊張をとってシワを解消!
目尻の大ジワは、2本の指を使ったトレーニングを。まずは目尻を人さし指と中指で固定します。押さえる場所は、こめかみよりも目に近い部分を。目尻の筋肉だけでなく、その奥にある骨もしっかりと指で感じて押さえましょう。指で垂直に圧をかけ、まぶたを10回開閉します。目はできるだけ大きく開いてください。反対も同様に行います。
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誰だって、どんどん不幸顔・ぼやけ顔になっていくのは避けたいもの。今すぐ眼輪筋を鍛えるトレーニングを始めて、若いころと変わらない顔を維持していきましょう!
公式サイト
- PHOTO :
- 鈴木 宏
- HAIR MAKE :
- 高松由佳(steam)
- MODEL :
- 真樹麗子(Precious専属)
- EDIT :
- 長田和歌子、佐藤友貴絵(Precious)