ファンデ選びにお困りの方に、大人世代のためのファンデの選び方をご紹介。ファンデを塗っても、余計に老けて見えてしまう・・・とお困りの方は、ファンデの選び方から見直してみませんか?

また、クッションファンデ、リキッド&クリームファンデ、パウダリーファンデの種類別に、デパコスでおすすめの人気ファンデもまとめました。毛穴レスになれるファンデの使い方や塗り方も、合わせて参考にしてみてください。

【目次】

老けないファンデの選び方


大人に必要なのは「艶と透け感」

肌欠点を隠す努力をするほどに、老けて見えるのはなぜでしょうか?
肌欠点を隠す努力をするほどに、老けて見えるのはなぜでしょうか?

ベースメイクは「何も塗ってないように見える、若々しい印象」になるのが理想。どのブランドもこれを目指してファンデーションを開発し、日進月歩しているのだから、最新のものを使わないのはもったいないこと。

選び方で何が間違っているのか、新作のなかでもどれを使うべきか、賢者に指導してもらいつつ、正しい塗り方、サポートアイテムの正しい合わせ方を学び直し、-7歳肌へと若返りましょう!

これだけファンデーションが進化しているにもかかわらず、〝素肌よりも老けて見えるベースメイク〞をしている人はまだまだ多い様子。まず見直すべきは、アイテムの選び方です。使ってはいけないもの、そして何を使うべきか、美容賢者の意見を聞いてみました。

老けない最新ファンデーションの「選び方」とは?

【回答してくれた美容賢者は…】近藤須雅子さん(ビューティ エディター)、松澤章子さん(ビューティ ディレクター)、野毛まゆりさん(美容愛好家)
【回答してくれた美容賢者は…】近藤須雅子さん(ビューティ エディター)、松澤章子さん(ビューティ ディレクター)、野毛まゆりさん(美容愛好家)
──ファンデーションの感触は好みが分かれるところですが、最も老ける選び方といえるのが、やや固めのファンデーションじゃないとシミや色ムラはカバーできない、という固定観念。これに囚われている人がいまだに多いと思うのですが…。
野毛さん(以下、野毛)塗りたてはシミも隠れてキレイですが、表情の動きについてこれずひび割れ状態に…。
素肌よりもシワが目立って怖い。
──でも厚塗りになるファンデーションは減っているのでは?
近藤さん(以下、近藤)実は今、若い子の間では、毛穴のないドール肌が流行っていて、あえて厚塗りになる
ファンデーションの人気が復活しているのよ。若い子は肌がピーンと張っているからキレイにつくし、もち
もいい。でも大人肌はかえってシワや乾燥が強調されがちです。
──ほかには粉っぽく白浮きしている人も目につきます。色白願望があるせいか、無意識のうちに明るめの色を選択しているのでしょうか…。
松澤さん(以下、松澤)それだけではなく、パウダリーを何度もつけ直している、もしくは仕上げのフェースパウダーを目一杯重ねているのかも。これもマットな白肌の原因ですね。
──せっかく時間をかけてベースメイクをしても若々しく見えない、というのは残念ですよね。
松澤 まずはファンデーション選びの見直しが必要ね。光反射効果やピグメントを駆使してトラブルをカバーする最新形を選ぶべき。
近藤 昨年までもてはやされていた〝すっぴん風美肌をつくる〞と謳われていたファンデーションは、私たち世代にはカバー力が物足りなかったけれど、今季のものはカバー力は申し分なし。特にクッションコンパクトのカバー効果は秀逸よね。
──今季は、本当に透けてしまう薄づきではなく、〝透け感を偽装し薄づきに見せる〞高度なワザを搭載したものがありますね。これならくすみ補正の下地はいらないですか?
野毛 くすみや色ムラを消すための色つき下地はもはや必要ないでしょう。粉体やピグメントが進化しているのだから、色補正もファンデーションにまかせていいのでは?個人的には密着を高めることを目的とした透明下地で十分だと思う。
近藤 くすんでようが、乾いていようが仕上がりが左右されないものを使えば、アレコレ重ねる必要がないし、時短メイクにもつながります!

【NG例】ファンデーション&下地の選び方

シミ隠しのために固いテクスチャーで厚塗り
シミが消えてもキメが潰れてマットな肌に。さらに表情の動きについてこれず、メイクくずれが激しいのも難点。
シミが消えてもキメが潰れてマットな肌に。さらに表情の動きについてこれず、メイクくずれが激しいのも難点。
色白に見せたくて明るい色を選び白浮き顔に
粉っぽい仕上がりに見えるばかりか、顔だけが妙に浮き上がって見えて、不自然に大きく見えてしまう。
粉っぽい仕上がりに見えるばかりか、顔だけが妙に浮き上がって見えて、不自然に大きく見えてしまう。
ピンクみが強い下地を使うと滑稽な赤ら顔に
血行のよいイキイキとした肌に仕上がる、と思い込み、ピンクの強い下地を仕込むと不自然な赤黒い顔に見える。
血行のよいイキイキとした肌に仕上がる、と思い込み、ピンクの強い下地を仕込むと不自然な赤黒い顔に見える。

老けない「クッションファンデ」2選

カバー力、質感が向上し、クッションコンパクトが定番化。長所はみずみずしさ!生っぽさとカバー力を両立

──これまでは、手抜きのためのファンデーション、もしくはリタッチ用のサブアイテム扱いだったクッションコンパクト。便利だけれど、カバー力が物足りない…という声も多かったですが、今季はハイブランドからも登場して大躍進。ファンデーションの新たなジャンルとして定番化しましたね。
近藤 なんといってもカバー力が上がったのが認知度を高めた理由。特に〝クレ・ド・ポー ボーテ〞の自然なカバー効果は圧巻。レーザー後の赤みが消えたうえに、仕上がりはまるで素肌のよう。
──スキンケア成分を閉じ込めやすい形状であることも、クッションコンパクトの利点ですね。
松澤 艶と潤いと透明感にあふれたセカンドスキンというべき自然な膜感がつくれる、その代表格が〝シャネル〞の『ヴィタルミエール グロウ』。光の効果で小ジワや毛穴の影をカムフラージュする機能と、メイクもち
を高める機能があり、輝く若々しい化粧膜で、長時間ラッピングしてくれるんです。
上から/ヴィタルミエール グロウ 全6色 SPF15 ¥6,900(シャネル)、クレ・ド・ポー ボーテタンクッションエクラ 全6色 SPF25・PA+++ ¥9,000(資生堂インターナショナル)
上から/シャネル ヴィタルミエール グロウ 全6色 SPF15 ¥6,900、クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ 全6色 SPF25・PA+++ ¥9,000
■1:濃密な艶の膜で覆い、カサつきがみるみる消える「シャネル ヴィタルミエール グロウ」

疲れやストレスによる小ジワやくすみを、最新の光コントロール技術で払拭するのが得意。またパワフルな潤い効果とラッピング効果を備えているので、リッチな保湿力を夜まで実感できる。「さすが光のスペシャリスト。肌を輝きと潤いでラッピングし、美肌に一新してくれます」(松澤さん)

■2:ハリを生む成分入りで、夕方までほうれい線が目立たない「クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ」

みずみずしいエッセンスのような感触の薄膜なのにカバー効果が秀逸で、艶のある美しい素肌ように装えるのが魅力。最先端のスキンケア成分を投入し、使ううちにハリのある肌へと整える効果も。「レーザー後の赤みもきっちりカバー。艶とハリがアップし、晴れやかな肌に」(近藤さん)

老けない「リキッドファンデ&クリームファンデ」2選

ハイカバーなのに厚塗りに見えない!シミを隠して艶も高まる、グロウタイプの理想形が誕生

──すっぴん風ベースメイクが流行ったことで、薄づきであることがなによりも重要で、カバー効果は二の
次でよし、とされていた風潮が何年か続いていましたね。
野毛 でも肌トラブルが目立つ世代には物足りなく、コンシーラーが手放せない人が多かった。けれども今季のリキッド&クリームタイプは粉体技術が飛躍的に向上。カバー効果はコンシーラー並みなのに、薄塗り風に見せる各社の工夫がスゴい。
──なかでも最も話題になったのが、粉体とベースのバランスを研究し尽くし、トラブルを隠しながら〝透き通る感〞をもたらす「アンプリチュード」の『ロングラスティング リキッドファンデーション』ですね。
松澤 すっとのびてピタッと止まるフィット感。シミ、くすみを完璧にカバーするのに、重苦しくなく素肌っぽい、待ち望んでいたベストアンサーともいえる秀逸品だと思います。
── 一方、ベースメイクに定評のある「SUQQU」は「時間とともに艶が変化する」という艶にこだわったファンデーションがリニューアル。
野毛 大人肌に絶対欠かせない艶に注目したのもそうですが、とにかくテクスチャーが秀逸。だれが塗ってもどうやって塗っても、筋ムラ、指ムラが起こらない。だから重ねてもキレイなので、薄いシミ、色ムラが厚ぼったくならずに隠せますよ。
左から/エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション 全7色 30g ¥10,000(SUQQU)、ロングラスティング リキッドファンデーション 全10色 SPF22・PA++30㎖ ¥9,000(アンプリチュード)
左から/SUQQU エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション 全7色 30g ¥10,000、アンプリチュード ロングラスティング リキッドファンデーション 全10色 SPF22・PA++30㎖ ¥9,000
■3:くすみ、色ムラを飛ばし、長時間美しい艶を維持する「SUQQU エクストラ リッチ グロウ クリーム ファンデーション」

美容成分を贅沢配合し、最上級に艶やか仕上げのタイプ。皮脂と混ざり合っても美しい艶を保ち、時間が経ってもキレイ。ムラにならず広範囲のくすみ、色ムラをカバーし、一気に肌が若返った印象に。「絶対に指ムラが起こらない、なめらかすぎる質感。重ねるごとに艶が増します」(野毛さん)

■4:肌にピタッと一体化して極薄膜でシミを隠してくれる「アンプリチュード ロングラスティング リキッドファンデーション」

肌への密着力が高く、薄づきなのにシミがきっちりカバーできる。とはいえ「透き通る感」にこだわったブレンドなので、重ねても厚くならず、まるで素肌が明るく美しく変わったかのような仕上がり。「透けて見えるのに肌悩みを完全カバー。軽やかなのに長もちです」(松澤さん)

【老けないファンデーション3】パウダリータイプ2選

光ワザの進化で粉っぽさなし。毛穴を消してサテンのような艶肌に!

──パウダリーファンデーションは手軽だけれど粉っぽい、全顔に塗ると厚ぼったく仕上がり顔が浮いて見える…そういう宿命のようなものを打破するために、各メーカーが試行錯誤し製品を開発しているせいか、年々、粉っぽさがなくなってきているのは事実。特に今季のパウダリーは粉体が軽やかになり、多少重ねても厚塗りに見えない。クッションやリキッドの生っぽい艶とは違い、正装感のある上品な艶になりますね。
野毛 普通、塗れば塗るほど毛穴やシワの凹凸が目立ってしまうものだったけれど、とにかく粉体が軽い「ゲラン」の『ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ』は、ふわっと凹みの影を隠し、美しくツルンとした陶器肌に。会食時などドレスアップしたときに使いたい。
──もうひとつ、まるでガラケーのようなスリムなフォルムの「コスメデコルテ」の『ザ パウダーファンデーション』の「透け感を装う光ワザ」にも注目ですね。
近藤 これほど手早く、厚塗り感がなく毛穴も色ムラもカムフラージュできるパウダリータイプは初めてかも。適当にのばしただけで、ハイレベルなベースメイクが完成するのは、忙しいときほどありがたい。
上から/ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ 全3色 SPF15 ¥7,500(ゲラン)、ザ パウダーファンデーション 全7色 SPF20・PA++ ¥5,000(コスメデコルテ)
上から/ゲラン ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ 全3色 SPF15 ¥7,500、コスメデコルテ ザ パウダーファンデーション 全7色 SPF20・PA++ ¥5,000
■5:小ジワと毛穴の凹凸を隠し続ける美肌粉体の入った「ゲラン ランジュリー ド ポー コンパクト マット アライブ」

軽やかなつけ心地でシルクサテンのような品のある艶を演出。スポーツウエアテクノロジーからヒントを得た処方で、表情の動きにもくずれにくく、小ジワ、毛穴の影をカバーし、なめらか肌を維持。「たるみ毛穴カバー効果はかなりのもの。凹凸のない澄んだ肌に整えてくれます」(野毛さん)

■6:光を取り込む量が別格。素肌感を損なわず影を消す「コスメデコルテ ザ パウダーファンデション」

素肌に近い光の反射特性をもつ特殊なパウダーが、光の透過量の高い化粧膜を形成するので、仕上がりは素肌のよう。保湿成分をたっぷりと含んだキメ細かいパウダーなので粉感がないのがいい。「毛穴を消すほどサラスベなのに艶が出る。ハイレベルの光ワザがすごい」(近藤さん)

きちんと塗っているのになぜ老ける?「マイナス7歳肌」になれるファンデーション6選

大人の艶肌が手に入る、人気のデパコス「クッションファンデ」


■ジョルジオ アルマーニ ビューティ「マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション」

マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション 全6色 15g SPF23/PA+++ ¥8,500
ジョルジオ アルマーニ ビューティ マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション 全6色 15g SPF23/PA+++ ¥8,500

「マイ アルマーニ トゥ ゴー クッション」は、みずみずしい潤いがありながらカバー力もあり、上質感な艶が出て、素肌がキレイになるようなナチュラルな仕上がり。アートピースのようなパッケージに、抗菌加工の専用パフを携え、携帯にも便利なファンデーションです。

厚塗り感はないのにしっかりとカバーでき、塗った感ががなく、元々肌がきれいな人というイメージになれるファンデーションです。ジューシーなツヤ感が出て高い保湿力があり、大人が使えるクッションファンデーション。「顔にポンポンのせるだけで、手間をかけて作ったようなきれいな肌が完成する」というお声もいただいております。

ジョルジオ アルマーニ ビューティ PR担当:大友さん

一番売れたファンデーションはSUQQU?RMK?【伊勢丹新宿店・売り上げランキング】

■ラ・プレリー「SC エッセンス-イン-ファンデーション 」

SC エッセンス-イン-ファンデーション SPF25/PA+++ 15ml×2 ¥22,000
ラ・プレリー SC エッセンス-イン-ファンデーション SPF25/PA+++ 15ml×2 ¥22,000

スキンキャビアから特殊な方法で抽出したハリと保湿の「スキンキャビアウォーター」をベースに、「スキンキャビアエキス」やオタネニンジン根エキス、スギナエキス、糖タンパクからなる独自の複合保湿成分「セルラーコンプレックス」など、美容成分をふんだんに配合し、ハリや引き締めのファーミング効果を実現。

また、ファンデーションの色の芸術的な効果を引き出すために、保湿効果のあるアミノ酸でコーティングされたピグメントと、やわらかな球体で光を発散する、ソフトフォーカス処理したパウダーがブレンド。肌の上で滑らかに伸び、欠点をカバーしながら、艶めく美肌に。SPF25/PA+++と、紫外線対策もバッチリです。

「スキンキャビア」を配合したラ・プレリーのクッションファンデなら、完璧な肌が叶います

■ランコム「ブラン エクスペール クッションコンパクト L n」

ランコム ブラン エクスペール クッションコンパクト L n SPF36・PA+++  レフィル ¥5,200(1個入り) レフィル ¥7,200(2個入り) ケース ¥1,300 シェード: 全2色 (BO-01, O-01)
ランコム ブラン エクスペール クッションコンパクト L n SPF36・PA+++  レフィル ¥5,200(1個入り) レフィル ¥7,200(2個入り) ケース ¥1,300 シェード: 全2色 (BO-01, O-01)

成分の30%以上が水分と天然の保湿成分からなるクッションファデーションだから、24時間潤いが続き、生肌のツヤを表現します。みずみずしくライトなテクスチャーに、優れたトリートメント効果がプラス。軽いつけ心地とは思えないプロテクション効果もあり、酸化の原因となる汚染物質からも肌をしっかり守ってくれます。

新作クッション・クリームファンデーション5選【2019年春夏】|シャネルやランコムなど人気ブランドから続々!

■クレ・ド・ポー ボーテ「タンクッションエクラ」

クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ SPF25・PA+++ 全6色 ¥9,000
クレ・ド・ポー ボーテ タンクッションエクラ SPF25・PA+++ 全6色 ¥9,000

「上質な肌をつくるファンデーションでは他の追随を許さないクレ・ド・ポー ボーテの「タンクッションエクラ」は、欠点カバー力、上品なツヤ、素肌感、遠目からもパッと目を引くような発光感、どこをとっても納得の逸品は、クッションファンならずとも、一瞬で美肌をつくりたい人を魅了するはずです」

(美容ジャーナリスト・齋藤 薫さん)

マリリン・モンローへの世紀の誤解!本当に気まぐれで軽薄な女だったのか?

毛穴レス美肌を叶える、クッションファンデの使い方

■半顔に使用する正解の使用量

最も厚塗りになる危険あり。パフの半分の量が最適。粉っぽさを回避するには、とる量を加減するのが最善策。特に目の下、口周りは乾きやすいので薄くのせること。
最も厚塗りになる危険あり。パフの半分の量が最適。粉っぽさを回避するには、とる量を加減するのが最善策。特に目の下、口周りは乾きやすいので薄くのせること。

■2回に分けて、半顔ずつ塗布

1回目は方頬、額、鼻を塗る。2回目は方頬、口周りを塗る。
1回目は方頬、額、鼻を塗る。2回目は方頬、口周りを塗る。

線で示したように、顔をふたつのエリアに分けて塗布を。シミ、くすみがカバーしきれなかったら、最後に重ねづけすればいいのではじめは少量を心がけて。

■しっかり塗るところ、薄く塗るところ、塗らないところを意識

ファンデーションをキレイに塗る、というのは顔全体に均一の厚さで塗ることではありません。場所によって「しっかりと塗るところ」「薄く塗るところ」「塗らなくていいところ」があり、プロはそれを意識しているから、自然で美しい肌に仕上げることができるのです。

頬のいちばん高い位置はしっかりカバーして、艶感を強調。フェースライン、生え際は塗らない。それ以外の額、目周り、口周りはよく動いてヨレやすい場所なので、なるべく薄めに仕上げること。

この法則を守るとメリハリ感まで生まれ、小顔効果も得られます。

生え際は塗らない、フェースラインは塗らない、ぼかすだけ。頬はしっかりと塗ってカバー、頬以外はなるべく薄く仕上げる。
生え際は塗らない、フェースラインは塗らない、ぼかすだけ。頬はしっかりと塗ってカバー、頬以外はなるべく薄く仕上げる。

■頬骨の高い位置からのばす

頬骨の高い位置からのばす。
頬骨の高い位置からのばす。

ベースメイクを美しく仕上げるためには、ファンデーションをどこから塗り始めるのか、が重要。なぜなら最初につけたところに多くつくので、艶が欲しいところ、くずれにくいところから始めるべき。なので、塗り始めのスタート地点は「頬骨のいちばん高い位置」が正解です。

今までのファンデーションの塗り方の常識とされてきた「内側から外側」の方向で塗ってしまうと、目の下に厚くたまりやすく、ヨレやくずれの原因になるので、これが習慣化している人は、すぐに変えましょう。

額は眉間の少し上から放射状に生え際に向かってぼかしていくと自然だし、小鼻や口周りは厚塗りにせず、指やスポンジに余ったものを薄く塗ってヨレを防止。これを気をつけるだけで、長時間、メイクくずれが起こらず若々しい印象をキープできます。

■グイグイと力まかせに塗らない!スタンプ塗りが正解

クッションコンパクトはスタンプ塗り。みずみずしい感触なだけに、滑らすように塗ると肌に密着しない。軽くたたきながら密着させるのが正解。
クッションコンパクトはスタンプ塗り。みずみずしい感触なだけに、滑らすように塗ると肌に密着しない。軽くたたきながら密着させるのが正解。

適量が多すぎる、塗る方向が違う!ファンデーションの「老ける塗り方」を見直す5つのポイント

大人の艶肌が手に入る、人気のデパコス「リキッドファンデ」


■イヴ・サンローラン・ボーテ「リキッドファンデーション」

左から/タン ラディアントタッチ エクラ SPF22/PA++ 30ml 全7色 ¥6,600・ラディアント タッチ オールインワン グロウ ファンデーション SPF23/PA+++ 30ml 全5色 ¥6,300・アンクル ド ポー オール アワーズ ファンデーション SPF20/PA+++ 25ml 全4色 ¥6,600・タン アンクル ド ポー SPF18/PA+++ 25ml 全7色 ¥6,600
左から/タン ラディアントタッチ エクラ SPF22/PA++ 30ml 全7色 ¥6,600・ラディアント タッチ オールインワン グロウ ファンデーション SPF23/PA+++ 30ml 全5色 ¥6,300・アンクル ド ポー オール アワーズ ファンデーション SPF20/PA+++ 25ml 全4色 ¥6,600・タン アンクル ド ポー SPF18/PA+++ 25ml 全7色 ¥6,600

■1:タン ラディアントタッチ エクラ

軽やかかつ肌に吸いつくようなつけ心地で、塗った瞬間に顔全体に光を纏うような上質な輝きとツヤが手に入ります。透明感とハリのある立体肌へ。SPF22/PA++ 30ml 全7色 ¥6,600

■2:ディアント タッチ オールインワン グロウ ファンデーション

フォーミュラの半分以上が水相成分。肌にのせた瞬間に水のヴェールが心地よく弾け、潤いに満ちた美肌を叶える薄膜タイプです。SPF23/PA+++ 30ml 全5色 ¥6,300

■3:アンクル ド ポー オール アワーズ ファンデーション

肌悩みを悟らせないほどハイカバーなのに厚塗り感がなく、素肌のような清らかな仕上がりに。肌隙のない透明フォギーな肌に整います。PF20/PA+++ 25ml 全4色 ¥6,600

■4:タン アンクル ド ポー

リキッドの滑らかさとパウダーの軽やかさを併せ持つ新テクスチャーで、極薄ヴェールを形成し、フォギーな肌が一日中持続。カラーバリエの豊富さもうれしいポイントです。SPF18/PA+++ 25ml 全7色 ¥6,600

デパコス1番人気!YSLの「美肌が叶うファンデーション」ぜんぶ見せます

■シスレー「シスレイヤ ル タン」

細胞を活性化しコラーゲンの生成を積極的に促すという、エイジングケアクリーム並みの成分を高配合。肌色補正と同時にハリを立て直し、たるみをケア。真摯なお手入れでつくったような艶とハリが甦る。シスレイヤ ル タン 30ml ¥16,000
細胞を活性化しコラーゲンの生成を積極的に促すという、エイジングケアクリーム並みの成分を高配合。肌色補正と同時にハリを立て直し、たるみをケア。真摯なお手入れでつくったような艶とハリが甦る。シスレイヤ ル タン 30ml ¥16,000

『シスレイヤ ル タン』は、シスレーが誇る高機能クリーム『シスレイヤ インテグラル』の才能をそっくりシェアするファンデーション。というと、感触リッチなクリームタイプを想像しますが、テクスチャーはクリームとリキッドのハイブリッドといった感じのみずみずしさ。膜で覆うのではなく、しみ込むようになじんで明るいセカンドスキンをつくってくれます。

ゆるみ毛穴に落ちることもなく、シワも窪みもふっくらさせてカムフラージュ。かつてない肌との一体感が感動的です。

シスレーのファンデーション「シスレイヤ ル タン」が、かつてない一体感を生む

■ディオール「プレステージ ル フルイド タン ドゥ ローズ」

パルファン・クリスチャン・ディオール プレステージ ル フルイド タン ドゥ ローズ 30ml SPF25・PA+++ 全5色 ¥13,000*カブキブラシ付き(2019年9月6日発売)
パルファン・クリスチャン・ディオール プレステージ ル フルイド タン ドゥ ローズ 30ml SPF25・PA+++ 全5色 ¥13,000*カブキブラシ付き

肌に潤いを届ける、グランヴィル ローズの微量要素を配合した、「プレステージ」シリーズの新しいリキッドファンデーション。疲れてくすんだ肌をいきいきとした状態に導き、バラの花びらのようなワンランク上のツヤ肌に仕上げます。

今回ディオールのファンデーションで初めて、ゴールドを豊かに含むローズ マイクロ パールをフォーミュラに投入することに成功。肌にのせると瞬時にローズゴールドの光を放ち、透明感のあるツヤめく状態に導きます。

塗り方のポイントは、付属のカブキブラシで、円を描くように動かしながら塗布すること。均一でなめらかな肌に仕上がります。やわらかな感触のブラシなので、敏感な目もとに使うことも可能です。

40代おすすめ新作リキッド・クッションファンデーション10選【2019年秋冬】老け見え肌もハリ艶アップ!

■ゲラン「パリュール ゴールド フルイド」

ゲラン パリュール ゴールド フルイド 30ml SPF30・PA+++ 全6色 ¥11,400(2019年8月30日発売)
ゲラン パリュール ゴールド フルイド 30ml SPF30・PA+++ 全6色 ¥11,400

2009年に誕生し、上質な大人の肌に仕上げるファンデーションとして、人気を誇ってきた「パリュール ゴールド フルイド」が進化。ゴールドの輝きはそのままに、保湿力とカバー力が加わり、長時間若々しい上質肌が続きます。

肌にのせるとなめらかに伸びて、ぴったりフィット。厚塗り感なく肌悩みを自然にカバーし、ツヤとハリのある肌に導きます。また、ミネラルオイルが配合されており、使うたびになめらかな肌に。保湿力がありながら、ヨレにくいのも、嬉しいポイントです。

40代おすすめ新作リキッド・クッションファンデーション10選【2019年秋冬】老け見え肌もハリ艶アップ!

毛穴レス美肌を叶える、リキッドファンデの塗り方

■ひんやり引き締め保湿マスクでさっぱり潤す

保湿マスクでたっぷりと潤いを。
保湿マスクでたっぷりと潤いを。

毛穴レスのためのベースメイクは、しなびた毛穴をたっぷりと潤してハリをもたせ、同時にキュッと引き締める素肌ケアから始まります。そこで活用したいのは、保湿と引き締め効果があり、肌を冷やす作用を併せもつ日中用のマスク。 日中専用のものでなくとも、保湿マスクを冷蔵庫で冷やして代用可能です。

■引き締め作用のある化粧水をコットンで

収斂化粧水をコットンで押さえるようになじませて。
収斂化粧水をコットンで押さえるようになじませて。

メイク前は、毛穴をひたすら引き締めるのが鉄則です。化粧水には柔軟・保湿・収斂(しゅうれん)の3種がありますが、ここで必要なのは毛穴を引き締める効果のある収斂化粧水。皮脂毛穴対策ではないので、大人仕様のアルコールが少ないタイプのものを、コットンで押さえるようになじませていきます。

■毛穴を目立ちにくくする下地で、薄く自然に埋めて

フィラー下地で毛穴を薄く自然に埋める。
フィラー下地で毛穴を薄く自然に埋める。

スキンケアで潤して冷やして引き締めた毛穴を、埋めてなめらかに整えるためには、「フィラー」と呼ばれる毛穴を目立たなくしてくれるタイプの下地を用意しましょう。使い方のコツは、とにかくつけすぎないこと。薄く、でも確実に毛穴に行き渡るようにつけることで、なめらかで美しいメイク肌を長時間キープすることができます。

■優秀なリキッドファンデーションをブラシで丹念に筆づけ

リキッドファンデをブラシで磨くように。
リキッドファンデをブラシで磨くように。

艶やかな仕上がりがかなうリキッドファンデーションを、上質なブラシで磨き込むつもりでつけていきます。少量を含ませ、毛先を左右上下にムラなく往復させていきましょう。毛穴肌にファンデーションが行き渡り、同時に余計な分は自然とブラシが掻き出してくれます。くずれにくいのに美しい、理想の極薄メイク肌の完成です!

以上、リキッドファンデーションとブラシを使って、毛穴を目立たせなくする基本のメイク術を、取り入れやすい4ステップでご紹介しました。ベースメイクの段階でいかに毛穴をしっかりと隠すことができるかが、毛穴が目立たない美しい肌を長時間維持するための秘訣だということがおわりいただけたかと思います。

毛穴を隠す「朝メイク」を4ステップで解説!


※商品の価格はすべて税抜です。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。