「フォーシーズンズリゾート フアラライ」では、安全な食材を使いたいとの思いから、メニューにだされる食材を敷地内で養殖・栽培を行っている。「フォーシーズンズリゾート フアラライ」が掲げる理念を、ゲストにも知ってもらうべく、養殖・栽培風景を見学してもらい、そこでとれた食材を使った料理を振る舞うのが「シーフード エクスペリエンス」だ。

ハワイの食文化の奥深さに触れる、食材にまつわるエクスペリエンス

リゾート内で育てている魚介類を知る|シーフード エクスペリエンス

オイスターを養殖している広々とした池
オイスターを養殖している広々とした池

養殖をしている風景を単純に見学するだけではない。帯同するガイドが牡蠣の生態や採苗から収穫までのプロセスについて詳しい説明もしてくれる。ハワイ島は牡蠣にとって最適な生育環境のため短期間で育つ。「フォーシーズンズリゾート フアラライ」で養殖している牡蠣は海水量を調整して味に変化をつけている。そういった情報も得られ、知識欲も満たされるだろう。

池で育てる前に2日ほど桶に入れておく。ここで海水量を調整し、味に変化をつける
池で育てる前に2日ほど桶に入れておく。ここで海水量を調整し、味に変化をつける

続いて、エビを飼育している「ハーブガーデン」へ。こちらではエビを育てており、ゲストがそれをとることもできる。

つかまえても、ビチビチと跳ねる活きの良いエビ
つかまえても、ビチビチと跳ねる活きの良いエビ
「ハーブガーデン」ではバナナやパイナップルをはじめとするトロピカルフルーツや野菜も育てている
「ハーブガーデン」ではバナナやパイナップルをはじめとするトロピカルフルーツや野菜も育てている

その日のディナーは「シーフード エクスペリエンス」でとった食材を使った料理が登場する。

リゾート内で養殖した牡蠣を使った「フアラライ・オイスター ウニ、スベリヒユ、ポン酢のジュレ」
リゾート内で養殖した牡蠣を使った「フアラライ・オイスター ウニ、スベリヒユ、ポン酢のジュレ」
軽く叩いた中トロをのせたフレンチトースト
軽く叩いた中トロをのせたフレンチトースト

フレンチトーストの上にのった中トロは、弾力があって甘い。「フォーシーズンズリゾート フアラライ」のダイニングで出されるシーフードがどれも新鮮なのは、細心の注意を払って育て、とれたばかりものを提供しているからだと納得できるはずだ。

シーフード エクスペリエンス

  • 料金:1人$385

ハワイの特産品のひとつであるシーソルト。料理に欠かすことのできない塩は、リゾート近くの塩原で採取するのがこのエクスペリエンスだ。

ミネラル豊富なシーソルトを採取する|ソルト ハーベスティング

ハワイ島らしい溶岩の海辺で塩を採取する
ハワイ島らしい溶岩の海辺で塩を採取する

塩作りの歴史や古代の製塩方法について学びながら採取したあとはリゾートに戻り、プライベートクッキングクラスが開講する。この日はアヒマグロのポケを手作りしたほか、シェフが仕込んでいた「カンパチの塩釜焼き」を目の前で仕上げてくれた。

塩釜を叩き割って、蒸したカンパチを取り出す
塩釜を叩き割って、蒸したカンパチを取り出す

シェフの手引で作った料理で、そのままランチとなる。

「カンパチの塩釜焼き サフランと柚子のアイオリソース フェンネル&シトラスのスローサラダ、昆布」
「カンパチの塩釜焼き サフランと柚子のアイオリソース フェンネル&シトラスのスローサラダ、昆布」

ハワイ島でとれる塩はミネラルが豊富で、塩味がしっかりと感じられる。また塩の食べ比べもでき、それぞれの味わいの違いを感じるのも楽しい。

ソルト ハーベスティング

  • 料金:1人$ 450

自然を生かした施設でゲストをもてなす「フォーシーズンズリゾート フアラライ」だからこそ、環境にやさしい配慮がなされている。施設やサービスの良さだけを見るのではなく、これらのエクスペリエンスを通して、ハワイ島の食の魅力をより深く知ってはどうだろうか。

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この記事の執筆者
フリーランスのライター・エディターとして10年以上に渡って女性誌を中心に活躍。MEN'S Preciousでは女性ならではの視点で現代紳士に必要なライフスタイルや、アイテムを提案する。