【目次】

黒髪に似合う「アイブロウアイテムの色」は?


 
尾花 ケイコさん
ヘア&メイクアップアーティスト
(おばな けいこ)雑誌『Precious』をはじめ、数多くの女性誌やTVなどで活躍。清潔感のある美しさを引き出すメイクテクニックで業界人からも信頼が厚い。特に眉メイクの美しさには定評あり。美眉師としての認知度も高く、眉コスメの開発も手がける。

■「自然な影色のカーキブラウン」で仕上げると知的に映る

薄づきのカーキブラウン。きつく見えない絶妙カラー

カーキ、チャコールブラウン、イエローホワイトセットで、ダークな髪色の人向き。いちばん右のイエローホワイトをノーズシャドウ位置に塗布して光効果でメリハリ感を演出する。SUQQU 3D コントロール アイブロウ 01 ¥7,150
SUQQU 3D コントロール アイブロウ 01 ¥7,150

 眉全体を染め上げるアイブロウパウダーの色は眉色に合わせるのか、髪色に合わせるのか迷うところですが、客観的に引いた状態で見たときの全体のバランスを考えると、髪色に合わせるのがいいでしょう。「黒髪やダークな髪色の人はグレーではなく、自然な影色と言われる緑ニュアンスのカーキブラウンが正解色。メリハリの効いた上品で知的なシャープ顔になりますよ」(尾花さん)。

自分に合う「眉アイテム」の選び方と使いこなし術3選|美眉師・尾花ケイコさんが徹底解説

黒髪に似合うアイブロウメイクアイテム


【1】コスメデコルテ「コントゥアリング パウダーアイブロウ」

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コスメデコルテ コントゥアリング パウダーアイブロウ BR302 ¥4,950

微調整しやすい軽快なパウダーで、ふんわりやわらかい眉に仕上がる。

【完売注意の雑誌付録】太さ/形/位置の正解が分かる「眉テンプレート」

【2】アディクション「アイブロウマスカラ マイクロ」

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アディクション アイブロウマスカラ マイクロ 004 ¥3,080

超極細ブラシを採用しているため、産毛までしっかりキャッチしてくれる。束になりにくいみずみずしいテクスチャーで、色はナチュラルなブラック。地眉色を邪魔せず、軽さをプラス。

使うだけで印象が変わる【眉マスカラ】4選|シャネル、ジバンシイ…最新をご紹介

【3】クレ・ド・ポー ボーテ「ジェルスルシル」

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クレ・ド・ポー ボーテ ジェルスルシル 102 ¥3,850

超極細ブラシを採用しているため、産毛までしっかりキャッチしてくれる。束になりにくいみずみずしいテクスチャーで、色はナチュラルなブラック。地眉色を邪魔せず、軽さをプラス。

眉マスカラの使い方は簡単!毛を立たせて、流して、整えるだけ|大人におすすめのアイテムもご紹介

黒髪に似合う透け感眉毛メイク

■NG例:重たい眉

「透け感」仕上げの秘訣は、眉の上辺に色をのせず、マスカラで毛の存在感を最大限に出すこと!

眉_1

【「透け感眉」〜プロセスを大公開〜】

■1:薄茶を眉中から眉山へ直線的にのせていく

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上部1/3には色をのせない。色をのせる前に、一度スクリューブラシを使って毛を起こすようにして立てる。その後、平ブラシに薄茶をとり、眉頭1cmくらいあけた部分から、平らな面の幅を生かして眉山まで直線的にのせていく。眉毛の上辺はのせないでOK。

■2:眉山から眉尻へは細くなだらかに

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眉山から眉尻へ。眉尻の位置を決めたら、眉山から眉尻にかけては、平ブラシの幅広い面から細い面になるように持ち替え、角度がつきすぎないように気をつけながら眉尻まで色をのせていく。眉尻の最後はスッと力を抜いてのせて。
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眉尻の決め方は口角→目尻の延長線上で。カジュアルで軽やかな印象に見せたい「透け感眉」の場合は、短めの眉尻がおすすめ。口角から目尻を通る延長線上を眉尻に設定しましょう。

■3:眉頭は眉中から戻るようにしてのせる

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眉頭も上部1/3には色をのせない。眉頭は色をのせる塩梅がとても難しい部分。特に眉頭の上部も、眉中から眉尻と同様に色をのせないで。眉頭の下部2/3のみ、平ブラシの幅広部分を使い、眉中から眉頭へ戻るようにのせる。これは眉頭に不自然に色が濃くのるのを防ぐため。

■4:眉山の下側に濃い茶でひと筋のラインを

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眉山の下辺りがアーチになっていて、直線的な太眉を描くには毛の存在感がなく心もとない場合は、薄茶だけでは下辺はカバーしづらい場合も。地毛の色に近い濃い茶で平ブラシの細い面を使って、直線的に1本ラインを引いて補っておく。

■5:薄茶をのせた上辺部分だけをブラシでぼかす

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薄茶で描いた部分をなじませるため、色をのせた上辺のみ、スクリューブラシでスッとぼかしていく。ブラシでとかす回数が増えると、色のパウダーが落ちていくので、1か所1〜2回程度に留めておくのがポイントに。やりすぎ注意。

【Tips】眉毛が足りない場合はリキッドペンで「毛」を描き足す

眉毛がまったくない箇所はパウダーだけだとのっぺりとして、立体感がなく見えてしまうことが。そこで、毛のない部分はリキッドタイプで、自眉毛の色に近い色のアイブロウペンを使い、毛を描き足すイメージで繊細に描いて足していって。

■6:眉頭は眉マスカラのブラシで真下へ塗る

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しっかり真下へしごく。眉マスカラは、毛をしっかりと立たせ、際立たせることが役割なので、しっかりと毛の360度につくように塗るのがコツ。まずは眉頭から。毛流れに逆らって、上から下へしっかりとブラシで数回繰り返しながら塗る。

眉中から眉尻は斜め45度に下げながら塗る

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眉頭を除いた部分は、斜め下45度に、毛流れと逆方向にマスカラを塗っていく。根元から毛先までしっかりと塗布するように数回繰り返して。

■7:今度は眉頭の毛を下から持ち上げつつ塗る

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パウダーをのせていない上辺をカバーするように毛を立たせる。眉毛の表側の面にもマスカラを塗っていく。毛流れを整えながら、眉頭上辺の薄茶を塗っていない部分を覆うようにしっかり毛を立たせるように塗る。ここも毛がフィックスするように数回繰り返して。

■8:眉中から眉尻は斜め45度に上げながら塗る

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上辺から毛が出るくらい思い切り立ち上がらせる。眉中から眉尻も薄茶をのせていない上辺を眉毛が覆えるように、しっかりと毛を立たせながら塗っていく。斜め45度に上げながら、数回繰り返し塗る。全体を塗り終えたら、眉毛が1か所に固まっていないかをチェックしながら整えて。

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この記事の執筆者
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