くせ毛に悩む方におすすめのシャンプー&ケア方法をご紹介。そもそもくせ毛の原因とは?どんなタイプのシャンプーを選んだいいのか?など、美髪のプロが原因と改善方法を伝授します。
【目次】
くせ毛は頭皮の毛穴の歪みが原因
加齢により毛穴が楕円形に?おすすめのシャンプーは?
くせ毛のいちばんの原因は、毛穴の歪みです。加齢による顔の筋肉や頭皮の筋膜の衰えによって、毛髪を取り囲む組織層である毛包が緩み、丸かった毛穴が楕円形に…。そうなると、毛母細胞でつくられた髪が成長するときに、くせやうねりがでやすくなってしまいます。
皮膚のたるみが集まる耳上や襟足などを中心に、急にくせやうねりが強く出る場合も…。とくに頭皮の弾力がない人や皮膚が薄い人は、毛穴も歪みやすいので注意が必要です。
くせ毛の人の髪内部はタンパク質分布が不規則で偏っていて水分量が一定でないのも特徴です。乾燥ダメージによって、くせやうねりが強まるので、シャンプーやアウトバストリートメントを選ぶときは、保湿力の高さをひとつの基準にするとよいでしょう。(AMATA代表・毛髪診断 美香さん)
【くせ毛におすすめのシャンプー】




【くせ毛・うねり対策】美髪のプロに聞いた、本当の原因と2つのケア方法
くせ毛の人は頭皮がオイリー肌かも?
頭皮タイプをチェックしてケア方法を見直そう
\日本人の頭皮タイプは大きく分けて2つ!/




頭皮タイプ別のトラブル解決方法は?
また、このタイプの人は洗いすぎにも注意ですね。頭皮はシャンプー後3〜4時間で皮脂の状態が整うので、あまり洗いすぎると皮脂が少ない状態の時間を長くつくってしまうことになります」(渋谷さん)
また、最近は頭皮をケアする保湿剤なども出ていますが、オイリー肌の人はギトギトしたクリームやゲルタイプのものは、使用せず化粧水のようなミストタイプが良いですね。逆に乾燥肌の人は、ゲルタイプの保湿剤などはおすすめです。
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正しいシャンプーで頭皮を健やかに
(1) ブラッシング
まずは、ブラシで軽くブラッシングします。そうすることで髪表面のほこりが取れ、頭皮の汚れを浮き上がらせてくれます。
(2)ぬるめのお湯で予洗い
シャンプーをつける前に、お湯で頭皮と髪をしっかりとすすぐ「予洗い」をしましょう。お湯の温度は38度前後がベスト。あまり熱いお湯で洗うと必要な皮脂が取れすぎてしまい、頭皮の乾燥を招く恐れもあるので注意してください。髪の表面だけではなく、内側と頭皮にも十分にお湯を行き渡らせると、少量のシャンプーでもしっかり泡立ちます。
(3)シャンプーで洗う
予洗いが終わったら、シャンプーで洗いましょう。シャンプー剤は、髪や頭皮に必要なうるおいは残し、不必要なものは取り除く保湿効果の高いものがおすすめです。シャンプーの量はさくらんぼ大を目安にし、指の腹で頭皮をもみほぐすように洗います。爪をたてて洗うと、頭皮が傷ついてしまうので注意。
(4)しっかりすすぐ
シャンプーが終わったら、しっかりすすぎます。シャンプーの2倍くらいの時間をかけ、泡が残らないようにすすいでください。とくに、生え際や襟足などは念入りにすすぎましょう。
(5)ヘアドライ
シャンプー後はタオルで十分に水気をふき取ります。その後、ドライヤーを使って短時間で乾かすようにしてください。このとき、ドライヤーを近づけすぎると頭皮と髪を傷めてしまうので、ある程度距離を離します。最後に冷風を髪全体にあてて、頭皮をクールダウン。髪のキューティクルも引き締めましょう。
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シャンプーをしながらできる頭皮マッサージがおすすめ
(1)5本の指で前頭部の地肌をセンターに寄せる

お湯でしっかりと予洗いしたあと、シャンプーをよく泡立ててスタート。生え際から頭頂部に向かって、「パー」の手でセンターに地肌を寄せるようにして、頭蓋骨を洗うイメージで行います。1か所につき5回動かしましょう。むくみを取ってくれる効果大!

このとき、前頭部の額の生え際からスタートし、耳と耳を結ぶ「カチューシャライン」まで4回に分けて指を移動させます。
(2)側頭部は耳からこめかみまで洗う

耳の上からこめかみにかけて、3回に分けて徐々に上がっていくように前後にスライドさせて洗います。5本の指を地肌に沿わせ、1か所につき5往復動かして。ここでも、しっかり頭蓋骨を意識して、骨を洗うイメージで洗っていきます。

側頭部は、耳の上に5本の指先をつけ、頭部の丸みを意識しながら洗うのがコツ。ここでは耳の上からこめかみまでを洗います。耳の周りはこっていることが多いので、念入りに。
(3)側頭部から頭頂部を上下に細かく洗う

今度は側頭部から頭頂部に向かって洗います。1か所につき5往復、地肌を動かすように細かく上下に動かし、頭頂部へ向かっていきます。6か所目で頭頂部で合流し、最後は左右の指が交差するように合わせましょう。表面をこするのではなく、骨をイメージするのがコツです。

耳の上からスタートし、頭頂部で左右の指が交差するポイントが終点です。5本の指を頭皮に沿わせ、丸みのある頭部を意識して洗いましょう。
(4)後頭部は上下に細かくほぐすイメージで

耳の後ろの生え際から、上下に細かくスライドさせながら下から上へと洗います。1か所につき5往復動かし、だんだんと頭のセンターに向かっていくイメージで。洗い残しがなければ、すすぎをしっかり行います。「もういいかな」と思ってからさらに1回、すすいで。

耳を囲うように5本の指を頭皮に当て、センターに向かって洗っていきましょう。5か所目で両手がちょうどぶつかるくらいがベスト。
1回2分、しかも毎日のシャンプーと一緒に行うことができる頭皮マッサージ。習慣化すれば頭皮のコリもむくみも解消、表情にも変化が。さっそく今日から試してみてはいかがですか?
※商品の価格はすべて税抜です。
- TEXT :
- Precious.jp編集部